第13話『~たまゆらの夜~』 | |
2004.12.23放送 | |
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学園内でずっとHiMEの調査をしていたというシアーズ財団の存在。学園内には12名のHiMEがいることなど、舞衣たちはHiMEに関する情報を徐々に知りつつあった。だが、吸血鬼騒動を境に舞衣たちの周囲は、にわかに危険の度合いを高めていくのである。 しかしそんな舞衣たちの危機をよそに、学園中は魂響祭りの話題で盛りあがっていた。リボンを好きな男の子に差し出すことが、祭りへいっしょに行く女の子からの誘いの合図だと千絵に説明された舞衣は、初めて見る光景を不思議な表情で眺めていたが、やがてそこに現れた黎人に、祭りの日のデートを誘われてしまうのである。 その頃、なつきはグリーア財団の調査を続けていた。情報によってたどり着いた岩境製薬研究所。ここで変わり果てたあかねの姿を、そしてあかねがHiMEだった事実に驚愕の表情を浮かべるのである。 少々困惑しながらも、当日のデートに向かう舞衣。だが、ひとりでデートに行くことが不安だった舞衣は命を伴って黎人の前に現れるのである。しかし、舞衣と黎人だけでデートをさせようと画策する千絵とあおいによって、命はまんまと誘いだされ、舞衣と黎人はやがてふたりきりになってしまうのであった。 一方、詩帆は祐一を祭りに誘っていた。クラスメイトがこの夏にボーイフレンドといい関係になったと聞き、羨ましく思っていた詩帆は、祭りをきっかけになんとか祐一と関係を進展させようと考えていたのである。そして、いつもとは雰囲気の違う色っぽい着物姿で現れた詩帆。その姿に思わず目を奪われ、とまどいを見せる祐一であった。やがて、中庭の森に移動する祐一と詩帆。祭りの喧騒から離れた場所で、詩帆は意を決したように祐一に迫る。必至の目で見つめる詩帆になんとなく抵抗できなくなる祐一だが、そこでデートをしていた舞衣と黎人の姿に気づく。 その舞衣は黎人から吸血鬼事件のことを問われていた。舞衣は、事件は解決したが、これからも同じようなことが続くから自分には関わらないほうがいいと言う。だが、黎人はそんな悩みを誰にも相談できずに、ひとりで抱え込もうとする舞衣に心配する言葉を投げかける。そんな自分を見つめる彼の瞳に、徐々に呑み込まれる舞衣。そして不意に抱きしめられ、やがて黎人の唇が近づく。だがその刹那、ふたりの姿を目撃してしまった祐一が、とつぜん声を発してしまうのだ。 その声に驚いた舞衣は、黎人から逃れる。そして舞衣はなぜかキスしそうになったことを祐一に弁解してしまう。それが気になった黎人はふたりの関係を怪しむが、舞衣も祐一もお互いとまどうばかりで、否定の言葉が出てこない。だが、そんなふたりの様子を見た詩帆は愕然とし、目に涙をためながら、祐一に否定をするように迫る。そして、舞衣に対して、自分と祐一のなかを応援してくれるといった約束を守ってくれなかったことに、怒りを露にするのであった。 突如上空から一筋の光が橋を覆い、轟音とともに大爆発する。なにが起きたのか理解できず、呆然とする舞衣たち。衛星軌道上から発せられたビームによる攻撃、そして風華学園の湾岸に迫るシアーズの艦隊。これは、アリッサたちの新たな計画のスタートを意味していた。 |
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※テレビ東京での放送日を記載しております。 |
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