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26話〜30話31話〜34話35話〜38話39話〜43話44話〜47話48話〜53話

第26話 月面レスキュー、始め! 7月2日放送
脚本:吉田伸/絵コンテ:菱田正和/演出:西村大樹/作画監督:竹内進二
 無事に月面基地に到着したMRRの子供たち。ムーンベースへの救助者の搬送が完了し子供たちはMRRとしての任務を完了させていた。長官は子供たちに任務を無事終了させたご褒美として自由時間を与えて、月基地の見学を許可する。 喜ぶ子供たちは長官から月の歴史を知るために博物館へ行くようにと言われていたが、アリスがもっと楽しいことをしたいと提案し、子供たちは彼女に賛同する。まんまとアリスの罠にはまった子供たちは、かぐや姫のお芝居をやることになってしまう。月で最初のかぐや姫を演じた女優は自分だと喜ぶアリス。
 そのころジェイとステルスロボもまた、月面基地を訪れていた。内部に侵入したジェイは街にある博物館に引き込まれるかのように入ってしまい、馬の首星雲を写した一枚の大きなパネルを見つける。ジェイの傍に寄ってきた老人は、そのパネルを撮った宇宙船の話を語り始める。打ち上げに初めて成功した火星探査船マルス。その調査船が地球と火星を行き来する中で、ひとりの赤ん坊が誕生していたという。その子供は、まさしく宇宙ではじめて誕生した人類なのだ。老人の話を聞いていたジェイの脳裏に突然、幼すぎて忘れていた記憶が甦る。「この子だけは助けてください」と叫ぶ母親の声。そして赤ん坊は救命ポッドで宇宙へ投げ出されたのだ。そしてその赤ん坊こそジェイ自身だったのだ。
 そんな中、月面基地に起きるはずがない地震が発生する。その地震はどうやら月面採掘場で起きているらしい。太陽たちは、採掘場で作業をする人たちを保護するため、現場へ向かう。しかし、そこにはステルスロボが待ちかまえていた!

第27話 MRR24時 7月9日放送
脚本:岡崎純子/絵コンテ:福本 潔/演出:福本 潔/作画監督:榎本勝紀
 月から無事に帰還し、再会を喜び合う太陽たち。シャトルロボは再びジェットロボとなり、MRR本部もかつての日常を取り戻しつつあった。そんな中、なんと人気レポーター・チャーミー佐藤がカメラを持って登場! 特番撮影のため、MRRに体験入隊するというのだ。 出場要請を受けたレッドウイングスに密着し、山火事の現場へと付いていくチャーミーだが、ファイヤーロボの放水をまともに食らい、あえなくリタイヤしてしまう。
 あちこちに擦り傷を負い、MRR本部に担ぎ込まれたチャーミーだが、彼はまったく懲りていない。今度はブルーサイレンズによる、防犯防災PR活動を取材だ。これなら安全だろう……そうタカをくくったブルーサイレンズの面々だったが、チャーミーが捨てたバナナの皮で隊員たちが転倒! 坂道を転げる彼らに巻き込まれ、チャーミーはまたしてもケガを負ってしまう。
 それでも挫けないチャーミー、次はイエローギアーズの救助演習に同行だ。いまいちハデさに欠ける……そう落胆するチャーミーに、小百合が「楽しい訓練メニュー」を提案する。降下訓練や重装備でのマラソン、水上スキーに地底探索訓練……どれもチャーミーが苦手とするものばかりだ。へたりこむチャーミーに、かわいらしい笑顔を向ける小百合。「楽しかったよ」という彼の皮肉は、小百合には通用しなかった……。
 身勝手な行動で隊員たちを振り回し、自らも散々な目に遭ったチャーミー。今度は格納庫内にセットを組み、全隊員を迎えて「第一回・マシンロボMVP」を決めることになった。「珍プレー編」にノミネートされたのは、ポリスロボ、サブマリンロボ、ドリルロボの3体だ。それぞれの面白おかしいエピソードが披露され、子供たちは笑ったり呆れたりと忙しい。隊員たちの好き勝手なコメントに、さすがのチャーミーも少々困り顔だ。
 さて、次の「ダイナミック編」では、ウイングライナー、サイレンギャリー、ギアダンプが登場。迫力満点の変型・救助シーンに、ロボ、隊員とも得意気だ。そして最後は「好プレー編」。スクリーンに映し出されるジェットロボとファイヤーロボの活躍に、太陽とエースが「どっちが一番だ!?」と言い争いを始めた。他の隊員たちも「自分のマシンロボが一番だ」と、ふたりの間に割り込む始末。さあ、最も強く、最も活躍したロボは……!? 大地から決定権をゆだねられた太陽は、今度はシャトルロボが一番だと言い放つ。思わずズッコケる隊員たち。その耳に、緊急出場のアナウンスが響く。隊員たちが出払った格納庫に、ぽつねんと残されたチャーミー。結局、MVPは誰だったのか……ヤケクソ気味に、彼はボンを指さす。そう、一番なんて決める決める必要などない。それぞれの長所を活かし、互いに助け合っていけばいい。だって、みんなが一番なんだから――去りゆくチャーミーの後ろ姿を眺めながら、ボンはそう呟くのだった。

