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第55話 「石の花と七宝の初恋」
脚本:高橋哲子/絵コンテ:加瀬充子/演出:鳥羽 聡/作画監督:菱沼義仁
 ある村で、七宝はサツキという少女と知り合う。戦に行った兄の帰還を信じるサツキは、兄がくれた宝、四魂のかけらを見せてくれるが、それはただの石の花だった。そんなサツキの前に本当に兄が帰って来る。喜ぶサツキだが、実は妖怪が化けたニセモノ。「本物のかけらを寄こせ」と七宝に迫る。狐妖術でサツキを逃がし奮戦するもかなわぬ七宝。そこへ来た犬夜叉が妖怪を退治する。自分と出会ったばかりにサツキは辛い目にあった。申し訳なさで一杯の七宝だが、妖怪の事件で兄の死を受け入れたサツキは、名主の家で暮らす決意をする。
第56話 「霧の奥に美女の誘惑」
脚本:千葉克彦/絵コンテ:福本 潔/演出:福本 潔/作画監督:佐久間信一
 絶世の美女妖怪に誑かされ、村に帰らない亭主達。女房らの願いで、一人退治に乗り出す弥勒に、心配した珊瑚も同行する。が、妖気の霧で引き離された珊瑚は、爺になった亭主達を発見。妖怪が若さを吸い取ると知り、急いで館に向かう。
 館で妖しい姫に魅入られる寸前の弥勒。珊瑚は飛来骨で姫を攻撃。山犬妖怪が本性を現した。法力で妖怪から姫を引き離した弥勒は、珊瑚に妖怪を退治させ、残った姫の悲しい魂を成仏させる。亭主達も無事帰還。同行せずとも良かったと落ち込む珊瑚を慰める弥勒はついセクハラ。しかし、かごめは珊瑚が弥勒に惚れてると気づく。
第57話 「すべては桃源郷の夜に 前編」
脚本:隅沢克之/絵コンテ:山中英治/演出:阿宮正和/作画監督:竹内浩志
 珊瑚が退治屋の里へ帰った。酷使した飛来骨を直すためだ。
 かごめも現代に帰るため、井戸がある楓の村へ戻ることに。その旅の途中、人の顔に似た果物・人面果を見つけた。人を養分にする人面果が巨木になっていると知った一行は調べに向かうが、その日は、犬夜叉の妖力が消えて人の姿になる朔の日。犬夜叉は日暮れ前に人面果を切り倒すつもりだが、そこに邪悪な仙人・桃果人が立ち塞がった。犬夜叉を心配して追うかごめ達は、飛び込んだ部屋で箱庭を発見。見つめたかごめ達は小さくされて吸い込まれ、箱庭世界から出られなくなる。 
第58話 「すべては桃源郷の夜に 後編」
脚本:隅沢克之/絵コンテ・演出:石原立也/作画監督:池田晶子
 桃果人は箱庭にいたかごめをさらうが、独自に箱庭から脱出した弥勒たちの働きで自由を取り戻した犬夜叉が、かごめを助け出す。逃げる途中、老仙人の顔を付けた花を発見。人面果に操られた弟子が桃果人となり師匠を花に変えたという。老仙人は最後の力で弓に変化。その弓で射たかごめの矢が、桃果人の四魂のかけらを体外に弾き飛ばす。かごめを守るため桃果人と谷底に落下する犬夜叉だが、夜明けが来て妖力が戻ると、桃果人と人面果が合体した植物妖怪を鉄砕牙で粉砕。術が解け、弥勒達も元に戻る。
第59話 「美少女姉妹の弟子入り志願」
脚本:武上純希/絵コンテ:加瀬充子/演出:鳥羽 聡/作画監督:佐久間信一
  妖怪退治屋の里に帰り、飛来骨も修理した珊瑚は、父達の納骨も終え旅立つ所を襲われた。襲った姉妹、セリナとスズナは珊瑚に弟子入り志願。姉妹の村で村人が妖怪の犠牲になり、退治技を教えて欲しいという。珊瑚は小物妖怪の追い払い方を教えるが、二人は実は忍びの村出身。妖怪に殺された父の願い通り強い忍びになるため、妖怪退治屋の武器を盗みにきたのだ。だが、武器が発する妖気で妖怪の大群が襲来。姉妹を守って戦う珊瑚も大群相手で窮地に陥る。そこへ心配した弥勒と犬夜叉が到着、妖怪達を退治。珊瑚は、去る姉妹に「二人で強く生きて」と願うのだった。
第60話 「黒巫女 五十年の呪い」
脚本:千葉克彦/絵コンテ:新留俊哉/演出:小倉宏文/作画監督:中島里恵
 奈落が呼んだ巫女・椿は、50年前、四魂の玉を狙って桔梗に敗れ、若さを保つため妖怪に魂を売った黒巫女。奈落の企みに応じた椿は、式神を使って奪ったかごめの血で呪いをかけ、かごめの体内に汚れた四魂のかけらを入れてしまう。呪いを解くため、呪詛をかけた黒巫女を倒そうとする弥勒と珊瑚だが、椿の結界に阻まれてしまう。その結界に近づく桔梗は、椿の邪気に覚えがあった。一方、呪いの力でかごめを操る椿は、「犬夜叉を殺せ」と命じた。