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第44話 ガラゴロに敬礼 11月5日放送
脚本:吉岡たかを/絵コンテ:菱田正和/演出:西村大樹/作画監督:竹内進二
 関西防災フェスティバルにジャイロチームとドリルチーム、それと鈴、アリス、小百合の女性隊員がMRRを代表して参加することになった。彼女たちだけが抜擢されたことでレッドウイングスとブルーサイレンズはチームワークを乱すが、イエローギアーズだけはトラブルなく小百合を送り出していた。
 防災フェスティバル当日は、大勢の観衆を前にジャイロロボの編隊飛行、ドリルチームのロボモードの変形、ギアダンプのロボモードへの変形を披露し、大成功のうちに終わる。その夜、鈴の実家に泊まることになった小百合とアリスは、なぜMRRに入隊したのかを話始めた。災害によって祖母を失った鈴は、大事な人を守るためMRRに入隊したという。一方の小百合は特殊な能力が認められて入隊したのだが、鈴は以前隊長から聞いたはずの小百合の能力がどのようなものだったのか、どうしても思い出せなかった。
 その頃、MRR本部では関西方面をめざす未確認飛行物体を確認。鈴たちはその報告を受けて現場の確認に向かうが、それらしきものは見つからない。そこへ突然、ガラゴロが現れた。苦しそうに関節部分から火花を散らせているガラゴロの様子を見た小百合は、すぐに手当てをすることに。小百合はまずガラゴロを落ちつかせて、事の次第を聞く。ガラゴロたちは日々BLロボたちの力を試すための実験台として使われているというのだ。その状況を理解し慰める小百合。すべてを話すガラゴロの様子を見ていた鈴は小百合の能力が、災害や事故で傷ついた人々の心を癒すセラピーナチュラルであることを思い出す。3人は行き場所のないガラゴロをMRRへ来るよう誘う。そこへガラゴロを回収にきたハザード大佐とBLポリスロボが出現。3人の危機にドリルロボとジャイロロボが駆けつけるが、圧倒的な力の差に歯が立たない。遂に鈴たちに向けられた銃口から身を呈して守ってくれたのはあのガラゴロだった。はじめて怒る感情を見せた小百合は、ジャイロロボとドーザーロボのエクス合体の許可を本部に申請し、BLポリスロボを粉砕する。
 ガラゴロは最後にMRRの一員としての仕事を果たし、その機能を止める。小百合は、いつかみんなが平和に暮らせる世の中にしたい、と強く決意するのだった。

第45話 マシンロボ出場不能! 11月12日
脚本:吉野弘幸/絵コンテ:福本潔/演出:福本潔/作画監督:榎本勝紀
 MRRの定期試験の結果が戻ってきた。エースは筆記や実技では文句なしの満点だったのにも関わらず、成績表では「Aマイナス」。その結果を納得できないエースは、宮島に理由を聞くが、そこには教官からのもっと成長してほしい、という意味が込められているのだと説明される。
 そんなある日、長官と佐々木、マリーが、世界防災会議に出席するため授業がなくなったので、隊員たちは、本部付近を航海している電磁石を動力とした最新鋭の豪華客船・ポセイドン三世号をMRR基地から見ようということになった。しかし、突如ポセイドン三世号の近くを航海していたタンカーが接近し、ポセイドン三世号はその脇に衝突! タンカーの亀裂部分からはオイルが流れ出し、煙が上がり始めた。
 すぐさま救助の出場準備を始める隊員たちだったが、マシンAIを積み込んだリーダーロボとマシンコマンダーたちは急に活動を停止してしまう。本部を訪れていた水道橋博士も原因の究明にあたるが、見当がつかない。隊員たちはやむなくサポーターロボとトランスポーターのみで救助へ向かう。現場では宮島が指揮をとり、救助に当たっていたが、落下物から女の子を庇って負傷し、担架で運ばれる。宮島はその場を去る前に、エースに現場の指揮を託すのだった。テキパキと隊員たちに指示を出すエース。みずからも人命救命に向かおうとするが、緊急事態のとき指揮官がいなかったらどうすると誠にいさめられる。
 ボンのヒントでマシンロボたちがフリーズした原因が電磁波の影響によるものだと突き止めた水道橋博士は、太陽たちにポセイドン三世号のコントロールルームに入り、電磁推進モーターを切るよう指示、そしてマシンロボたちの再起動に成功する。即座にかけつけたマシンロボたちは迅速に対応し、大惨事は免れた。しかし、救助活動に成功し、気が抜けたエースはそのまま過労で倒れてしまう。教官はなんでも一人でこなせるエースが、仲間に任せることを覚えたことで、また少し成長したことを確信するのだった。