第28話 出現! BLマシンロボ 7月16日放送
脚本:吉岡たかを/絵コンテ:中村憲由/演出:中村憲由/作画監督:佐々門信芳
 ジェイとステルスロボの度重なる失敗に業を煮やしたガイザーGは、新たな部下・ハザード大佐を招き入れる。彼はガラゴロやステルスロボが集めたマシンロボの戦闘データを元にBLマシンロボを造り上げたのだ。ジェイとステルスロボはハザード大佐の配下となり、マシンロボ破壊の失敗は許されない状況に置かれてしまう。このままではジェイが処分されてしまうと考えたステルスロボは憎きジェットロボ撃退の作戦を単独で行う。
 いつも通り厳しい訓練メニューをこなすMRRの隊員たちに、突如災害現場への出場要請が入る。現場へ急行するファイヤーチームとジャイロチーム。また、災害は1カ所だけではなく、出場要請は各地からひっきりなしだ。しかも、現場の位置はバラバラ。隊員たちは何か心にひっかかるものを感じていた。
 その頃太陽は、ひとりで墓地を訪れていた。今日は太陽の両親の命日なのだ。記憶を取り戻し、飛行機事故の恐怖を乗り越えた太陽はレスキューにかける夢の実現を両親の墓前で誓う。そこへ突如ステルスロボが出現!ステルスロボは太陽を人質にただ1体基地に残っていたジェットロボを呼び出し、死を覚悟の一騎打ちに挑む。ステルスロボの身を案じ、その場に現れたジェイとの深い絆を感じた太陽は、同じマシンロボでありながらなぜ戦うのかと疑問を投げかける。しかしその訴えは届くことなく、捨て身の攻撃に出たステルスロボは必殺技を至近距離で発射! その威力で自ら傷つくステルスロボ。そこへハザード大佐が現れる。彼らは身構える太陽とジェットロボを尻目に、黙ってステルスロボを回収していくのだった。

