#Sere 25「おれであるために」
激化するゲシュペンストとの戦い。ツイン・バルジを撃ち込むが、ガイストは優にそれを躱し、スペースイカを吸収することにより更なる形態へと進化する。圧倒的な戦力の差に、劣勢を強いられるヴァイタル・ガーダーは、右腕部を切断されてしまう。ネーヤの悲痛な叫びが戦場に響き渡る。昴治は「伝えたいことがある」と言い、あおいと共にリフト艦へと向かっていた。途中、いままで祐希と向き合えてなかったと語る昴治。2人の和解はあおいの願いでもあった。あおいは昴治の言葉を受け止め「次に進まなきゃ…」と、離脱後の未来を話す。ヴァイタル・ガーダー同士の激戦が繰り広げられている中、ゲシュペンストの艦上にはネーヤとマーヤが居た。「こんなことしてもイミがないよ…」と集約された意識を話すネーヤ。
そしてヴァイタル・ガーダーが貫通攻撃を受けたとき、マーヤはネーヤを突き刺す。傷付いたネーヤは、コンラッドの前に姿を現す。そして怨みの対象が、犠牲となった愛娘の姿と知ったとき、彼はリヴァイアス救助を命じ、自らの手でこの復讐劇に幕を閉じた。リフト艦ではイクミによる暴挙が続いていた。辿り着いた昴治はイクミ、祐希、ファイナ…そこに居る全員に言う。「投降しよう」と。イクミはニードルガンを昴治に突き付け、全てを守りたいが故にそれを否定する。微笑む昴治にイクミは引き金をひき…間一髪で祐希がそれを止める。昴治は言う。「イクミの好きにさせろ」と。再びその矛先が昴治に向けられたとき…軌道保安庁の救助が現れる。こずえの言葉と同時に泣き崩れたイクミは、昴治の胸で号泣する。
2225年12月16日、彼らの旅は終わりを告げた。
脚本:黒田洋介 作画監督:寺岡 巌 画コンテ・演出:吉本 毅
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