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8月6日(土)を皮切りに今年も開催となった「サンライズフェスティバル2011夏嵐」様々なサンライズ作品を一挙に上映してきた興行も、好評のうちに9月2日(土)の楽日を迎えた。その最後を飾る作品「天空のエスカフローネ」が、赤根和樹監督とキャラクターデザインの結城信輝さんをゲストに迎え、エスカフローネナイト!と銘打って開催されました。
上映に先立ったトークショーでは冒頭、赤根監督が満席の会場を見ながら、「15年も経つんですよね…。なんか嬉しいなって感じです。自分にとってエスカは原点で、全てがそこからスタートしたというのがあるので、まだ未だに作品に対して客観的にはなれないですね。ほんとに自分の子供ように可愛らしい作品です。」と発言、続いて結城さんが「僕にとっての初めてのTVシリーズでしたし、やっぱり未だに色褪せないですね」という挨拶でスタート。事前にツイッターやwebで募集した質問や、当日参加したお客様から寄せられた質問を中心に、お二人に答えて頂き、当時のエピソードも織り交ぜながら進行するトークに、会場に集まったファンにとっては思い出深い一夜となりました。
また、「天空のエスカフローネ Blu-ray BOX」発売の情報も会場で発表され、ファンの熱気はさらに高まりを見せました。
―――キーワードはナチュラル
キャスティングはどのようにして決まったのかという質問に赤根監督は「メインキャラは全てオーディションで決めさせていただきました。ひとみ(神埼ひとみ)は15歳の高校生ということだったので、なんというかナチュラルな感じが欲しいと音響監督にオーダーを出しました。坂本真綾さんは当時15歳の現役高校生だったし、洋画の吹き替えはそこそこやっていたけどアニメはほとんどやっていなかった事もあってナチュラルで新鮮だったのが決め手になりました。」監督自身としてもナチュラルな感じを是非アニメーションに入れてみたいという思いが強かったとの事。
結城さんは「僕はキャスティングとかにはあまり関わる方ではないんです。僕が最初にひとみの声を聞いた時にはもう真綾ちゃんに決定していてパイロットフィルムが出来上がっている段階でした。当時プロデューサーの南雅彦さんが嬉しそうに『すごいの見つけたから!…現役高校生だよ』みたいな(笑)」初めて見せてもらった時の衝撃が忘れられない思い出だそう。「パイロットフィルムに入っていたセリフが『ファーストキスお願いします!』だったので、自分の中でもエポックな感じ!…」と発言し会場の笑いを誘った。
―――少女漫画テイストは最初からの要素としてあった
赤根監督「自分が企画書を見た時に、少年漫画で占いはないだろうと思って少女漫画にもっと振りたいという事で結城さんとも昔の少女漫画の話をしたりしました。」
結城さん「赤根さんが入ってくる前に、実は企画段階で今川泰宏が関わっていて、河森さんと今川さんと僕とで少女漫画についての微妙な認識のズレがあって三者三様の少女漫画が語られていました。」
最初に企画をやられていた河森正治さんの時点で既に少女漫画のテイストに占いを入れたロボット物というコンセプトは明確に出来あがっていたという。
その後赤根監督が入られた事で結城さんと足並みが揃い合致したという。
少女漫画とロボットというのは企画としては新規性はあるが、一見食い合わせが良くないのではと思った赤根監督は「なんて企画だ!…と初めは思いました。どうやってロボット物との接点を作ろうかと考えた時に、ファンタジーの要素を入れていこうという事で、自分の中では【竜】と【翼】がファンタジーの大きなアイテムだったので、それをなんとか入れていく事で少女漫画とも相性が良いはずと思い、ビジュアルを作っていきました。」
―――ひとみのキャラクター設定について
結城さん「最初に提示したのが三つ編みのひとみでした。それをもう少し時代を進めて僕らが学生時代に読んできた少女漫画に近づけたいねという話がありました。」
赤根監督「基本ロボット物なので、男の子はほっといても見てくれるだろうと(笑)まず女性に見てもらわないといけないから、女性が見て拒否感を持たれないヒロインにしたいと思いました。」
キャスティング同様キャラクターについてもナチュラルというのがキーワードだったようです。
―――TVシリーズの構成上のポイント
