第20話『炎の舞/涙の運命』 | |
2005.02.17放送 | |
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夜中、巧海の病室に現れる奈緒。この前の戦いで傷を負った奈緒は、その恨みを晴らそうと巧海を襲おうとしていたのだ。だが、奈緒が巧海に手を掛けようとした瞬間、病室に飛び込んできた晶が、間一髪のところで巧海を救い出す。そしてチャイルド「ゲンナイ」を出現させた晶は、巧海をつれて病院から逃げ出した。 復讐心から、動揺させるために舞衣に電話を掛ける奈緒。巧海と晶を追いかけていると言う奈緒に、やめるよう舞衣は懇願する。しかし、奈緒は一方的に電話を切る。愕然とする舞衣だったが、巧海を救い出すために、すぐに行動を開始するのだった。 やがて、巧海たちに追いつく奈緒。だが、病院から巧海がいなくなったと連絡を受けて動いていた碧がそれを止める。碧に邪魔されたことに腹をたてる奈緒をよそに、再び晶たちは奈緒から逃げ出す。 一方、飛び出したものの、巧海の言葉を思い返し、歩みを止めてしまった舞衣は、碧から連絡を受けていたなつきに、活を入れられる。動き出そうとした矢先、とつじょ、白無垢の姫のチャイルドが現れ、行く手を遮られてしまうふたり。その場を引き受け、巧海を助けに急ぐよう促すなつきの言葉に感謝し、舞衣は飛び立つのだった。 奈緒から逃げ続ける巧海と晶。だが、巧海はなぜ自分が襲われるのか、いったい舞衣になにがおこっているのか晶に問う。晶はためらいながらも、舞衣が自分と同じHiMEであることを告白する。そしてHiME同士が戦い、どちらかが敗れれば、その敗れたHiMEの大切な人がいなくなってしまうため、舞衣はHiME同士の戦いを止めようとしていると巧海に語った。 もし自分が敗れれば、巧海が消えてしまうかもしれないと続ける晶。だが巧海は、そうなってしまっても構わないと応える。生きる気力を失いかけていた自分に生きる勇気を与えてくれたこと。そして、自分を大切な人と思ってくれていることに、素直に笑顔を浮かべる巧海。 しかし、そんなふたりの前に、白無垢の姫とそれを追っていた命が現れる。敵愾心から周りが見えなくなってしまっている命は、そうとは知らずゲンナイにも襲い掛かる。彼女たちから攻撃を受け、ピンチを迎えるふたり。そんなふたりの居場所を知り駆けつける舞衣。 だが、ゲンナイを襲う命の姿を目撃し、愕然とする。命に攻撃を止めさせようとした舞衣だったが、白無垢の姫を巻き込んだ混乱のなか、やがて舞衣と晶の目の前で、ゲンナイは消滅してしまうのだった。 そして、ゲンナイの消滅によって、巧海の体が消え始める。巧海に駆け寄る舞衣だったが、巧海の体は、舞衣の腕の中で完全に消えてしまう。ショックと怒りで我を忘れた舞衣は、「カグツチ」を呼び出し、命に襲い掛かる。舞衣に攻撃される理由がわからぬ命だったが、巧海が晶の大切な人だと理解し、舞衣と戦わざるを得ないことを悟る。しかしそんな舞衣と命が戦っている姿を目撃したなつきは、ふたりを止めようと試みるが、舞衣の怒りは収まらず、命も我を忘れたまま戦い続ける。 だが、なつきに「お前の好きな舞衣」と戦うのかと問われ、とつぜん戦いを止め放心状態になる命。そんな命の姿を見た舞衣は我に返るが、舞衣の制止もむなしく、炎を吐き出したカグツチによって、命は姿を消してしまった。 戦いが終わり、その代償の大きさ、そして巧海を失ったことで茫然自失とする舞衣は、降り出した雨のなか、トボトボと歩き出す。そんな舞衣の前に現れる黎人。自身の気持ちを反すうさせる黎人の言葉に、舞衣は彼の胸のなかで泣き崩れるのだった。 |
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※テレビ東京での放送日を記載しております。 |
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