#Sere 17「じゆうなちつじょ」
太陽系惑星間同盟の急進派では、帰還したインプルスの戦闘状況が分析がされていた。それにより、明らかになったスフィクスからのバックヤードは、ヴァイア艦を操船する者の精神に入り込み、破壊してしまうという恐ろしいものだった。ヴァイア・プロジェクト遂行のため、ベルコビッチらは再び一計を案じる。 一方、表面上は平静が保たれているかのように見えるリヴァイアスだったが、その本質は明らかに変わり始めていた。救難信号を乗せたポッドへの期待も薄れ、日に日に希望を失う訓練生たち。モラルの低下による横行、略奪、賭博…。ブルーの身を案ずるあまり、適格な判断が出来なくなるユイリィ。また、拠り所を失くした少女たちは救いを求め、ファイナの元を訪れる…。不安と欲望が交錯する中、歪んでいく秩序…。
そんな状況の中、1人リフト艦で作業を続けていた昴治は、特権階級へのやっかみにより、数人の訓練生から袋叩きにされてしまう。意識を失った昴治はあおいに介抱されていた。そこへ見舞いにやってきたファイナは「昴治は過去から逃げたがっている」と静かに言い、あおいと祐希の存在を否定する。また、こずえはポイント・フリーの恩恵を与っている事実に、同性からの反感を受ける。目立たないように忠告するレイコだったが、素直すぎるこずえは態度を改めない。そして祐希は、昴治の全てを激しく否定する。努力を推進する昴治に「結果の出ない努力は、紙屑同然だ」と言い放つ祐希。 限界まで膨らんだリヴァイアスは、新たな敵、深紅のディカスティアに周囲を取り囲まれられる。
脚本:黒田洋介 作画監督:門 智昭 メカニック作画監督:吉田 徹 画コンテ:やまざきかずお 演出:西山明樹彦
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