ルルーシュの宣言どおり、弱者の味方として活動を展開していく黒の騎士団。協力者も現れ、組織力は強まっていく。しかし、スザクはそのやり方を、独善にすぎないと批判する。武力を持って外から組織を攻撃するのではなく、内部から合法的に体制を変えるべきだというのだ。イレヴンだがブリタニア軍に所属するスザクと、ブリタニア人だがブリタニア打倒を目論むルルーシュとでは、考え方は対極にあった。
 ハーフであるカレンは、複雑な家庭環境からブリタニアを憎むようになっていた。だが、先のホテルジャック事件でブリタニア人である生徒会メンバーを救助できたことを喜んでいた。彼女は、正体不明のゼロに不安を覚えつつも、世界を変えるために彼が必要だと感じる。そのような状況下、イレヴンの間で蔓延している薬物「リフレイン」の密売現場に潜入する黒の騎士団。カレンはそこである人物の姿を見る……。

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