2017年10月04日9月16日開催『シティーハンター』オールナイトレポート
2017年10月03日9月15日開催『元気爆発ガンバルガー』上映レポート
2017年09月25日9月12日開催『無敵超人ザンボット3』上映レポート
2017年09月22日9月10日開催「10th Anniversary アイドルマスターXENOGLOSSIA」上映レポート
9月16日(土)TOHOシネマズ 新宿にて『シティーハンター』オールナイト上映を行いました。
テレビ放送スタートから30周年目に本作の舞台である新宿歌舞伎町での上映と、記念すべきこのイベント。
上映前には司会に植田益朗プロデューサー、ゲストに原作の北条 司先生とこだま兼嗣監督と諏訪道彦プロデューサーが登壇し、当時から今も愛される『シティーハンター』の秘密を語って頂きました。
原作連載時から人気作であった本作のアニメ化の企画は万事順調な出だしかと思いきや、通常は放送半年前からスタートするアニメの製作が、3ヶ月前からと駆け足でのスタートであった事が明かされました。
作品の代名詞とも言える初代EDの「Get Wild」については、
今年4月に発売された「Get Wild」のみを36曲収録したアルバム「GET WILD SONG MAFIA」について、印象的な本編からEDへフェードインしていく方式が当時のテレビアニメのフォーマットから外れるため実現まで苦労した事などが語られ、
北条先生は「EDが格好良すぎて逆に恥ずかしくなりましたね。こんな格好良い作品じゃない、ただのもっこり男の話なのに(笑)」と第一印象を話しました。
当時他のジャンプ原作アニメに多数出演していた神谷 明さんに運良く、冴羽 獠役を引き受けて貰った時「絶対成功すると思った。成功させなくてはという気持ちになりました」とこだま監督。
さらにアニメ化にあたって「もっこり」をどうするかという課題に、「画では出せなかったけど、無くすわけにはいかない。神谷さんに『日本中にもっこりを言葉として広げてしまえば誰も恥ずかしくなくなる、是非言葉で表現して下さい』とお願いしました」と難しいオーダーに応えて貰ったと感謝を語りました。
他にも、アニメオリジナルの回が多く「今回はどういう職業の美女を出そうか」といった長期シリーズならではの悩みや、
出来るだけ新聞欄の文字制限いっぱいまで使い視聴者を惹きつけるサブタイトルを考える事に腐心した思い出、
北条先生がアニメの原画を描いた事など、様々なエピソードが飛び出しました。
最後にメッセージを頂いてトークショーは終了となりました。
諏訪道彦(プロデューサー)
「この作品をやったからまだアニメの仕事をやっています。新しい事をやって行きたいと常々思っていて、企画者の使命であり、『シティーハンター』は我々と皆さんの財産ですのでもっと広げていければと思っております。これからも『シティーハンター』を、北条先生の作品を応援して頂ければと思います」
こだま兼嗣(監督)
「30年経っておりますけど、頭の中は30年前と同じなんですよね。皆さん応援を続けて頂ければきっと何か良い事があるんじゃないかと思います」
北条 司(原作)
「こだま監督と違って30年を痛感しましたね。今ではあのテンションじゃ描けない。若くて雄(オス)だから描けたマンガだったのかなと思います」
植田益朗(プロデューサー)
「一番思い出深く、楽しんでやれたので未だに忘れられない大事な作品です。その作品を皆さんと共有出来ている事が今日確認できて良かったです。これからも愛して頂いて、事あるごとに声を上げて頂ければと思います」
今回初めて上映したHDリマスターバージョンは、12月からアニマックスで放送がスタートします。
こちらも是非チェックして下さい!
サンライズフェスティバル2017 翔雲9月15日(金)はTOHOシネマズ 新宿にて『元気爆発ガンバルガー』のHDリマスター映像での上映がありました。
上映終了後に今回のセレクトを担当したストーリーコーディネイトの金巻兼一さんが登壇。
エルドランシリーズの前作『絶対無敵ライジンオー』からシナリオライターとして参加し、『元気爆発ガンバルガー』で初のシリーズ構成となって苦労した話など当時の思い出を披露。『ガンバルガー』らしい話数を見て欲しいと選んだのは、第10話「イカタコ兄弟(ブラザーズ)参上!」、第20話「そんなバナナの大決戦」、第35話「がんばれ!出前一人旅」、第46話「おれたちは元気爆発!」の4話。最終話の第47話「最終最後の大決戦!」は昨年のサンライズフェスティバルの「川瀬敏文ナイト!」で上映されたので、今回はセレクトから外したそうです。
トークの最後にはガンバルガーのポスターとともに、金巻さん秘蔵の韓国で発売された「ゲキリュウガー」、「リボルガー」玩具のプレゼント抽選会も催され、会場は大いに盛り上がりました!
