舞衣と巧海、命の3人は、祐一と詩帆から、詩帆の祖父が神主の封架神社で結婚式のバイトを頼まれる。その日はバイトの予定がなかった舞衣は、興味もあり引き受けることになった。
式の準備のため、前日から神社を訪れた舞衣たちは、さっそく式に使う道具を倉から運び出す作業をはじめる。作業中、舞衣はその倉の中の扉にはってある「お札」の存在に気づく。詩帆の話では、そこは開かずの扉で、大昔この町で暴れまわった恐ろしい神様が閉じ込められていると言う。開けると祟りがあるという言葉に、舞衣は納得し、ひとまず式の準備は終了した。しかし、舞衣たちが倉をはなれた直後、この倉にバイト仲間の杉浦碧が忍び込んでしまうのである。
そして、式の当日。式に必要な道具を忘れた舞衣は倉へ向かったが、そこで、前日からずっと倉に忍んでいた碧とバッタリ。なぜ、碧がここにいるのか問い詰める舞衣だったが、その問答をしている最中に、碧が「お札」を外してしまう。元に戻そうとした舞衣だったが、碧ともつれるように扉の向こうへ落ちてゆく。
落ちた場所は洞窟になっていて、そこでふたりはHiMEにまつわる壁画を発見する。だが、それも束の間、とつぜん地面が揺れはじめ、崩れ落ちた岩からオーファンが現れた。このオーファンの気配に気づいた命は、舞衣たちのいる場所に急ぐ。やがて、なつきも合流する。
しかし、命、なつきの攻撃がオーファンにまったく通用しない。なつきは舞衣にカグツチを出すように要求するが、出来ないと言う舞衣。打つ手が無く、オーファンに迫られる3人だったが、その前で、とつぜんオーファンの腕が切断される。
その腕を切断した斧? が戻る方向を見る3人。そこには斧ような形のエレメントを構えた碧の姿があった。びっくりする舞衣をよそに、チャイルド「愕天王(ガクテンオー)」を呼ぶ碧。強烈な角を武器に、突進してゆく愕天王は、オーファンをものともせず、あっという間に撃退してしまうのであった。
オーファンとの戦いの後、バイトの同僚としても碧の存在が気になっていた舞衣は、いったいなに者か尋ねるが、相変わらず訳のわからない発言に閉口する。そして数日後、舞衣のクラスに日本史の担当教師として現れるのだった。
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