OVAシリーズ第2巻。惑星ごと生物を抹殺するという恐怖の兵器アッシュを巡る内乱に巻き込まれたジョウたちの活躍。
　五年にわたり血みどろの戦いを続けたバンドーレ共和国とカルミナス公国にようやく停戦協定が結ばれた。だがバンドーレ軍部にはそれを認めぬ不穏な空気が漂っていた。
　バンドーレの大統領は平和への第一歩として、女性軍人タニア少佐に殺人兵器“アッシュ”の廃棄を命じる。その任務遂行中の巡洋艦で反乱がおき、タニアは惑星ダビドフに捕らえられてしまった。いまや味方さえ信じられない窮地の大統領から、ジョウたちが秘密裏に依頼されたのは、アッシュの管理者タニア少佐の救出とアッシュの廃棄だった。
　しかし、ダビドフはかつての兵器工場で、いまなお殺人ロボットが徘徊する危険な惑星だった。バンドーレ軍の攻撃を受けてダビドフに不時着したジョウたちは、殺人ロボットの攻撃をかわしながらついにタニアとアッシュを発見。救出しようとした時、統合参謀本部のマルドー大佐が現れ、タニアにアッシュを引渡すよう命令する。だが、タニアが尋ねた大統領勅令のパスワードを大佐は知らなかった。嘘を見破ったタニアはアッシュの安全装置を解除して大佐に迫り、ついに反乱の黒幕が軍最高司令官だと聞き出す。そしてアッシュを廃棄しようとしたその時、大佐の裏切りで深手を負わされた兵士がアッシュを作動させてしまう。