#Sere 15「ながされるままに」
激しい攻防戦を繰り広げるヴァイタル・ガーダー対回転衝角。「イタイ…」と苦しむネーヤの声が戦場に響き渡る。ヴァイタル・ガーダーは「必中吶喊」攻撃により、リフト艦ごとゲドゥルトの中へと引き込まれてしまう、だが、祐希の奮闘で回転衝角のドリルは受け止められ、両者は一時撤退というかたちになる。
交信が途絶えたリフト艦では、突然ブルーがユイリィにニードルガンを向けていた。人質をとられている状況に、手も足も出ないイクミ。「ヴァイタル・ガーダーを潜行させたまま、ハイペリオンに向かえ」とブルーは命ずる。それはリヴァイアス本体を見捨てるという裏切り行為だった。
しかし、その直後、モニターには信じられない光景が映し出される。インプルスの攻撃により、ハイペリオンそのものが粉々に打ち砕かれてしまったのだ。無惨な故郷の姿に呆然とするブルー。追い討ちをかけるように、インプルスはハイペリオンの残骸を集積し、リヴァイアスへと噴射してくる。次々と投下される破片に、艦内は激震し、また機体は破損していく。イクミはブルーに代わり、リフト艦への指示を出す。必死に新しいソリッドを組む面々。「最終突撃吶喊」と言い放ち、回転衝角は突進を始める。ヴァイタル・ガーダーは、削ぎ落とされたリヴァイアスの主砲を新たな武器とし、バルジ・キャノンを敵へと撃ち込む。引き裂かれる回転衝角。パワーアップしたヴァイタル・ガーダーの勝利であった。その頃、艦内ではヘイガーたちの陰謀により、ブルーの裏切りが放送として流されていた。反乱を起こす訓練生たちがブリッジに詰め寄り、チーム・ブルーは…。
脚本:黒田洋介 作画監督:斉藤 久 メカニック作画監督:鈴木竜也 画コンテ:山中英治 演出:吉本 毅
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