8月24日(木)テアトル新宿にて開催された「サンライズフェスティバル2017 翔雲」『機甲界ガリアン 鉄の紋章』。
ライターの竹田裕一郎さんの司会で、高橋良輔監督とメカニカルデザインの出渕裕さんのトークが開催されました。
トークの最後にはサンライズ音楽出版の牧田さんから・『機甲界ガリアン』CDがワーナー・ミュージックジャパンより発売が決定したことが発表されました。
劇場には「スーパーミニプラシリーズ」の展示があり、邪神兵の試作品が初公開されていた他、5月10日に発売されたBlu-ray BOXの展示や放送当時のLPなども飾られていました。
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9月9日(土)は、TOHOシネマズ 新宿にて『THEビッグオー』のオールナイトを行いました。
上映に先駆けて実施されたトークショーでは、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんが司会を務め、ゲストには、コンセプトワーク・スーパーバイザー、キャラクターデザイン・メカニックデザインのさとうけいいちさん、シリーズ構成の小中千昭さん、ロジャー・スミス役の宮本 充さん、片山一良監督が登壇されました。
まず、本作の成り立ちについて、さとうさんは「サンライズに席を移すにあたって、オリジナルのロボットものの企画をやらせてもらえないかと話し、その後片山監督に声をかけさせてもらった」と語り、片山監督は「映像ではなくおもちゃの企画がやりたいと、持ち込んだ。企画さえ通れば、そこから宣伝する映像を作って行こうという話だった。いつもだったらおもちゃメーカーから降りてきたメカを演出するが、逆の立場としておもちゃをデザインする方向に立てるんだ、やりたいなと思った」と語りました。
宮本さんの参加について、片山さんは「洋画のドラマのような作品にしたかったから、洋画の吹き替えをしている人が良いのではないかと思った。たまたまテレビを見た時に宮本さんの声を聴いて起用した」と、オーディションではなく決め打ちでキャスティングした事を明かしました。
アフレコ中の秘話では、「ロジャーの語りの台詞が難しく、言い回しに苦戦した」と宮本さんは語り、小中さんは「アメリカのテレビドラマのようなことをアニメでできることにわくわくした」と語ります。
当時の収録では「アフレコに苦戦する宮本さんをブースで見ながら、音響監督の鶴岡陽太さんから『なんでこんな台詞書くの!』と言われ、肩身の狭い思いをしました」と語り、観客からは笑いの声が出ました。
また、小中さんは「無意識に翻訳分解をしていた。考えてみるとそんな風に書けたのは『ビッグオー』だけでした」と語りました。
さとうさんは、ロジャーのキャラクターについて「企画の段階で、少年ではなく大人の主人公をやろうと思っていた。それをモチーフとして、ロボットで『バットマン』をやりたいと思ったていた。それが叶うんだから捨てたもんじゃないな」と語りました。
また、さとうさんは小学生の時、学級新聞で「ビッグオー」というタイトルの四コマ漫画を描いていた、という秘話が飛び出す場面もありました。
作品制作にあたって色の話では、当時『ビッグオー』の配色は他のサンライズ作品で使われていた色ではなかった為、新色を作ってもらおうと思ったが、『ビッグオー』のためだけに絵具を増やせないと言われ、片山監督とさとうさんは本作の前に担当していた『センチメンタルジャーニー』に『ビッグオー』色をひそかに持ち込んでいた、と明します。
さとうさんの「『センチメンタルジャーニー』の女の子たちは、『ビッグオー』色に染められたんです」とのコメントに会場からは笑いの声が上がりました。
その後、宮本さんのお誕生日が前日の9月8日ということで、サプライズバースデーケーキが登場!
みんなでお祝いさせて頂きました!
最後は、ゲストの方々の締めの挨拶でトークショーは幕を閉じました。
さとうけいいち(コンセプトワーク・スーパーバイザー/キャラクターデザイン・メカニックデザイン)
今日は皆さま、お付き合いありがとうございました。この後の上映、しっかりと目に焼き付けて帰ってください。我々、全スタッフで勝負をして形になった本作を見て頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします。
小中千昭(シリーズ構成)
サンライズさん、バンダイさん、ぜひシーズン3を作らせてください。ありがとうございました。
宮本 充(ロジャー・スミス役)
僕も皆様と一緒に、映画を楽しもうと思います。どうもありがとうございました。
片山一良(監督)
今回の評判次第ではシーズン2のオールナイトがあると思うので、その時は矢島さんを含め5人で皆様にご挨拶できればいいなあと思います。応援よろしくお願い致します。
そして、宮本さんによるロジャーの決め台詞で上映がスタートしました。
「雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。土曜の夜、朝までぶっ通しでアニメを見る人間がいてもいい。それが自由というものだ。それでは皆さん、朝まで楽しみましょう!ビッグオー!ショータイム!」
なお、プレミアムバンダイでは「超合金魂 GX-48K ビッグオー 鉄仕上げ(フルパッケージ)」が好評予約受付中です。
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9月3日(日)は、TOHOシネマズ新宿にて『機動戦士ガンダム00』の上映を行いました。
▲『機動戦士ガンダム00』のガンプラやクリアファイルなどが販売!
▲ロビーには、サイン入りパネルと、ファーストシーズンのポスターを展示!
