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前回のコラムでご紹介したように今年の『サンライズフェスティバル2011夏嵐』の上映作品はは昨年のアンケート結果を元に選ばれました。
今回一番上映作品数が多いのは『魔動王グランゾート』『魔神英雄伝ワタル2』『ママは小学4年』『激闘!クラッシュギアTURBO』の4作品がセレクトされた井内秀治監督です。
作品ごとに『魔動王グランゾート』『魔神英雄伝ワタル2』は冒険ヒーローもの、『ママは小学4年生』は女児向け作品、『激闘!クラッシュギアTURBO』は玩具連動のバトルものと多彩な作品を手がけていらっしゃる井内監督にコメントをいただきました。
−お一人の監督としては一番多い4作品がセレクトされましたが、いかがですか。
大変光栄に思っています。
10年20年の時を経ても、皆さんの心にこれらの作品のキャラクターが生き続けていてくれるとすれば、物作りの人間としてこんな幸せなことはありません。
−それぞれの作品のセレクトもしていただきありがとうございました。
上映を観にいらした方たちに、ここを見てほしいというポイントを作品ごとにお願いいたします。
【魔動王グランゾート】
TV初監督だった『ワタル』の次に作った作品です。ワタルからのスタッフがそのまま参加してくれたということもあって、ある意味『ワタル』より自分らしさが出ている作品だと思っています。
【魔神英雄伝ワタル2】
『グランゾート』からまたまたスタッフが一緒ということもあって、皆ノリノリで作りました。少しノリ過ぎたところもあります。はい。
今回、上映される一本にあの『ビバップ……』のW監督が演出した話があります。これは個人的に、私の中の『伝説の一本』です。
【ママは小学4年】
サンライズでは珍しい女の子向けの作品です。
今回、観直してみると、「昔は自由に作らせてくれたなぁ」と感じます。今だったら「絶対ダメ!」と言われるシーンがいくつもあるんですよね。
【激闘!クラッシュギアTURBO】
いきなりですが、これは面白い作品です。手前味噌ですが、凄い作品です。我ながらよく作ったと。まだ観たことのない人は、是非観てください。できたら全話数を!
よろしくです!
以上、いかがでしたでしょうか。
それぞれの作品をご覧になるときに井内監督のコメントを思い出してください。
4作品全てを比べてみていただくのもおすすめです。
初日8月6日(土)はスクライドナイト!
ゲストトークでは、10周年記念プロジェクトとして発表された「スクライド オルタレイション」の話も…。
レイトショーの最初の上映作品は8月7日(日)の『TIGER & BUNNY』
いつもはテレビでご覧いただいてる作品をスクリーンでお楽しみください。
先週までは、昨年の『サンライズフェスティバル2010夏』のオールナイトレポートを紹介してまいりましたが、いよいよ今年の作品ラインナップについてご紹介を始めたいと思います。
昨年は前夜祭の「イデオンナイト!」に始まりサンライズの創業当時の初期作品を中心に上映した、「アーリーサンライズウウィーク」。ガンダムの劇場作品を中心に上映した「ガンダムウィーク」。90年代のロボットヒーローものであり、20周年を迎えた勇者シリーズを上映した「勇者ウィーク」。TVシリーズから最新の幻影篇までのボトムズシリーズを上映した「ボトムズウィーク」と、週ごとにテーマを設けて、上映スケジュールが組まれていました。
では、今年の作品はどうやって決められたのかというと、サンライズファンのみなさまにより楽しんでいただけるように、昨年の『サンライズフェスティバル2010夏』の来場者のみなさまにアンケートにお答えいただいた結果をもとに、いま旬の作品や30周年や20周年などの周年記念作品などもとりまぜて、ラインナップを決めさせていただきました。
あなたの選んだ作品はラインナップされていますでしょうか。
そしてさらに今年はみなさまのサンライズ作品への思い出やエピソードも教えていただきたいと思い、現在公式サイトでは、上映作品にまつわる思い出やエピソードを募集中!
