老若男女が楽しめる、ハイスピード・バトル・アクション・ハードボイルド・コメディ?である。
"ガンダムのサンライズ"が、クリエーター岸本真太郎に惚れ込んで映像制作を完全バックアップした。
堀口プロデューサーや一部スタッフは、お台場ガンダム立像との並行作業であった。
舞台と背景は全て実写カメラに加えて、登場する人間は俳優を起用。手書きアニメでは無いCG合成作品である。
巨大なハサミの肉汁は、まるでロブスターのそれか……台風一過の運命が、本来出会うことのない水棲生物のザリガニをあのカマキリの好敵手として導いた。
戦いの中、フラッシュバックする暴風雨の出来事が、無関係の男と女に不幸をもたらす。
爆音・暴走許すまじ……我が物顔で夜の裏通りを集団暴走(飛行)するカブトムシの一群は、夕食を妨害されたカマキリの闘争本能に火をつけた。
昆虫の王様を自負する(?)カブトムシのプライドと、食い物の恨みで噴出したカマキリのアドレナリンが、今度もなぜか女を巻き込んで火花を散らす。
朝のまどろみを妨害する真の敵とは?……惰眠をむさぼるカマキリにちょっかいを出した2匹のカラスは、しかし相手が悪かった。たった1匹を相手に苦戦する都会の空の支配者は、戦闘の舞台を有利な高空に求める。
今回も巻き込まれた男と女の痴話ゲンカと、繰り広げられる一大空中戦がクロスオーバーするシリーズ初の異種生物格闘編。
そのOLは、守護神の飛来に狂喜する……会社帰りのOLを待ち構えていたのは、人間生活の招かれざる同居人、ゴキブリの出場だった。
眼前で繰り広げられるバトル、カマキリは彼女を恐怖から救えるのか?
作品名 | tough guys!(タフガイズ!) |
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ジャンル | アクション・コメディ・ショート・CGムービー |
形式 | 各話約8分 × 3話(+トレーラー1分) |
対象 | 男女小学校低学年~大人まで |
製作 | SUNRISE |
発売日 | 2010年7月21日(予定) |
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希望小売価格 | ¥2,800-(税抜き)、¥2,940-(税込み) |
特典 | 特製シール |
発売元 | サンライズ |
販売元 | ポニーキャニオン |
●2005年
・『tough guy!2005』ジャパンデジタルアニメーションフェスティバル2005(日本)グランプリ 受賞
・『tough guy!2005』アジアデジタルアート大賞2005(日本、アジア各国各地域)動画部門大賞&文部科学大臣奨励賞 受賞
●2006年
・『tough guy!2005』第60回毎日映画コンクール(日本)大藤信郎賞 受賞
・『tough guy!2005』ANNCEY 2006 Short film in panorama(フランス)上映
・『tough guy!2005』広島国際アニメーションフェスティバル2006 現代日本のアニメーション 上映
●2007年
・『tough guy!2005』第29回クレルモンフェラン国際短編映画祭 Labo-competitionノミネート
本編の主人公。
只者ではない、しかしただの虫・カマキリ。
奴の行く先々には、現代人が忘れたbattleが巻き起こる。
2003年の対空き缶戦、2004年の対シジミチョウ戦、2005年の対クマゼミ戦……すべて戦って、戦って、戦って、勝利してきた。
絶対に諦めないし、挑戦は必ず受ける。
現代社会の知られざる無敗の帝王。
ライムグリーンの瞬殺者。
奴はどこから来てどこで戦うのか……それは誰にも彼にもわからない、はず。
20世紀初頭にアメリカより移入した奴らは、今では日本在来種をほぼ駆逐して、全国にはびこる。
EP01では、台風一過、増水した河川からたまたま陸地を放浪していたら、好敵手と出会う。
その巨大なハサミの戦闘力は高い。
日本の広い範囲で見られる蛾の一種。カマキリの夜食になりかけたところを、暴走カブトムシ軍団の前方不注意により運よく命拾いする。ガ(が)、本人はたぶん気にも留めていないと思われる。
昆虫の王様を自覚してか、このエピソードでは集団で傍若無人な振る舞いをする、鼻もちならない奴らである。
マッチョな体形にも関わらず飛翔可能な樹上の支配者、だけどベジタリアン。
けっこう臭い。
鳥類の中では最も知能が発達していると言われ、近年カラスのある種は道具を使うことが発見された侮れない奴。
遊戯行動も確認され、今回のバトルはその行為が戦端を開く原因になったと思われる。
もしかすると大都会・東京の真の生存適合種かもしれない。
つやのある黒褐色をした人間には身近な虫。
3億年前の古生代石炭紀から出現したと推測され、「生きた化石」ともいわれる。
極めて人気の無い虫の上位に位置すると思われる、
人間に敵意は無いが、これで悪意があったら大変だろう。
バイクは爆発シーンがあるので、実車のレンタルがあり、かつ合成用のミニチュアプラモデルがある車種を選んだ。ところが、レンタル実車のHONDA CB400SF version 3とプラモデルの初期型がカウル等形状が違うため、パテ盛り改造が必要だった。スタッフ皆がだんまりを決めたので、仕方なくプロデューサーがプラモ改造制作を行う(本人:談)。
カマキリがかわす改造車はCGモデルだが、リフレクションなどのCG映像制作上のデータ集積から走行シーンが撮れる実車が必要だった。所有者の意思に関係なく、CGサイドから車種が決まる。ロケハン、スタッフの移動、ロケ本番と真夏にエアコンも酷使され、レギュレーターが壊れ交換となった。
オーソドックスな目覚まし時計。スタッフ所有の実物を参考にした。
CGモデルのみならず、合成位置合わせ用に実物大プロップも作られた。その牛乳パックに貼るためのシート画像。
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