#Sere 09「ヴァイタル・ガーダー」
遂に起動を始めたヴァイタル・ガーダー。分離するリフト艦。その瞬間、艦内は突然無重力状態に陥り、訓練生たちは大パニックとなる。ヘイガーはリヴァイアスの制御システムはリフト艦側にあったと予測する。そして、懸命にリフトオフ作業を進めるイクミたちにより、ヴァイタル・ガーダーは宇宙空間を進み出した。その光景を期待と不安の面持ちで見つめる一同の中、ヴァイタル・ガーダーは重力フィールドを展開し、機雷を次々と粉砕していく。予想を遥かに超えた力に、人々は歓喜の声を上げる。その思いに同調するかのように、奇妙な踊りをするネーヤ。だが、ユイリィは、自分たちでは持て余してしまうと思われる強大な破壊力に表情を曇らせる。
そんな喜びも束の間、再び敵の放った機雷がリヴァイアス前方に立ちはだかる。ブルーは機雷原の突破を命じるが、断固として反対意見を述べるユイリィ。昴治は迂回するルートをリフト艦に指示するが、祐希はその進路を罠だと直感する。また、同モニターに映し出されたあおいとファイナの姿に、祐希の感情は爆発する。突如、操縦系を乗っ取り、独断でヴァイタル・ガーダーを動かし始める祐希。動揺するブリッジ。だが、祐希の見事な操縦と機転により、機雷は撃墜され、敵艦隊の軌道を逸らすことに成功する。沸き上がる一同とその手応えに笑う祐希。しかし、また数時間後に敵と遭遇すると分析され、緊迫するブリッジ。そんな中、リフト艦との通信がいきなり途絶え…。
脚本:竹田裕一郎 キャラクター作画監督:斉藤 久 メカニック作画監督:鈴木 竜也 画コンテ:山中英治 演出:吉本 毅
PREVNEXT

ページトップへ