送って頂いた思い出エピソードは8月5日にバンダイチャンネルライブ!にて、配信される『サンライズフェスティバル2011夏嵐』の前夜祭や公式サイトなどで紹介します。
募集期間は7月22日(金)正午〜8月1日(月)正午まで。
たくさんの投稿をお待ちしております!!
昨年のサンライズフェスティバル2010夏のオールナイトレポートは、最終日である9月3日(金)にラストオールナイトとして開催された「ボトムズナイト!」です。
トークショーにはゲストとして、高橋良輔監督、キリコ・キュービィー役の郷田ほづみさん、キャラクターデザインの塩山紀生さん、メカニックデザインの大河原邦男さん、そして塚田延式プロデューサーが登壇した。
――サンライズフェスティバル2010夏の最終日に「ボトムズ」
高橋監督は、サンライズフェスティバル2010夏の最終日に「ボトムズ」が上映されることに対して「本当に嬉しいね、今日で暑かった夏を区切りましょう!」と嬉しそうに語った。
今回のように大勢のファンの前でお話しする機会が今までにあまりなかった、という塩山さんは、30年近くもこんなに応援してくれるファンの方がいて、「ボトムズ」の話ができることを嬉しく思っている、とのこと。
ガンダムシリーズや勇者シリーズなど、他にも多くのサンライズ作品のメカを手掛ける大河原さんは、なぜ今回「ボトムズ」のトークショーで自分が呼ばれたのか、という発言で会場を笑わせた。
郷田さんからは、今回初めて大河原さんにお会いしたという意外な話がとび出し、客席からは驚きの声が上がっていた。また、以前大河原さんが本イベントの会場であるテアトル新宿界隈の紳士服売り場で販売員をしていたというお話に対して、郷田さんも「同じく紳士服売り場でアルバイトをしていた」と二人が壇上で固く握手を交わすという場面も。
先日新潟で行われた「メカデザインFOR1/1 メカニックデザイナー大河原邦男」では監督、塩山さん、大河原さんのメンバーとスタッフで、滞在した夜に楽しく宴会をした話などが披露され、頻繁に会っているわけではないにも関わらず、一同のスタッフとしての結成歴の長さや団結力の強さを感じさせた。
――1/1ガンダムと1/1ボトムズ(スコープドッグ)とデザインについて
最近初めて1/1ガンダム立像を見た、という郷田さんが、1/1ボトムズ(スコープドッグ)と比べての感想を話してくれた。「小さいだろうな、と思って近づいたら意外にも大きく、戦うための兵器というような感じがして、リアリティがあったのがスコープドッグでした。」とのお話に「あんなのが100体くらいズラーっといたら逃げ出したいよね(笑)」と塩山さんが発言。
また、ボトムズ(スコープドッグ)のデザインの経緯について大河原さんは、「監督がガンコだから、あまり私の出番がないんです」とこぼし、会場からの笑いを誘った。
スコープドッグの特徴であるアームパンチやローラーダッシュ、降着、ターレットに関しては全て監督の言うとおりにデザインした、と話すと、それに対して高橋監督は、「演出として表現に指示を出したのはこちらだが、それを形にして表現したのが大河原さん」と語った。また「形にするのには才能が必要」とも話し、現在のスコープドッグ誕生の経緯を垣間見ることができた。
――新作「装甲騎兵ボトムズ 孤影再び」
2010年11月6日から「ボトムズフェスティバル」と題して劇場にてイベント上映される新作「ボトムズ」3本(「装甲騎兵ボトムズCase;IRVINE -ケース;アービン-」「ボトムズファインダー」「装甲騎兵ボトムズ 孤影再び」)のプロモーション映像が流れた後、それぞれの作品について塚田プロデューサーから話を聞くことができた。
時系列として「幻影篇」の前の話にあたる「孤影再び」は、以前「日経キャラクターズ!」で連載をしていた高橋監督による小説を映像化したもので、この2作の制作はほぼ同時期にスタートさせたそう。
