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第22話 出場、3万メートル! 6月4日放送
脚本:吉野弘幸/絵コンテ:中村憲由/演出:福島利規/作画監督:竹内浩志
 MRRに国際宇宙ステーションから応援要請が入り、レッドウイングスは宇宙での実地訓練も兼ねて、出場することになった。宇宙へ出るためには、成層圏スペースポート、イカロス・ワンを経由しなければならない。地球と宇宙を結ぶ中継点として、高度3万メートルを飛ぶイカロスは、連絡機・スペースライナーを駐機した史上最大の飛行物体で、内部は空港のようになっているのだ。そこで偶然にも宮島は、かつてレスキューチームの同僚だった本田に出会う。本田はマシンロボレスキューの子供の中に太陽の姿を見つけ興味を示すが、宮島はあえて話をそらして、本田を待合室へ連れて行った。ふたりは飛行機事故に巻き込まれ、奇跡の生還を果たした幼い太陽を救助した過去を持つ。幼かった太陽が飛行機事故で両親を失ったという辛い記憶の一部を失っていたため、宮島は彼を刺激しないように気遣っていたのだ。
 その時突如、イカロス・ワンはステルスロボから攻撃を受ける。レッドウイングスは直ちにレスキュー活動を開始。被弾し大爆発の危機にあるイカロス・ワンから民間人の避難誘導を鈴たちに任せ、太陽はジェットロボと共にステルスロボと直接対決に出る。ジェイとステルスロボは、ジェットロボの活動区域外の高々度へ誘い込み、戦いを優位に持ち込もうという目論みがあった。気圧が地上の100分の1しかない遙か上空ではジェットロボの出力は上がらず苦戦を強いられる。合体したハイパーステルスロボの猛攻に、ジェットロボはハイパー合体したが、両手両足のスカイロボが破壊され、墜落してしまった。その落下の勢いによって太陽は失われていた飛行機事故の記憶を呼び覚ましてしまう。そんな中、ステルスロボの前に未確認の新型ロボが現れる。それは宇宙空間でのレスキューのために開発されたスペースロボだった!

 第23話 がんばれ太陽 6月11日放送
脚本:吉野弘幸/絵コンテ:菱田正和/演出:菱田正和/作画監督:佐々門信芳
 ハイパーステルスロボの猛攻撃を受けて、南飛島に不時着したジェットロボ。大気圏から落下する瞬間、太陽は4年前に起きた飛行機事故の記憶を取り戻してしまう。その恐怖のあまり、気を失ってしまう太陽。MRRの子供たちは、長官から太陽とジェットロボ救出の出場命令を受けて、ジャイロロボ、ドリルロボ、ポリスロボ、サブマリンロボとともに現場へ急行した。
 現場に着いた子供たち。誠はコッピットのハッチを開けて太陽の様子をうかがう。どうやら命には別状ないようで、ホッと胸をなで下ろす子供たち。早速、太陽を手当する子供たちの前にハイパーステルスロボが現れ、ジェットロボに止めを刺そうとする。しかし駆けつけてきたマシンロボたちが、その攻撃を阻止する。ポリスロボはゾーンを展開させるが、ステルスロボも同じようにゾーンを展開させて、ポリスロボのゾーンを壊してしまった。マシンロボしか使えないはずのゾーンをステルスロボも使えるという事実に驚愕する子供たち。
 基地に戻った太陽は、今までベッドで眠っていたことが嘘のように、もりもりとゴハンを平らげ、持ち場に戻ろうとする。太陽の記憶が戻ったことに感づいていた宮島は、太陽を試すために飛行訓練に誘う。はじめはなんともない様子の太陽だったが、降下を繰り返していくうちに、表情はみるみるうちに変わっていき、恐怖のあまり泣き出してしまう。こんな状態ではジェットロボのロボマスターは務まらないと感じた宮島は、太陽にロボマスターを降りるように告げる。
 そのころ、誠はほかの隊員たちとともに長官の部屋を訪れていた。それは、ステルスロボの正体をあきらかにするためだ。そこで子供たちは長官の口から驚きべき真実を聞く。ステルスロボは長官や水道橋博士の祖父が、もともと軍事用に開発した殺戮マシンだったのだ。その強大な力を恐れた長官たちは、災害や人命救助に適した新しいマシンロボを作り出したのだ。

