第26話『shining☆days』 | |
2005.03.31放送 | |
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舞衣が黎人の下へ向かった頃、地上では凪と深優の激闘が繰り広げられていた。戦いの場がHiMEの想い人を封じた石柱の間に移ったとき、深優の脳裏にアリッサの声が響き渡る。主であるアリッサの存在を確認した深優は、アンチマテリアライザーのリミッターを解除し、その出力を自らの剣に乗せ石柱の台座へと突き立てた。 その力によって、水晶に封印されていた真白が解放される。真白は媛星の宿命を断ち切るため、戦いに敗れたHiMEたちの元へと向かうのだった。 封架の宮で対峙する舞衣と命。望まぬ戦いを強いられる中、黎人から今一度自らの妻になることを迫られる舞衣だが、黎人の思い通りの世界など要らない、と拒絶する。業を煮やした黎人は命に舞衣を始末するよう命じる。命の猛攻に防戦一方の舞衣。そこに、石柱に封じられたはずの祐一が現れる。そして舞衣を守るため、祐一は黎人に戦いを挑む。 黎人に操られ、舞衣に襲いかかる命に、舞衣は「人を好きになること」の大切さを反芻する。自分の想いは本物だと信じること、それを疑ってはいけない……。そして舞衣は命のことが好きだと、心からの想いを伝える。その瞬間、命の首から下がっていた「お守り」が砕け散り、命は正気に戻る。泣き崩れる命を、舞衣は優しく抱きしめるのだった。 一方、黎人と祐一の戦いも決着のときが近づいていた。黎人に追い込まれて止めをさされそうになる祐一を、間一髪のタイミングで救う舞衣。2人まとめて始末しようとする黎人だが、祐一は愛する舞衣を守るために立ちふさがる。2人の想いに苛立ち刀を振り上げる黎人。だがそこに命が飛び込み、身を呈して黎人を止める。 黎人とともに倒れた命の元に駆けつける舞衣。だがそのとき、黎人の身体から黒い影が出現する。呆然と見上げる舞衣と祐一。その影こそが、HiMEたちの戦いの真の黒幕、黒曜の君の正体だった。 はるか昔より媛星の力を操ってきた黒曜の君。カグツチとともに黒曜の君を倒そうとする舞衣だが、黒曜の君が操る巳六に苦戦を強いられる。もはや災厄は避けられない、そう舞衣が思った瞬間、奇跡が起きた。なつき、碧、晶、雪之、奈緒、紫子、静留、詩帆、そしてあかね。真白によって力を取り戻したHiMEたちが、媛星の宿命を断ち切るために立ち上がった。 一丸となり、媛星に突撃するHiMEたち。そしてHiMEの力と災厄の源であり、HiMEの祭事の元凶だった媛星は消滅する。媛星の力を失い、狼狽する黒曜の君。舞衣は呪縛から解き放たれたカグツチとともに、黒曜の君と最後の決着をつけようとする。抗う黒曜の君と巳六だったが、カグツチの炎により、ついに消滅させられる。永きに渡り、多くの悲しみと涙で彩られてきた媛星の宿命は、ついに終わりを迎えたのだった。 春。HiMEたちの戦いが終結し、風華学園は卒業式の季節を迎えていた。自らに数奇な運命をもたらした学園から巣立つ静留、黎人、遥。出産を控えた紫子に替わって教会を任せられた奈緒、深優、アリッサ。新たに執行部部長となった雪之。和也と熱愛を繰り広げるあかね。そして出席日数不足を指摘され、思わず引きつるなつき――。過酷な日々を過ごしたHiMEたちがそれぞれの道を歩み出す中、舞衣も祐一と改めてお互いを想い合う関係となっていた。 花園で2人きりの時間を過ごそうとしながらも、詩帆や命らによって邪魔をされ、なかなか思いどおりにいかない舞衣。しかしこの騒がしくも暖かい日常こそが、舞衣が心から望んでいたものなのだった。「友がいて」「大切な人」「愛する人」とともに過ごす幸せをかみしめる舞衣。今、みんなの未来は、希望に満ちた光輝く日々へと続くのだった……。 |
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※テレビ東京での放送日を記載しております。 |
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