「孤影再び」を作るきっかけについて高橋監督は、「赫奕たる異端」でフィアナをなぜ殺してしまったのか?や、ボトムズの世界を壊してしまっていいのか、というようなファンレターを沢山受け取り、「小説を書くことで、「キリコにもフィアナにも、レギュラーメンバーにも、僕は愛情があるんですという言い訳をしたかった。」と回答した。「僕の中では、次のキリコとフィアナの物語が頭の中にありまして、そのための「孤影再び」です」といった今後の展開を匂わす発言もあった。
――新生ボトムズ「装甲騎兵ボトムズCase;IRVINE -ケース;アービン-」「ボトムズファインダー」について
「装甲騎兵ボトムズCase;IRVINE -ケース;アービン-」(五十嵐紫樟監督)「ボトムズファインダー」(重田敦司監督)については、「「ボトムズ」という名前を冠して、また違った世界や、見方ができるように」という考えがあったとのことで、高橋監督も五十嵐監督と重田監督に対しては、非常に期待していると言う。 塩山さんは「開始当初はボトムズという作品がここまで広がるとは思わなかった。集まっていただいた方たちは本当に僕よりもボトムズをよっぽど理解してたんじゃないかな、と思います。まだまだ未解の部分が沢山あるので、もっともっとボトムズの世界は広がるんじゃないか」とコメント。
30年近くキリコ役を演じていた郷田さんは、「作品の中で時間が経過しているものってなかなか無いのでは?自分も好きで観ていた作品の中のキャラクターと一緒に歳を重ねていくということは幸せだな、と思います。また、このような作品に関われて、自分も役者として幸せです。」とコメントし、その喜びを語った。「キリコはあまり歳をとらないんだけどね。(笑)。」と、自身とキリコの年齢のずれによるアフレコ収録時の苦労も語ってくれた。
――現在続々リリース中の「幻影篇」と「ボトムズ」シリーズの今後の展開について
「幻影篇」は、「ボトムズ最終章」と銘打っての発表だったが、当初とは異なる展開に対して突っ込みが入れられると、「「これが最後」だなんて作る人が思うわけないじゃない!」と高橋監督が発言し、会場を沸かせた。
「セルフパロディとして新しいネタを入れながら、最終章が始まるよ、というような勢いでネタフリをやってしまったという感じですかね。」と塚田プロデューサーが暴露し、今後の続きについての期待が膨らんだ。
監督は、設定や物語に関しては吉川惣司さんや鈴木良武さんと一緒に作っているが、主人公のキリコの心情に対しては責任を持っているつもりだ、と言い、それを具体的な映像にするのが塩山さん、世界を成立させるメカの部分を大河原さんとすると、最後には「「作らせている側」がどう責任をとるか!ということになりますよ!(笑)」と「ボトムズ」に対するサンライズの覚悟を問う言葉でトークを締めくくった。
今後もますます「ボトムズ」から目が離せなくなりそうだ。
ゲストを招いてのトークショーに続いて、「装甲騎兵ボトムズ ペールゼンファイルズ劇場版」「装甲騎兵ボトムズ 幻影篇」の第1〜5話までが上映された。なお、「幻影篇」の第5話「コクーン」は9月24日(金)のBD&DVDの発売に先駆けての特別公開となった。
笑いの絶えない楽しいトークショー。左より、高橋監督、塩山さん、大河原さん、郷田さん、そして塚田プロデューサー
トークショーの最後にはじゃんけん大会が行われ、登壇者のサイン入りポスターやアフレコ台本などがプレゼントされた。
昨年のサンライズフェスティバル2010夏のオールナイトレポートは<勇者WEEK>の最終日を飾る8月28日(土)に開催された、「ガオガイガーナイト!」です。
『勇者王ガオガイガー』TVシリーズ第一話「勇者王誕生!」の上映に続き、司会として主人公・天海護役の伊藤舞子さん、そして米たにヨシトモ監督、脚本の竹田裕一郎さん、北嶋博明さんが登壇してのトークショーが行われ、その後で『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』全12話が一気に上映された。まさに勇者シリーズ最終日にふさわしいハイテンションなプログラムとなった。