TVシリーズは構成上どの辺をポイントにされたのかという質問に赤根監督は「要はひとみとバァンのラブロマンスですから、初めて出会い…出会ったけど喧嘩別れして、それから再びどう惹かれあっていくかという、いわゆるオーソドックスな恋愛ストーリーで、二人の気持ちの揺れ動きを大切に、なるべく消えないように気を付けました。」その辺は今回の上映話数セレクトにも生かされているそうです。
―――エスカフローネという作品はお二人にとってどんな作品
赤根監督「自分にとっては初監督作品だったので、それまでやりたかったイメージを全てぶつけていました。いろいろな人と仕事出来た事は財産になっています。自分にとってはこの業界でのフィルム作りの仲間入りをさせてもらった作品、導いてくれた作品です。」
結城氏「それまでアニメーションで関わった作品は原作物が多かったのですが、初めて自分のオリジナルのキャラクターで仕事させてもらえたのが非常に大きかったです。これがきっかけでオリジナルで作品を作りましょうというオファーで声をかけてもらえる事が多くなりました。「結城さんはこういう絵も描けるんですね」と少女漫画の作品に誘われる事も多くなったり、嬉しかったですね」
トークイベントの最後にはサンフェス恒例ジャンケン大会が行われ、お二人のサイン入りポスター、ジャパンエキスポ用に結城さんが描き下ろしたイラスト色紙、生フィルムしおり、セル画などのレアなグッズが次々とプレゼントされた。
―――最後にお二人から
結城さん「今回こういう場でファンの方と直接触れ合えて非常に嬉しかったです。」
赤根監督「なんだか同窓会みたいな感じで楽しかったです。これからオールナイト上映を最後まで楽しんで帰ってください。」
最後まで熱気包まれたトークショーは大盛況のうち終了しました。
サンライズフェスティバルも残すところ一週間となった8月27日(土)、
『サンライズフェスティバル2011 夏嵐』サイバーフォーミュラナイト!が開催されました。
「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」は、近未来を舞台にカーレースを描いた作品。
「作中でレースの第1シーズンが始まったのが2005年で、そのまま数えれば今年2011年は第6シーズン目。風見ハヤトがレース界に登場することになる2015年まで…あと4年!」という司会の小林治さんの前振りに会場内のテンションが上がったところで、ゲストの福田己津央監督、風見ハヤト役の金丸淳一さん、菅生あすか役の三石琴乃さんがTVシリーズのOPテーマ「I’ll come」の流れる中登場!
―お二人がハヤト、あすか役に決まるまで
金丸さんは、箱根への旅行中に偶然自宅の留守電を確認したところ「明日、新宿で朝10時から収録です!」というメッセージがあり、あわてて当日の朝一番で収録現場に向かったそう。そのため、第1話の台本はぶっつけ本番で挑んだ、と今だから言える驚きのエピソードを披露。「あの日のことは忘れもしない(笑)」と感慨深く語っていました。さらに福田監督から、金丸さんはテープ審査時にはハヤト役ではなく、角良平役として来ていたとの情報や、当時新人だった三石さんのキャスティングはスタッフの満場一致での決定オファーだったが、同じ時間帯で外画レギュラーが入っていたところを、最終的にこちらの役の方を選んでくれたことを聞くことができました。お二人ともひと波乱あってのキャスティングだったようで、今頃はハヤトもあすかも違うキャストだった可能性も!?と意外なお話を聞くことができました。
―マシンのデザインや世界観について
「サイバーフォーミュラ」は、子供向け番組でありながら、当時F1ブームだったこともあり、「顔に見える車」というコンセプトでマシンデザインがスタートしたとのこと。
企画が進むにつれて次第にレース色が強くなり、企画当初からデザインがあった、ミッショネル、アルバトランダ―、スタンピードなどはどちらかというと“子供向け”を意識した「顔っぽいデザイン」になっているが、後期にデザインされたスペリオンや、ナイトセイバーは新しいのでもうちょっとレーシングカーテイストになっていると明かしてくれました。
また、作中の見どころのひとつであるリアルなレースシーンについて、作品設定のための専門用語が多い中スタッフも苦労した、と福田監督。初めのころはレースに詳しいスタッフがひっぱってくれたそうで、特に演出の西村聡さんは36話を見てわかる通り、レースが大好きだったとのこと。
