「サンライズフェスティバル2016満天」初日はテアトル新宿の『疾風!アイアンリーガー』。トークショーにはアミノテツロ監督、マグナムエース役の松本保典さん、マッハウインディ役の置鮎龍太郎さん、そして司会に当時の設定制作の中山浩太郎さんが登壇しました。
ステージに上った置鮎さんが「みんな!魂のオイルは沸騰しているか!」とマッハウインディの声で問いかけに大きな拍手と歓声が起こり、早くも熱気につつまれた会場に、アミノ監督から「今日みなさんオールナイトですよ、くれぐれも頑張り過ぎないように朝まで頑張って下さい」と気遣いと励ましの言葉がありました。
置鮎さんは毎年サンフェスを楽しみにしていて、個人的にも来場しており、アイアンリーガーの上映を心待ちにしていたと満面の笑みで挨拶。松本さんは、「放送から23年目の今、トークショーが行なわれることに驚いた」とサンフェス出演の話をもらった時の気持ちを語りました。
当時のアフレコ現場は、男性声優が多く「とにかく男子体育会系」。アフレコ後の飲みに行った居酒屋のことや温泉旅行のエピソードなど、思い出話に花が咲きました。
置鮎さんは「ウィンドボーイ」という役名が突然初回のアフレコ現場で「マッハウインディ」になったのは「エアコンの名前として商標登録されていた為、変更になったと今日初めて聞かされた」と話し、会場を驚かせました。また、渋めの声の極十郎太役を山口勝平さんに、陽気なトップジョイ役を渋いイメージのあった小杉十郎太さんにした配役に「あえて逆って魅力的」というアミノ監督の意図も語られました。
サプライズゲストとして、本作のプロデューサーを務めた南雅彦さん(現・ボンズ代表取締役)も登壇。企画段階の話や「サッカーゴールに腕を張り巡らすアイデアは、漫画家の島本和彦さんのもの」といった裏話が披露されました。
トークショーのクライマックスには、松本さんによる23年ぶりの「44ソニック」が炸裂!会場からはひときわ大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
最後に登壇者から会場の皆さんへメッセージ
置鮎さん「23年ぶりの懐かしい作品に、こんなに多くの方が集まって下さって嬉しく思います。作品を楽しんでいってください」
松本さん「本当に思い出深い作品です。オーディションで言ったセリフが『私は全てを知る者だ』で、凄い役だなと思いました。実際にミステリアスな感じで話が進み、収録が毎回楽しみでした。今日は初めての方もいらっしゃるし、今でもこうして足を運んでくださる方もいる作品なのを嬉しく思います」
アミノ監督「作品を作っている自分は次から次へと色んなことを創りだして行かなきゃいけないし、またそうしたいし、やっているのだけれど、過去の作品を大事にしてくれているのは、観てくださった人たちだと痛感しています。『この作品が凄い思い出なんです』と言ってくれる人がいることが凄く嬉しくて、自分にとっては宝です。朝まで観てもらえるなんてありがたくてたまりません。この場をバネにして生涯現役で頑張っていきたいと思います」
南さん「『アイアンリーガー』はプロデューサーとしての原点で、声優さんと向き合うのも初めてでした。今日こんなに多くのファンが集ってくれて嬉しいです」
司会の中山さんが「せっかくこういう熱い作品なので、声援を送ったり、熱い気持ちで観て応援して欲しい」と告げ、トークショーは終了。
そして第1話の上映は始まると場内はオープニングテーマ「アイアンリーガー-限りなき使命-」を合唱するファンの歌声につつまれました。
テアトル新宿のロビーには当時の商品を展示
そして寄せ書きボードには力のは入ったイラストも!
朝の回まで熱い気持ちで オープニング、エンディングを合唱して、応援してくださった皆様。
ありがとうございました。