まず、TVシリーズ放送開始から10年が経とうとしている本作を振り返ってみた心境を尋ねられ、監督は「ずっと繋がって仕事をしているので正直あまり10年経ったという気がしない。ガンダムはなにかが動いていて、なにかあるごとに『00』の話が出てくるので、時間が経っても忘れないコンテンツである」とコメントし、高河さんも「仕事がひと段落しても、監督とはいろいろな面でずっとお付き合いさせていただいているので、継続しているイメージです」と、両名とも実感がない様子でした。ただ、高河さんがトークショーに登壇することは非常に珍しいということで、今回は10周年をお祝いするにふさわしい記念すべき会となりました。
次に『00』のキャラクターデザインがなぜ千葉道徳さんと高河さんに決まったのかについて、監督から「僕から千葉さんに、現場のトップとして担当してもらえないかと依頼した。アニメ用にデザインできる人は千葉さんが上手いと思っていたから」と千葉さんが起用された理由に加え、高河さんはオーディションによって決定したエピソードが語られました。高河さんは「絶対落ちると思っていた」、決定したと聞いたときは「震えあがりました」と当時の心境を明かしました。
そして、高河さんはキャラクターデザインを担当するにあたって「苦労したエピソード」について、「とにかく自分の力不足を痛感することばかりで、監督や千葉さんの求めていることを形にできているのか、と常に苦しんでいた」と語られました。
監督は「高河さんから細かいニュアンスを含めたいろんな提案があって、すごく丁寧な作業をしてくれた」と語り、高河さんに対して「繊細な方だな」と思ったことを明かしました。
高河ゆん(キャラクターデザイン)
このような長い間、みなさんに愛されて楽しんでいただけるような作品に関わらせていただいて、本当にありがとうございました。私の人生の中でもすごく大切な作品、人間関係になっておりますので、これからも参加できることがあればグイグイいきたいとおもいますのでよろしくお願いします。
水島精二(監督)
ガンダムという作品自体は長いシリーズであり、『ガンダム00』も周年などに関係なく、細かい企画が色々と動いていくと、昔言われたが、実際にそうだなとすごく感じています。
10周年なので色々なものを皆さんに届けたいと考えていますし、僕自身もなにか映像をもう一度作りたいなという気持ちはずっとあります。これからも応援してください。今日はどうもありがとうございました。
サンライズフェスティバル2017翔雲、9月5日(火)はTOHOシネマズ 新宿にて『クラッシャージョウ 氷結監獄の罠、最終兵器アッシュ』の上映が行われました。
OVAである本作が2Kリマスターで上映されるのは今回が初めて。平日にも関わらず、多くの方に足を運んで頂きました!
上映後にはアルフィン役の佐々木るんさんによる舞台挨拶が行われました。
劇場版より成長したアルフィンを演じるよう心がけたところ「色っぽすぎる」と注意されたエピソードなど、OVAの思い出などを中心に語っていただきました。
当時、原画を担当された西村誠芳さんが急遽登壇する一幕も。
設定スーパーバイザーの森田 繁さんも、会場にいらっしゃっていました。
9月2日(土)、TOHOシネマズ新宿にて「魔神英雄伝ワタル 秋祭り2017」が開催されました。
来場した方には、入場者プレゼントとして「うちわ」と、32ページの小冊子「神部界メモリアルみにぶっく」を配布!
上映に先駆けて実施されたトークショーには、司会として『魔神英雄伝ワタル2』で作画監督を務めた神志那弘志さん(スタジオ・ライブ代表)が、ゲストとして戦部ワタル役の田中真弓さん、虎王役の伊倉一恵さん、『魔神英雄伝ワタル』で演出を担当した近藤信宏さんが、それぞれ登壇されました。
トークショーは、井内秀治総監督とキャラクターデザインを担当した芦田豊雄さんの思い出話からスタート。神志那さんは、2017年の夏が、シリーズ第1作『魔神英雄伝ワタル』放送から約30年、『超魔神英雄伝ワタル』放送から20年ということに加え、芦田さんの七回忌、井内監督の新盆であり、「色々なことが重なって、このトークショーも企画されました」と切り出します。
近藤さんは井内総監督の“恥ずかしがりや”なお人柄を、伊倉さんは井内総監督に脚本を依頼した2つの舞台について、田中さんは総監督との楽しいエピソードなどを語り、故人を偲びました。
また、神志那さんと近藤さんからは、お二人が近年に関わった『ワタル』の映像として、パチンコ「CR魔神英雄伝ワタル」についても語られました。
話がひと段落したところで、田中さんが「我こそは一番遠くから来た!という人?」と客席に問いかけると「北海道!」、「沖縄!」、「台湾!」と次々に声が上がります。
ここで神志那さんは、ゲストの方に「もしも新しいワタルが作られるとしたら、どういった話、もしくはどういった役をやってみたいですか?」と質問。田中さんは、以前実施された人気投票で戦部ワタルが10位だったことから「ワタルは出ないかもしれない……」と不安がりつつも、「役者としては、ドアクダーチーム側の、悪い役を演じてみたい!」と語り、「話だったら、マンネリでもいいよ!『魔神英雄伝ワタル』と“似たようなちょっと違う話”をやりたい!」と叫びました。
プレゼント抽選会や急遽行われた質問大会などを経て、最後にゲストの方々から挨拶があり、大盛り上がりとなったトークショーは終了しました。
近藤信宏(演出)
「これからも末永く『ワタル』をよろしくお願いします。こうやって皆が盛り上がることで、次につながるといいな、と思います。我々も頑張りますので。今日はありがとうございました」
伊倉一恵(虎王役)
「どうもありがとうございました!次回は歌いますよ(笑)その時にお会いしましょう!」
田中真弓(戦部ワタル役)
「この『ワタル』という作品は、新作もやってないのにずーっと応援してくれてありがたいなぁと思うし、これはきっと続きますよね?今後ともよろしくお願いします!ありがとうございました!」
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