サンライズフェスティバル2014湧昇、最後を飾る上映は「勇者王ガオガイガー」!
上映はオールナイト恒例のトークショーからスタート。
司会のアニメライター小林治さんの呼び込みで、獅子王凱役の檜山修之さん、卯都木命役の半場友恵さん、米たにヨシトモ監督の3名が「勇者王誕生!」のBGMに合わせて入場しました。
サンフェスにおけるガオガイガーナイトは2010年、2012年に引き続き今年で3回目。
2年おきに上映されていることについて「1年やったらお腹いっぱいになっちゃうんじゃないの?(笑)でも2年位経つと「また見たいなぁ」となる中毒性があるのかも?」と檜山さん。
今回がサンフェス初登壇の半場さんは、「思ったより女性が多くてびっくりしました!」と嬉しそうに語りました。
「今改めて獅子王凱という役を振り返ってみるとどんな役でしたか??」という質問に対して檜山さんは、
「当時は30歳になるという年で。それまで培ってきた自分のヒーロー像を全てぶちこんで演じた、僕の中ですごく大事な役です。誤算だったのは、集大成のつもりだったのにその後もずっと叫んでいるんですよね。そろそろ大人の声優になっていくつもりだったのですが…(笑) 」と笑いを交えてコメント。
「集大成ではなく、中間発表になりました。(笑)」
半場さんは当時を振り返って、
「アニメのレギュラーが初めてで、右も左もわからない状態でした。監督には声が泥臭い、芝居が泥臭い等、色々怒られながら頑張りました。自分が失敗することで作品に傷がつくことのプレッシャーがハンパなかった。やりたいんだけどやれない自分へのもどかしさがすごくあった作品です。」と胸の内を吐露。
「あまりのプレッシャーで、収録に行きたくない日もありました。」
ガオガイガーが当時新人の声優を数多く使っていたことに対して、米たに監督は
「色々無謀でしたね(笑)ある程度はバランスを考えてキャスティングしていましたが、予算の問題も…。」と裏事情を暴露する場面も。
命が承認の度にガラスを割る演出については、「初めから開くようにしておいたら…。」との意見に「駄目です!間違って押してしまうかもしれませんので」と力強く力説されました。
今回上映する話数セレクションについても、今までのオールナイトであまり上映されなかった後半エピソードを中心にセレクションしたことや、休憩を考えた組み方にしたこだわりなどが紹介されました。
「(諸々のシークエンスが)いちいちめんどくさく感じる人もいたかもしれませんが、
その『いちいち』を楽しんでもらいたかったのです」
続けて、2014年12月に発売予定の「超合金魂 勇者王ガオガイガー」を紹介。
アニメの合体シーンを再現可能できる商品仕様に、実物を触った登壇ゲスト全員から感嘆の声があがりました。
「Nゲージも運転席がちゃんと見えるんですよ!」(米たに)
さらに、この日の為に用意された銘酒『勇者王』の樽酒が登場!!
超合金魂化を祝って鏡開きを行うことになりました。
金色(こんじき)のハンマーも登場し、会場のテンションは最高潮に!
と、ここで突然「そういえばガオガイガーのBlu-ray化も何度もお願いしているのですが…どうなんでしょう!?」とサンライズスタッフに詰め寄る米たに監督。
何度も問い詰められてとうとうスタッフから「頑張ります!すぐに打ち合わせを行います!」との言葉を引き出すことに成功するのでした。
仕切り直しの鏡開きでは承認キーやリリーブカードが登場し、ゴルディオンハンマー発動シークエンスを再現!
檜山さんの『光になれー!』の叫びと共に全員で鏡開きを行うと、会場からは割れんばかりの大歓声と拍手が起こりました。
祝超合金魂化&Blu-rayの実現化を祈って『乾杯承認』!
檜山「ガオガイガーはTVシリーズが17年前。今でもイベントあるとこんなに沢山の方が集まってくださりなおかつ熱い応援をしてくれるのを見ると「未だに現役だな」と幸せですし、まだまだいけるなと思います!これからもガオガイガーを今まで以上に愛してください!」
半場「皆さんの応援というのは今でも強く感じています。息の長い、皆さんに愛される作品に携われて本当に幸せです。もし今後BD化したらまたオーディオコメンタリーやったりイベントやったりしたいなと思います。まだまだお付き合いください!これからもよろしくお願い致します。」
米たに「長い時を経て今日という日を迎えられました。色々なものを壊してきた作品ですが、壊さないと新しいものが生まれません。怒られたり恨まれたり。新しい何かが業界だけでなく、見てくれた人の中でも芽生え、愛して頂いているのではないかと思っています。この後も楽しんでください!」
当日の会場は満員御礼!立ち見席もでる中、作品通りの熱い夜になりました!
イベント中に急きょでたBlu-ray化は実現するのでしょうか…。
ぜひ今後も「勇者王ガオガイガー」の応援をよろしくお願いいたします!
ご来場ありがとうございました!
トークショーの後、ロビーでは鏡開きをした「勇者王」が来場された皆様に振る舞われました