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- 「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」レポート
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「サンライズフェスティバル2015白南風」ラストを飾るのは「ガンダム Gのレコンギスタ」。TOHOシネマズ新宿には多くの方にご来場いただき、大入り満員となりました。
この日のゲストも超豪華。富野由悠季総監督、石井マークさん(ベルリ・ゼナム役)、吉田健一さん(キャラクターデザイン・作画チーフ)、形部一平さん(メカニカルデザイン)、小形尚弘さん(制作プロデューサー)、菅野祐悟さん(音楽)の5名が登壇。
トークショー冒頭、富野監督の計らいにより9月10日から降り続いていた大雨で被災された方へ向けた黙祷が行われ、会場の「元気」を遠く離れた地に届けました。
音楽の菅野さんはなんと当日に出演の決まったスペシャルゲスト!
劇中曲について、「物量でいえば100曲以上作りました。ただ、『Gの閃光』に関しては、監督の力のある詩を見て僕がその鼻歌を歌うと、そのまま曲として完成してしまうので苦労はしませんでした。」と驚きのエピソードを語ってくれました。
引き続き音楽の話題に。石井さんが歌った「Gの閃光」が会場に流れると大盛り上がり。石井さんも「止めてください!」とのことでしたが、素晴らしい曲になっていましたよね!
今回は2クール目を上映するということでその見どころを訊かれると、
石井さん「ベルリの葛藤している姿を観ていただければと思います。」
吉田さん「飽きの来ない展開になっているので、流れに身を任せて見ていただければ。」
形部さん「朝5時頃にカバカーリーが最後の戦いをしていると思いますが、本当にすごいことになっているので注目してください。」
菅野さん「音楽家としては映画館の大きなスピーカーで自分の音楽を聴いていただけるというのはすごく嬉しいです。」
小形さん「朝まで非常に長いですが、最終回の富士山を迎えるシーンでは爽快感があると思うので最後まで楽しんでいってください。」
富野さん「今回上映するのはBlu-ray/DVDリテイク版の映像です。テレビ放送版から手を入れて、まったく違うものになっています。さらに最後まで知っている上で観てもらえれば、エンディングに向かうスピード感があるので、1回目と違う目線で観ることができると思います。」とそれぞれコメント。
最後に「協力してくれたスタッフの力が画面から伝わってくるはずです。楽しんでみていただければありがたく思います。」と富野さんに締めていただきました。
ゲストの皆さん、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!
今回ご登壇いただいた方から色紙を書いていただきました。TOHOシネマズ新宿にお越しの際はぜひチェックしてみてくださいね。それでは!
9月9日(水)、TOHOシネマズ新宿では「アルジェントソーマ」上映会を行いました。
ゲストに片山一良監督をお迎えしたこの日は、生憎のお天気にも関わらず、多くの方にご来場いただきました。
大きな拍手に迎えられて、片山監督がご登壇。
放送から15周年を迎えたことに関して訊かれると、
「そんなに時間が経ってしまったのかと思いました。ついこの間まで徹夜して作っていたような気がします。」と当時を懐かしむコメントをいただきました。
今回の話数セレクトをするにあたり、1話から最終話まで改めて通して観たという片山監督。上映話数である13話、21話、24話、25話を選んだ理由として、
「説明的な話よりせっかく大スクリーンで観るなら、スケールの大きなエンターテインメント性の高い話を選びました。」とのこと。
企画時の状況を訊かれると、
「企画の段階から最初から最後まで思いついていて、そこから膨らませていった」という片山監督。驚きの結末は当初から考えられていたものなのですね!
最後に、3年前に他界したコマンダーことラナ・イネスを演じた紗ゆりさんについて監督からお話がありました。
「紗ゆりさんは、ずっと自分のアニメに出てもらいたいと思っていた声優さんです。セレクションをする際に全話を観ましたが、ラナ・イネスは紗ゆりさんありきのキャラなので、紗ゆりさんの声を聞くと未だに胸が痛むほど代えがたい存在でした」
この日はこれだけに留まらず、挨拶終了後に監督本人からのポスターお渡し会がありました。思いがけずの展開に驚きながらも、ファンの皆さんは直接お話が出来るこの機会に監督に熱い想いを伝えていました。
片山監督、ありがとうございました!
