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第49話 「失われた琥珀の記憶」
脚本:武上純希/絵コンテ:菱田正和/演出:菱田正和/作画監督:佐久間信一
 崩壊した奈落城跡で、珊瑚は退治屋仲間と父の遺骨を発見。
 その近くに、記憶を失った琥珀がいた。城から逃げた事しか思い出せない琥珀を奈落の妖怪から救った珊瑚は弟との再会を喜ぶが、犬夜叉は罠だと疑う。自分に関わると戦いに巻き込まれる、とその場から去ってしまう琥珀。だが、そこへ追撃の神楽が現れる。その目的は琥珀の背に埋めた四魂のかけら。かけらを外せば琥珀は死ぬ。琥珀を守りたい珊瑚は、かごめに琥珀を託して妖怪と戦い、犬夜叉と弥勒も神楽の足止めをする。だが、それは罠だった。
 仲間から引き離されたかごめに、琥珀の凶刃が迫る。
第50話 「あの顔が心から消えない」
脚本:武上純希/絵コンテ:まついひとゆき/演出:山本 恵/作画監督:中島里恵
 奈落に操られ、かごめの命を狙う琥珀。犬夜叉達は、かごめから引き離されてしまう。しかし琥珀は、かごめの命を奪わなかった。そこへ駆けつけた珊瑚は、奈落の支配から取り戻すため、琥珀を殺して自分も一緒に死のうとする。間一髪、止める犬夜叉。琥珀は神楽にさらわれ、再び奈落の手に落ちてしまうが、犬夜叉は、「人の心が残っている琥珀を生きたまま取り返す」と珊瑚を勇気づける。
 父と仲間を殺した呵責から、奈落の指図に従い、記憶を封じた琥珀。だが、その心には、珊瑚の面影が深く残っていた。
第51話 「心を喰われた犬夜叉」
脚本:武上純希/絵コンテ:加瀬充子/演出:鳥羽 聡/作画監督:佐久間信一
 琥珀を使った奈落の罠を犬夜叉達が乗り越えた頃、犬夜叉の変化の秘密を探る殺生丸は、鉄砕牙と天生牙の鞘を削りだした朴の木の妖怪・朴仙翁を訪ねていた。朴仙翁は、犬夜叉が変化を繰り返せば妖怪の血に心を喰われ、ついには戦うだけの化け物になるという。
 一方、旅を再開した犬夜叉一行は、老人と少年と知り合うが、その村が野盗に襲われた。犬夜叉と弥勒は、野盗の頭と対決。正体を妖怪と見破る。妖怪・蛾天丸は、毒粉攻撃で犬夜叉を傷つけ、毒繭の中に弥勒と犬夜叉を封じ込めてしまった。
第52話 「止められない! 妖怪の本性」
脚本:武上純希/絵コンテ:阿宮正和/演出:阿宮正和/作画監督:竹内浩志
 命の危機に陥った犬夜叉はついに妖怪に変化してしまう。巨大な蛾となった蛾天丸も一瞬で粉砕、逃げ惑う野盗もその爪にかけ、止めるかごめの声も聞こえない。
 そこへ、殺生丸が現れた。朴仙翁が語った「妖怪の血に心を喰われる」状態の犬夜叉を見た殺生丸は、闘鬼神でその動きを完全に封じ、鉄砕牙で変化を解くように告げて、その場を立ち去った。それはまるで犬夜叉の暴走を止めに来たようにも見えた。正気に戻った犬夜叉だが、妖怪の血の暴走の間、何も覚えていなかった。
第53話 「父の宿敵 竜骨精」
脚本:隅沢克之/絵コンテ:石原立也/演出:石原立也/作画監督:池田晶子
  犬夜叉は、ひとり刀々斎の仕事場を訪れた。悟心鬼に折られ、犬夜叉の牙で修復したため、父の大妖怪の強さと釣り合わず重い刀になった鉄砕牙。扱いきれずに手放せば、犬夜叉は命を守るために妖怪に変化してしまう。刀々斎は、竜骨精を斬れと助言する。犬夜叉の父と戦い致命傷を負わせたが、封印された竜骨精。斬れば父を越えられ、鉄砕牙が軽くなるはず。
 しかし、そこへ現れた奈落が封印の爪を溶かしてしまった。復活する竜骨精。挑みかかる犬夜叉だが、次第に劣勢に追い込まれる。かごめ達は刀々斎を訪ね、竜骨精の谷に急ぐ。しかし、危機に陥った犬夜叉は、妖怪に変化しかけていた。
第54話 「鉄砕牙の奥義 爆流破」
脚本:隅沢克之/絵コンテ:波多正美/演出:山本 恵/作画監督:佐久間信一
  竜骨精に鉄砕牙を飛ばされ、妖怪に変化した犬夜叉。自分達にも危害が及ぶと、刀々斎は引き上げを命じるが、かごめは残ると決意。だが、犬夜叉も己の中の妖怪の血と戦っていた。ついに鉄砕牙を掴む犬夜叉。その体から妖気が消えた。軽くなった鉄砕牙で竜骨精の心臓を貫くと、鉄砕牙はいつでも風の傷を出せる刀に。だが、竜骨精が最大級の雷撃弾を放つ。対してきな臭い所を斬る犬夜叉は、必殺技『爆流破』を意図せずに会得していた。粉砕される竜骨精。刀々斎は犬夜叉に一目置く。