――作品参加への経緯
今や「ガオガイガー」といえば米たにヨシトモ監督、というイメージが強いが「実は監督を誰にするのか最後まで決まらなかった」という話題も登場。米たに監督は、「会議が既に始まっている現場に呼ばれ、行ってみたら「今日から参加して」と言われたのがはじまりだった…」という、驚きのエピソードを披露。
その一方で脚本を担当した北嶋さんは、前作の勇者シリーズ「勇者指令ダグオン」に関わっていた流れで参加が決まったとのこと。しかし、最初の“スタッフ顔合わせ”に出ることができなかったために、実際に声が掛かって参加となったのはTVシリーズ第15話からだった…というまるで冗談のようなエピソード聞くことができた。
「その代わり、(初めて担当した)15話ではやりたい放題させていただいて(笑)。」と北嶋さん。ご自身でも参加への期待が高かっただけに、“ファイナルフュージョンマニュアル”や“偽ガオガイガー”“原種”のネタなど、竹田さんがシリーズ後半にとっておいたおいしいネタを中盤に使ってしまい、後で竹田さんから苦情が出た、ということもあったそう。
――制作で苦労したエピソード
「FINAL」第3話のシナリオ作りに関して、北嶋さん曰く「第一稿から第二稿の打ち合わせまで、通常ならだいたい一週間後に行われるところを、なんとそれが実際に行われたのは一年半後で、「おかげでじっくり練ることができました(笑)」とコメントし、会場からは驚きと笑い声があがった。
また、当時アオシマから発売されたプラモデルの解説書のテキストまで竹田さんと北嶋さんが書いていたという話題が出ると、竹田さんがカッコよすぎる説明テキストをあげたら没になった、という変わったエピソードを披露。
また、特撮に詳しい北嶋さんは、CDドラマなどで声優さんに怪人の声の演技指導を担当したそう。脚本、そして自身も怪人役としての出演という二役を担当していた、というエピソードを聞くことができ、多面的に展開した「ガオガイガー」ならではの脚本家お二人の活躍ぶりが伺えた。
また、監督曰く「FINAL」はとにかく大変だったそう。竹田さんからは、通常のTVシリーズだと脚本は約70枚くらいになるところ、100枚書いてもまだ終わらない上、さらに米たに監督から追加するシーンをオーダーされ、まとめるのが大変だった、という苦労話を聞くことができた。
最終的に50分近くなってしまったOVA最終話の脚本を自身で担当したことに関して米たに監督は、「誰かの責任にしたくなかったので、自分の尻を拭う形で…」とコメント。
トークショーのラストには「勇者王誕生!完全絶叫ヴァージョン」を登壇者、客席みんなで合唱!
監督をはじめ、曲の適所で思い思いの叫び声を上げ、会場は大盛り上がりとなった。
最後のコメントでは、「今後もロボットアニメの火を絶やさないようにしたい」という竹田さんの発言や、米たに監督から、これからの展開を匂わすような発言が飛び出し、今後への期待を抱かせるイベントとなった。
左から伊藤さん、米たに監督、竹田さん、北嶋さん。
実は伊藤さん、竹田さん、北嶋さんの三人はそれぞれ”目原種”、”肝臓原種”、”肋骨原種”のモデルだそう。
勇者シリーズ20周年を記念した新規描きおろしポスターはこの日初公開。
勇者20周年ロゴを大河原邦男さん、キャラを平岡正幸さん、メカを山根理宏さんが担当という究極のコラボが実現。
画像は勇者webで公開中!
勇者シリーズのデザイナーや作画監督のみなさまから<勇者WEEK>に寄せられた色紙もロビーに展示さていれました。
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