- 富野由悠季監督
- 湖川友謙氏
- 尾崎雅之
- 竹田裕一郎氏
- 福井晴敏氏
- 芦田豊雄氏
- 井内秀治監督
- 谷田部勝義監督
- 高松信司監督
- 米たにヨシトモ監督
- 望月智充監督
- 高橋良輔監督
- 塩山紀生氏
- 大河原邦男氏
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もし、ガンダムもイデオンも存在しない世界だったら、勉強の仕方を知らなかった自分が「物を考える」ことは生涯なかっただろうし、まして物書きになんかなってるわけがない、と自信を持って言い切れるわけだ。
だってそうだろう。バブル崩壊やら冷戦終結やらIT革命やら、この二十年あまりの間に何度「未曾有の事態」を経験したと思う? 学校の勉強なんてのは、現状に対応する知識を体系化しただけのもので、予測不可能な未来に対応する術を教えちゃくれない。
大人になってからこっち、日々襲い来る「未曾有の事態」をなんとか乗り切り、生きていくための知恵を授けてくれたのは、親でも教師でも過去の哲人でもなかった。
サンライズという町場のプロダクションに集まり、生活のためにガキ向けアニメを作ってきた見知らぬおっさんたちこそ、我らの心の師であったのではないか?
一夜限りのイベント、真夏の夜の夢だ。イエス! と賛同できる者のみが集まればよい。
当夜は、いまや大家になった「おっさん」たちも顔を見せるという。
お互い会ったことはないが、テレビを通じて同じ講釈を聞いていたという点では、我らは同じ学び舎で育った卒業生のようなものだ。ぜひ元気な顔をそろえ、いまや自身がおっさんになった我らの姿をおっさんたちに見てもらおうではないか。
そして叫ぼう――「マジきついけど、おかげさまでなんとかやってるよ」と。
ホントに叫ぶと劇場に迷惑なんで、心の中でな。
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