 第24話 大空太陽、宇宙へ! 6月18日放送
脚本:吉野弘幸/絵コンテ:福島利規/演出:箕ノ口克己/作画監督:窪敏
 刻一刻とステーションライナー12便の酸素残量は減り続けていた。このままでは24時間後には酸素残量はゼロになってしまう。エンジンは動かないものの、辛うじて繋がっている回線で、鈴と海はMRR本部と通信を行っていた。救助の手配を進めていることを知り、ふたりは少し安心する。
 その間、MRRでは壊れたジェットロボの修理と改造を進めていた。事故の記憶と恐怖が甦ってしまった太陽はジェットロボに乗ることができず、ひとり部屋に籠もってしまう。そんな彼を見て、宮島はステーションライナー12便の回収と人命救助の任務をエースに任せることにした。明朝の作戦のため、一度解散するMRR。鈴と海、太陽の様子を心配する隊員たちは食欲もなく、夕飯に手をつけない者もいた。誠は「こういうときこそ、食べなきゃだめなんだ」とみんなを諭し勇気づける。
 一方、太陽はジェットロボとエースが打ち合わせをしている格納庫を訪れていた。マシンロボは使い方を誤れば兵器にもなるほどの力をもっている、それを正しい方向に向けさせ、迷わず力を奮うことができるのは、ロボマスターたちなんだとジェットロボは太陽を励ます。その言葉に勇気づけられた太陽。勇気を奮ってジェットロボに乗ってみる。その空の美しさに恐さは感じられなかった。そして太陽はジェットロボを信じ、心の傷を乗り越えることを誓うのだった。様子を見ていた子供たちは、命令違反を犯しても、太陽を宇宙へ向かわせることを誓う。
 翌日、エースを装った太陽は、宇宙へ向かって旅立つ。宇宙で待ちかまえていたステルスロボと戦うシャトルロボ。圧倒的な力の差に押されるステルスロボは撤退を余儀なくされる。しかし最後に打ったミサイルがステーションライナー12便に当たってしまい、地球へ降下を開始してしまった。太陽は恐怖から一度はステーションライナー12便を追うことを戸惑うが、恐怖を克服して救出に成功した。そしてシャトルロボとステーションライナー12便は目的地の宇宙ステーションへ向けて出発するのだった。

 第25話 宇宙ステーションを救え! 6月25日放送
脚本:岡崎純子/絵コンテ:南康宏/演出:佐土原武之/作画監督:実原登
 シャトルロボが救出した12便の乗客と子供たちと共に国際宇宙ステーションに到着した太陽たち。しかし、そこは実験用として培養していた植物たちが異常なほど育ってしまい、まるでジャングルになっていた。しかし、被害はそれでだけに止まらず、成長しつづける植物たちは外壁をえぐってコードを絶ちきり、宇宙ステーションを破壊し続けていたのだ。
 そのころ、地上のMRR基地に残っていた子供たちに緊急の命令が出される。それは宇宙ステーションに除草剤を運ぶというものだった。アリス、誠、エース、大地、ケンの5人は、水道橋博士が完成させた新型の輸送機マシンコマンダーで宇宙ステーションへ向かうことになった。子供たちは早速、山のように積まれた説明書を頭に叩き込むのだった。
 一方、太陽たちは要救助者の有無を確認しながらステーション内部へ進んでいく。途中、巨大な化け物のような植物が人間を捕まえていた。太陽はその化け物植物を排除するため、エアロックの扉をあけるが、蔦が太陽に腕に絡まってしまい、植物と一緒に宇宙空間へ投げ出されてしまう。そのころマシンコマンダーが到着。子供たちは除草作業を始める。そこへガラゴロが現れてシャトルロボと戦闘になってしまった。鈴と海は宇宙へと投げ出された太陽を救おうとするが、なかなか手が届かない。流されてしまい、宇宙空間を彷徨う太陽のKボーイの充電が切れ、本部で彼の居場所を特定することができなくなってしまう。しかし生きる執念を燃やす太陽は宇宙空間を漂っている船の中で電源を探してKボーイを復活させる。そしてシャトルロボに合体を指令。ハイパーシャトルロボはフィンガーフラッシュを放ちガラゴロを撃退。太陽も無事に救出された。MRRの子供たちは救出した人々を月面基地まで運ぶという新しい指令を受けて旅立つ。


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