#Sere 14「いしきしすぎ」
リヴァイアスに接近してくる敵艦に備えて、ブリッジ及びリフト艦は臨戦体制に入る。だが、幾度かの戦闘経験と、ヴァイタル・ガーダーという強大な力へ過信により、いつしか彼らには余裕のムードが漂っていた。ゲドゥルトを抜け、土星圏に辿り着いたその先には、新たな敵艦が待ち構えていた。レーダーに反応したその異常な敵データに、一同は騒然とする。そしてブルーは未知数の敵相手に、主砲での攻撃を命令するが、的は大きく外れ無駄撃ちに終わってしまう。不安を隠せない昴治。その気持ちとは反対に、自信に満ちた表情のファイナ。昴治は、根源的に自分とは違う彼女にとまどい始める。
真正面より迫りくる敵艦に、リヴァイアスは再び主砲を撃ち込む。だが、至近距離にもかかわらず主砲ははじかれてしまう。敵は重力フィールドを持つリヴァイアスとの同型艦だったのだ。接近する2つのヴァイア艦に緊迫するブリッジ。1度目は重力フィールドを放つことにより衝突を免れるが、なおも敵艦は攻撃を仕掛けてくる。 ヴァイタル・ガーダー同士の激しいぶつかり合いと、青のインプルス艦長ギッター・ペインティアムの「必中吶喊」の掛け声と共に、向かってくる巨大な敵艦。昴治は、戦慄した状況におののき、叫び、気を失ってしまう。そのとき、走馬灯のように脳裏をよぎるあおいの姿。昴治は意識化に強く存在している、本当の心を垣間見るのだった…。
脚本:黒田洋介 作画監督:ウエダヨウイチ 画コンテ:やまざきかずお 演出:西山明樹彦
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