※当選された方、おめでとうございます!
さらに、「元気爆発ガンバルガーBD-BOX スペシャルプライス版」のBOXイラストが色校で初お披露目となりました。
この日の入場者にはやまだたかひろさん描き起こしのミニ色紙のプレゼントもありました。
サンライズフェスティバル2017 翔雲9月12日(火)はTOHOシネマズ 新宿にて『無敵超人ザンボット3』の初のHDリマスター映像での上映がありました。
上映に先立ち「20年目のザンボット3」の著者であり、今回のセレクトを担当したアニメ・特撮研究家の氷川竜介さんが登壇。
ぜひこの話数を見て欲しいと選んだのは、第17話「星が輝く時」、第18話「アキと勝平」、第22話「ブッチャー最後の日」、第23話「燃える宇宙」の4話が上映されました。
氷川さんの作品解説トークでも、40年前に今までの子供向けのアニメとは違う、勧善懲悪ではない作品が作られたことについて語られ、上映がスタート。
会場には放送当時TVを見ていたであろう観客の姿が多かったようですが、HDリマスター化されてきれいになった映像を堪能いただけたようで、満足されて会場を後にされる姿が多く見受けられました。
そして、『無敵超人ザンボット3』のファンにうれしいお知らせがあります。
上映前のトークで氷川さんより「40年目のザンボット3」の企画が進行中との発表がありました。
まだ、詳しいことは言えないそうですが、今後の発表が楽しみです。
無敵超人ザンボット3のコラムでも
上映前の氷川さんのトークの紹介があります。
そちらもぜひご確認ください。
9月10日TOHOシネマズ新宿にてサンライズフェスティバル2017 翔雲「10th Anniversary アイドルマスターXENOGLOSSIA」の上映が行われました。
上映に先立ち長井龍雪監督と坂上陽三アイドルマスター総合プロデューサーが登壇。
坂上さんは「『アイドルマスターXENOGLOSSIA』が「スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)」に参戦するということで今日はみなさんと顔を合わせてお話したい」と挨拶。
長井監督は来場者へのお礼とともに「10周年と言われるともうそんなに経ったのか」と感慨深げでした。
『アイドルマスターXENOGLOSSIA』の企画が始まったのは『アイドルマスター』というコンテンツがアーケードに登場するかしないかの頃で、ゲームの方もどうなるかわからない時代だったそうです。
長井監督から「サンライズのプロデューサーから「『アイドルマスター』という作品があるんだけど、それは置いといて、ロボットものをやりたい」というオーダーをもらった」と聞き、坂上さんは「ええっ!!」と驚きつつも、「僕もロボット物をやるというのは最初から聞いていました。あ、ロボット物なんだ。と思った」と同時に「『アイドルマスター』がこれからどうなっていくのかもまだわからない時期にキャラクターを一人一人立て色々なことをするというのは凄いなと、思った。よく監督しましたね」との問いかけに長井監督は「当時は原作物の監督はやったことがあるがオリジナルは初めてで、断るとかはなかったです。お話とか設定も自分で作ることになりとにかく精一杯頑張って作りましたとコメント。
同じ頃、坂上さん達ゲーム制作チームも『アイドルマスター』家庭用ゲームの制作で、てんてこ舞いで、アニメの断片的な情報は入ってくるものの制作は長井監督達スタッフにおまかせしている状況だったそうです。
長井監督が『アイドルマスターXENOGLOSSIA』第1話の試写で初めて制作チームと挨拶したとき、「怖くて顔をあげられなかった」と言うのに対し、坂上さんは「ゲーム制作チームの方は最初にロボット物をやるという話からスタートしていたので、素直に白箱(映像が完成した時に確認用に配られるビデオテープ)がくるのが楽しみでした」と答え、長井監督が安堵するシーンも見られました。
今回の上映話数についてのコメント
長井監督は1話「上京ペンギン」と26話「月とペンギン」(最終話)をチョイス。
当時の自分の好きなものを全部詰め込んだ第1話と、勢いで書いた最終話がどのようになっていたのか見返したいと思い選んだ。
坂上さんは19話「サヨナラ」と第23話「RUN!」をチョイス。