9月5日(土)に「ガンダムビルドファイターズトライ」のオールナイトイベントがありました。新宿ピカデリーにはガンプラファンをはじめ、多くの方が集まりました。この日のゲストは大河原邦男さん(メカニックデザイナー)、大張正己さん(アニメーター)、馬場俊明さん(バンダイ)、小川正和さん(プロデューサー)というなかなかお目にかかれないメンバー。「大河原さんにデザインしてもらって、大張さんに描いてもらうという、メカ好きとしてはたまらない作品になってます」と小川さんも言うように、この日のトークも裏話を中心に“たまらない”内容に。
企画からの成り立ちについて訊かれると、小川Pは「ガンプラが主役のアニメですがメカアクションについては今までのガンダムに親しんだ方にも受け入れてもらえるような、今までのものに負けないような心づもりでやってきました。トライを制作するにあたって、主役機は格闘型にしようと話し合いがあり、商品化前提で大河原さんにお願いしようと思い、ビルドバーニングを発注しました。」といきさつを説明。
商品の視点からビルドファイターズシリーズに携わったバンダイの馬場さんは、「ビルドバーニングやトライバーニングについてはコンセプト含め大河原さんと密に話し合いをしましたが、カミキバーニングについてはお祭り騒ぎのような最終回なのであえて細かく指定をしていません。僕自身も細かくオーダーせずに大河原さんからどんなものが上がってくるか楽しみに待っていました。」とコメント。
トライの主役機をデザインをするにあたって大河原さんは、「近年のメカデザインでは最初から最後まで使わないパーツがあったりするので、飾りのない素体のような感じでどこまで魅力が出るかというチャレンジもありました。特にカミキバーニングのコスチュームは柔道着で、キャラクターらしいキャラクターになっていて満足しています。私がデザインをするときは甲冑だったり民族衣装、仏像などをヒントにキャラクターを作っているので今回はその典型です。」とデザイン手法についても触れていました。
大河原メカを長年動かしてきた大張さん。今回のカミキバーニングについて、「カミキバーニングは、最初から自分が担当することに決まってました。絵コンテにはポーズの指定がないので、初登場のカミキバーニングはどんなポーズをすべきか自分なりにテーマを決めてやりました。」あの衝撃の登場シーンにはそんな裏側があったのですね!
トークは放送当時、その大きなインパクトで話題をさらったトライオン3に移り、馬場さんは、「無印のころにやっていたころより面白いことをやらないと無印を超えられないので、やってみようと。タイミングも良く、バンダイカード事業部の企画も含めうまく連動できてよかったです。」と振り返りました。
特にトライオン3に思い入れのある大張さんは、「大河原さんのデザインで胸にライオンの意匠があるメカを描けるアニメーターとしてはすごく嬉しいことでした。」と興奮気味に語ってくれました。
最後に登壇者の方から会場の皆さんへ熱い言葉をいただきました。
馬場さん「プラモデルはまだ続きますし、小川さんとは引き続き打合せをしているのでその内容も楽しみにしていてください。」
大張さん「作画陣も魂込めて作った作品なので、この大スクリーンで改めて燃えながら観てください。」
大河原さん「今年6月にシンガポールでのイベントでも、ビルドファイターズは現地の人にも知られているので、アジアでもまだまだ広がっていくんじゃないかと思ってます。」
小川さん「2年ほどビルドファイターズシリーズのプロデューサーを務めましたが、トライの最後にあれだけの商品数が出たのもそれなりの結果が出たからだと思います。ビルドファイターズはまだまだ続いていくのでこれからもよろしくお願いします。」
ゲストの方々、ご来場の方々、ありがとうございました!!
