#Sere 10「しんじられなくても」
リフト艦との通信が途絶えてしまったブリッジ。ヴァイタル・ガーダーの現状がわからぬ今、リヴァイアスでは不安な時間だけが流れていた。 そしてリヴァイアスは、同軌道上に待機していた第2航宙艦隊からの再攻撃を受ける。だが、ヴァイタル・ガーダーの放つ重力フィールドにより、機雷原との接触は免れた。昴治は返事のないリフト艦に対し気を苛立たせる。 そんな中、突如回復された通信回線。それはリフト艦にて交わされている、不穏な内容の会話だった。グランへの疑念がツヴァイの心に充満し、また、ソンの裏切り行為に対し、拳を握るチーム・ブルー。強固として「イクミが裏切るはずない」とこずえは昴治を責め立てる。
憶測が飛び交う中、次なる攻撃に備え、訓練生たちは区画の移動を始める。また、1人騒ぎ立てるルクスンは、とうとうブリッジを閉め出されてしまうのだった。安全を考え、航路の変更が議論されるブリッジ。苦悩の末、昴治はリフト艦に居るみんなを信じ、このまま進行することを主張する。だが、その提案通りに進んだルートには、コンラッドによる軌道プラットフォーム・ウェルズリングからの隕石攻撃が待ち受けていた。追い討ちをかけるかのように迫りくる、後方からの魚雷。絶対絶命と思われた瞬間、高速で飛び出して来たヴァイタル・ガーダーは魚雷を撃破。隕石と共に火星表面へと落下し、危機的状況からリヴァイアスを救ったのだ。そして戻って来たグランとソンには、裏切り者への厳しい制裁が待ち受けていた…。
脚本:竹田裕一郎 作画監督:寺岡 巌 画コンテ:やまざきかずお 演出:北村真咲
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