第29話 ハザード大佐の罠! 7月23日放送
脚本:兵頭一歩/絵コンテ:菱田正和/演出:菱田正和/作画監督:竹内浩志
 MRRでは社会科見学の小学生たちを前に放水訓練が行われていた。彼らにいい格好を見せようと意気込む隊員たち。しかし、ジェイとステルスのことで集中できない太陽のミスがキッカケでエースと誠、大地のホースが絡まってしまい大混乱! 結局カッコイイところを見せるどころか、失敗した上に4人での格納庫の掃除を言いつけられてしまう。そこへひとりの小学生が迷い込んでくる。彼はかつて太陽が救助した少年・純だった。純にマシンロボのカッコ良さを自慢するエースだが、極秘である情報を漏らしそうになり、誠と口論になってしまう。そこに大地も加わってしまい大騒ぎに。その場に割って入ったファイヤーロボやドリルロボから「かっこいいとか悪いとかは関係ない、人々の命を救うことが大事なんだ」と諭される3人。その時、レッドウイングスにコンビナート火災出場要請が入る。ファイヤーチームが先陣を切って出場、太陽たちもその後を追った。
 あまりの火の勢いからファイヤーロボに現場を離れるよう言われたエースは、迷子になっていた純を発見する。格納庫で迷った純はウイングライナーに乗ってしまったのだ。エースは自分の不注意で民間人を巻き込んでしまったことを深く反省する。エースは純を安全に避難させるため、そのルートをK-BOYに探索させる。
 そのころコンビナート火災の犯人BLファイヤーロボと対峙していたファイヤーロボは、ゾーンを展開。エースにハイパー合体の指示を仰ぐが、K-BOYを探索に飛ばしていたため、その声に気が付かない。その隙にハザード大佐はエイダーロボを操って、BLハイパーファイヤーロボに合体させるのだった! その圧倒的な力の差の前に、ファイヤーロボはあえなく倒されてしまう。そしてBLファイヤーロボは合体したままエイダーロボをそのまま連れ去ってしまった!

第30話 合体! マシンコマンダーロボ 7月30日放送
脚本:吉野弘幸/絵コンテ:箕ノ口克己/演出:箕ノ口克己/作画監督:窪 敏
 エイダーロボをBLファイヤーロボに奪われてからエースは元気がなく、食事も手につかない状態だ。誠はそんなエースを励ますが逆効果となって言い争いに発展してしまった。大地が止めに入るが結局3人で喧嘩になってしまい長官のお叱りを受けてしまう。そんな彼らに太陽がビッグニュースをもってきた。彼はマシンコマンダーのテスト飛行を完了させ、それが現場投入されることになったのだ。マシンコマンダーロボは、どんなトランスポーターよりも速く、陸海空ばかりか宇宙空間でも活動できるといった超高機能の機体なのだ。急遽エース、誠、大地の3人はマシンコマンダーの現場運営に入ることをブレッドから言いつけられる。3人は渋々マシンコマンダーに乗り込むのだった。
 そんな中、司令部に出場要請が入る。場所はMRR基地からほぼ地球の正反対に位置する南アメリカで、大規模な地震が発生したため救助活動が追いつかないというのだ。しかし、本来なら地盤が安定しており地震はほとんど起きない地域ということと、震源地が地表という点に隊員たちは強い疑問を感じる。
 マシンコマンダーで現場へ駆けつけると、そこにはやはりハザード大佐の姿があった。マシンコマンダーは3体に分離し救助にあたることにする。崩れた鉄筋に挟まれた状態の要救助者を発見したファイヤーロボは、エースと協力して救助しようとするが、下手に動かせば鉄筋は倒壊し、二次災害も引き起こしかねない。大地は的確に鉄筋を取り除くため、自ら危険な現場へ降り立ち、ファイヤーロボに指示を出す。一方、ポリスロボはBLファイヤーロボとの戦いに苦戦を強いられていた。圧倒的な力の差に押されるポリスロボ。ここはマシンコマンダーにはまだ隠された真の力があると司令室から連絡が入る。だが、ロボモードに変形するためには、3体のリーダーロボと3人の指示コマンドが一つにならなければならないのだ。ついさっきまで喧嘩をしていた3人にできるのだろうか? しかし、自分と仲間を信じる3人はその作戦を決行。見事マシンコマンダーはロボモードへ変形合体し、エースが指揮所に入った。形勢逆転!! エースとマシンコマンダーロボは、BLファイヤーロボを追い詰め、正気に戻ったエイダーロボを奪還する。不利が歴然となったBLファイヤーロボは、捨てセリフを残して去っていった。隊員たちは心強い新たな仲間とともに、強く結束することを再認識するのであった。


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