9月4日(金)は放送15周年、「GEAR戦士電童」の上映でした。
この日は挨拶に福田己津央監督、古里尚丈プロデューサー、総メカ作画監督の重田智さんがご来場し、皆さんと一緒に鑑賞されました。
トークショーでは「今こんな作品を作ろうとしたら死にそうな目にあうよね。」「思ったよりちゃんと出来ていてびっくりした。」「サブタイトルにふり仮名があって『あ、子供向け作品だったんだ!』と思いました。」と率直な感想で会場の笑いを誘いました。
この日の上映のうち2話がフィルム、最後の1話はデジタルで制作されていたということで、15年前がアナログ制作からデジタル制作への過渡期だったことが語られました。
さらに「新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN」の制作と重なっていて作業に苦労したこと、玩具の売れ行きによってアニメのストーリーが変更されてしまったことなど、今だから言える話が暴露されました。
古里プロデューサーが「C-DRiVEの3人が舞-HiMEの3人につながったんですよ」と思い入れを語ると、重田さんは、改めて見ると豪華な原画スタッフが揃っていて全体的にクオリティが高いと絶賛。
「勢いだけで作ったから、今これだけの物量を作るのは無理かもしれない」と福田監督もしみじみと語りました。
左から福田監督、古里プロデューサー、重田さん
トークショーの後は握手&サイン会が行われ、ファンの方と交流の時間が設けられました。
女性ファンが多かったことに、お三方も驚いた様子。
当時小学生だった方から当時も今も大人の方まで、幅広い年齢のファンが集まってくれた上映会でした。
福田監督、古里さん、重田さん、ありがとうございました!
9月2日(水)には新宿ピカデリーにて「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の上映会とゲスト挨拶がありました。
この日のゲストは客席で上映を一緒に観ていた福田監督。スタッフの呼び込みで客席から立ちあがると、会場からは思わず驚きの声が洩れました。
福田監督自らセレクトした上映話数を観て、「久しぶりに見るとスタッフ全員若かったなぁと感慨深いです。西村君が担当した最終話はやりたいことをすべて入れてきたって感じ。絵コンテをもらって、『もう好きにしなさい』と思いました。」と当時を振り返りました。
演出の西村聡さんについてはこんな話も。「非常に記憶に残ったのはスーパーアスラーダが出てくる24話。シナリオは既にできあがっていましたが、西村さんはコンテでストーリーとか設定を変える人なんですよ。変えてくれるのはいいんだけど、あの時はまとまらなくなったんですよね。今は大監督ですが(笑)。彼は演出一年目で経験は少ないんだけど熱意がある。彼は非常に熱い男なんです。」
上映を観て、スタッフの熱気をあらためて体感した福田監督。「本当に皆若くて情熱とエネルギーがあって、無茶なことを平気でやるような時代の作品でした。今見ると冷や汗の出るシーンも多いのですが、楽しんでくれてありがとうございます。」とまとめていただきました。
挨拶の後半では質問コーナーやポスター抽選会もあり、福田監督とファンの皆さんとの交流の時間が設けられました。
最後に、「サイバーをいつまでも応援してもらって本当にありがたいと思っています。僕の原点であり、色々なことを学びました。スタッフもキャストもお付き合いの長い方が今でもたくさんいますので僕にとっても非常に愛着の深い作品です。25年前の若気の至りを目の当たりにするので、もう一回見ろといわれると冷や汗が出てくるんですが(笑)そう考えるとこんなにもまだ応援してもらえるというのがありがたいというか不思議な気分です。できれば引退するまでには新作を出したいと思っています。これからも応援よろしくお願いいたします。」と締めていただきました。
この日はこれだけにとどまらず、なんと!福田監督自らご来場いただいた方のお見送りも!
ファンの方も興奮した面持ちで、福田監督と話していらっしゃいました。
福田監督、ありがとうございました!
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