お話の起点的なポイントとして、第19話で春香が友達同士だと思っていた雪歩がインベルを敵側に持っていってしまうという話で、第23話は春香がインベルに「好き」と言い、それにインベルの目が光って答え、そこに最後の「大好き」がかかって、ロボットと女の子が恋愛する瞬間が出ていた回でそこを見ていただきたいと。
最後に会場のファンに向けてメッセージが送られ、トークは幕を閉じました。
坂上陽三アイドルマスター総合プロデューサー
『アイドルマスター XENOGLOSSIA』は10周年、『アイドルマスター』全体としては12周年で、これからもアイドルマスターを色々広げていきたいと思います。これからも『アイドルマスター』『アイドルマスター XENOGLOSSIA』をよろしくお願いします。
長井龍雪監督
10年後このような晴れの舞台に立つなんて思っていませんでしたので、10年間このタイトルを覚えていてくださってありがとうございます。
今日はほんとにありがとうございました。
サンライズフェスティバル2017 翔雲9月7日(木)はTOHOシネマズ新宿にて『ミスター味っ子』上映が行われました。
Blu-ray BOXに先駆けHDリマスター映像で上映されたのは、第1話「天才料理人・味吉陽一登場」、第47話「宿命の大決戦! 陽一・一馬のサンマ勝負」、第50話「さらば丸井!料理の道は果てしなき挑戦」の3話。上映後には原作者の寺沢大介先生、味吉陽一役の高山みなみさん、『ミスター味っ子』で声優デビューを果たした高木渉さんが登壇してのトークショーが行われました。
今回の登壇者は、原作の寺沢先生からの呼びかけによって実現。当時、声優になるためアフレコ現場を見学し続け、この番組からデビューを果たした高木さんは、放送終了後も寺沢先生と交流を続けており、先生からの希望でゲスト登壇が実現したそうです。
トークも高木さんのデビューの話からスタートしました。
「『ミスター味っ子』が声優デビューで、もう30年になるんですね。ビックリです。今になって見直してもすごく面白い作品で、「この後どうなるのかな?」
「どういう料理が出来上がるんだろう?」ってドキドキしながら楽しめる。
そんな作品が僕のデビュー作になっていることを光栄に思っています」
この高木さんの挨拶に対し、高山さんも「実は私もデビューは変わらないんですよね。主人公を初めてやったのが『ミスター味っ子』で、それ以前の仕事も片手で数えるくらいしかやっていなかったんです。だから、この作品がデビューだと言っても間違いではないので、「私のデビュー作です」と公言しています」と、初めての主人公という部分での作品の思い入れの強さを語ってくれました。
寺沢先生も『ミスター味っ子』が漫画家デビュー作であり、連載開始してからすぐにアニメ化。「僕自身も昨年が作家生活30年で、いろいろとやらせていただいている中で、アニメも久しぶりに観たんですが、本当に面白くて。今回はスクリーンで観ることができるということで、せっかくだからファンの皆さんとお会いしたかったんです。そして、高木君と高山さんは、お二人とも大御所になってしまったので、来てもらえるか判らなかったんですが、お声がけしたら来ていただけたので、本当に嬉しいです」
登壇者3人ともに「デビュー作」ということで、それぞれの作品に対する思い入れの深さ、当時のスタジオでの収録の様子やスタッフとの交流などを中心にトークは盛り上がりました。
トークの最後には、サプライズとして『ミスター味っ子』のBlu-ray BOXの発売を記念して、第1話がTOKYO MXにて10月1日にHDリマスター版が放送されることが発表されました。
「まさに、今日連絡が入って、色々と調整してもらって放送日だけでも発表することができました。ぜひ、この機会に観てもらいたいですね」(寺沢)
「第1話は出ていないから、今からでもオフとかで出演できないかな(笑)。
『ミスター味っ子』また収録してみたいですね」(高木)
「もう1回やってみたいよね。いつか新作とかやって欲しいな、サンライズさんが作ってくれないかな〜って思いますね」(高山)
トーク中に発表されたTOKYO MXでの放送日は下記に確定しました。
「ミスター味っ子」Blu-ray BOX発売記念 第1話特別放送
放送日:10月1日(日) 24:00~
放送局:TOKYO MX
詳細なレポートを『ミスター味っ子』スタッフコラムに掲載中です!
ぜひご確認下さい!!
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