第46話 史上最大のおつかい 11月19日
脚本:岡崎純子/絵コンテ:福島利規/演出:福島利規/作画監督:新保卓郎
  ジェイがMRRに入隊してから初めての休暇が訪れた。休みとは「戦いのために体力を温存する日」としか考えていないジェイは、せっかくの休日をどう過ごせばいいのかわからない。たまたま食堂で塩を切らして困っていたさとこに気が付き、手伝いをすることにする。太陽たちは、今までジェイに教えた常識的なことがどれくらい身に付いているのか試すチャンスと思い、みんなで彼の初めてのおつかいを見守ることにした。
 ようやくスーパーの前に着いたジェイの前にひったくり犯が現れ、ジェイが投げ飛ばして捕まえる。そこで出会った見知らぬおじいさんに孫の“純”と勘違いされ、一緒に行こうと言われてしまう。最初は無理に振り切ろうと思ったが、以前小百合に「お年寄りには優しくしなければならない」と教わったジェイは、仕方なくおじいさんのいう通り、ついていくことにした。しかし、そこでもまた事件が発生、おじいさんが買ったイカロス1行きの切符が風で飛ばされてしまったりとジェイは散々な目に遭わされてしまう。また、切符と勘違いして拾った福引き券で、3等の塩一年分を当てようと思ったジェイだったが、なんと特賞のイカロス1へのペアチケットが当たってしまい、おじいさんとイカロス1へ行くことになってしまった。
 そんな時MRR本部に出場要請が入る。人工衛星ひので1号に異常が発生、地球へ向けて落下しつつあるというのだ。コマンダーチームが出場し、ジェイはイカロス1でVステルスロボと合流。その間にひので1号は、ガラゴロたちの手によって地上へマイクロ波の送信準備を始めていた。このままでは、受信施設ではなく、都市全体に高周波が降り注いでしまうのだ! イカロス1でおじいさんを家族に預けて、ジェイは応援に駆けつけたマシンコマンダーとVステルスロボにVモードの合体を指令、シールドでマイクロ波を受けとめて、そのエネルギーでガラゴロを撃退する。
 その夜、閉店前のスーパーに駆け込んだジェイは、ようやく塩を買うことができた。そしてその塩を使ってさとこ特製おにぎりが隊員たちに振る舞われ、大喜び。そんなみんなの様子にジェイも笑顔を浮かべるのだった。

第47話 デザスターの秘密 11月26日
脚本:吉田伸/絵コンテ:菱田正和/演出:菱田正和/作画監督:倉田綾子
 誠とジェイのマシンコマンダー飛行訓練が行われた。なかなか理解しあえない誠とジェイの結束を固めることも目的に含めての訓練だ。何事もなく飛行が続く中、ジェイはマシンコマンダーの性能を確かめるため、わざとむちゃくちゃな操縦をする。そのことで誠とジェイは言い争いになってしまい、訓練の操縦もそっちのけの取っ組み合いのケンカが始まってしまった。
 その間にマシンコマンダーは積乱雲に突入。殴り合いのケンカがエスカレートしてしまった2人は勢い余って緊急脱出装置を押してしまい、外に投げ出されてしまう。
連絡が取れなくなったふたりのレスキューのために出場したVステルスロボ、ポリスロボは、不時着したコマンダーの元へと来たが、そこにはジェイと誠の姿は無かった。
 目を覚ました誠がいた場所は、デザスターの基地の中だった。ガラゴロに連行された誠は、同じように侵入したもう一人の仲間についてハザード大佐に問いただされるが、決して口を割ろうとはしなかった。そのとき、罠を潜り抜けたジェイが誠を救出、2人は基地の外へ脱走を試みる。そのとき、ジェイの目の前に一体のガラゴロが現れる。それは世話役としてジェイを育ててくれたガラゴロのエフだった。裏道から逃がしてくれるエフにジェイは感謝しつつ、コンピュータルームで電波を復活させてマシンロボと通信を可能にする。ジェイたちを逃がしたエフは、ガラゴロとハザード大佐によって攻撃を仕掛けられるが、最後の力を振り絞り、追っ手と共に自爆する。ジェイは悲しみをこらえ、救出に現れたVステルスロボとポリスロボにエクス合体を指示、誠とジェイは辛くもデザスター基地脱出に成功するのだった。
 MRR基地帰還途中、誠は「いつかは生まれ育った地を攻撃しなければならない」とジェイに告げるが、彼にはその覚悟があった。しかし、エフとの出会いで、デザスターの中には良い心を持つ者もいるという誠の言葉に、ジェイはそっと涙をこらえるのだった。


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