―思い入れのあるシーンや、キャラクターについて
「TVシリーズと言えばやっぱり」と前置きし、最終回であすかがハヤトへの思いを語るシーンは思いで深い、と三石さん。「ヒロインが終わってしまう」「何とかハヤトに勝ってほしい!」という気持ちの中、泣きそうになりながらなんとか鼻声を抑えての収録となったとのこと。金丸さんは、この日の三石さんの後ろ姿を今でも覚えているそうで、監督は「今日は最終話の上映もやるので、この収録風景を想像しながら見ていただければ…と思います」と冗談まじりにコメントしていました。
印象深いキャラクターは?との問いに、金丸さんは「お兄さんのような存在だった」大友さんを挙げ、三石さんは「お兄さん。(ナイト・シュ−マッハ)あとはブリード加賀さん。あの髪形は…」とコメントし、会場の笑いを誘っていました。監督曰く、加賀の髪形は形状記憶ができヘルメットを外すと元に戻るとそうで、(キャラクターデザインの)吉松さんからデザインがあがってきたときに、いつかいじめてやろうと思っていた、とコメント。
また監督から、ライバルキャラにしては地味だったと言われてしまった新条ですが、はじめは “信条を守る男”ということで、「マモル」という名前だったことや、シューマッハは当時の実際のドライバーからとったという名前の由来も明かされました。
グーデリアンとハイネルのコンビは長めに尺をとっておくと、(グーデリアン役の)島田敏さんと(ハイネル役の)置鮎龍太郎さんがアドリブを入れてしまうので、その分掛けあいが長くなり、漫才さながらのコンビネーションだった、と面白おかしく語ってくれました。
トークの終了後にはゲストのサイン入りポスターや色紙が当たるジャンケン大会が行われ、会場が盛り上がったところでサプライズの嬉しいお知らせが!
TVシリーズのBlu-ray Boxが12月21日(水)に発売が決定!!との発表!
しかもなんと特典映像として、36、37話の3D映像が収録されているとのこと。
一足先に3D映像を見たという監督は、「思っていたよりも良かった」とのことで、観客席からは期待の歓声があがりました!
またさらに、「今日実は誕生日の方がいらっしゃいます!」と本日二度目のサプライズが。
8/27(土)当日、実はキャラクターデザインの吉松考博さんの誕生日!ということで、ハヤトとあすかがプリントされた特製ケーキが登場!会場のみんなでお祝いしました。「ハロプロのアイドルみたい」と喜ぶ吉松さん。当時の思い出を、「毎日が無我夢中でやっていました」と語ってくれました。
―最後にゲストからファンへ向けてのメッセージ
金丸淳一さん「第1話収録の終わりに共演者と一緒にご飯を食べに行って、こういうのがずっと続いていくといいよね、と言っていたのを思い出しました。こうやって今皆さんと同じ会場にいられるということが、凄く嬉しくてたまりません。」
三石琴乃さん「声が出る限り、みなさんに元気を届けたいな、と思っています。第1話収録のときには、こんな日が来るとは思いませんでした。20周年という作品に携われて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。」
福田己津央監督「最後までどうかごゆっくりと御観覧くださいませ。」
左から、金丸淳一さん(風見ハヤト役)、三石琴乃さん(菅生あすか役)、福田己津央監督。
金丸さんは、ファンの方から借りたスゴウのレーシングスーツで登場!
来場者の中からじゃんけんで勝ち残った人にプレゼントされた、吉松孝博さんと西村聡さんからの色紙と、当日サプライズで用意された、吉松さんへのスペシャル仕様のバースデーケーキ!
『サンライズフェスティバル2011 夏嵐』のオールナイトイベント「ライジンオーナイト!」が8月20日(土)に開催されました。
開場後、これからのトークショーと上映に期待膨らむ館内に突然響き渡る声。「ハ〜ッハッハッハ!」 青いタイツと赤いマント、そして黄色いパンツ。あ、あれは、オセッカイザー!? かつてライジンオーのイベントに現れたというオセッカイザーの登場に、会場は一気に20年前にタイムスリップ。集まったライジンオーファンの熱を呼び覚ましてオセッカイザーが去っていくと、いよいよトークショーのスタートとなりました。
ゲストは日向仁役の松本梨香さん、星山吼児役のまるたまりさん、そしてシリーズ構成・脚本の園田英樹さん。
──ライジンオーの放映から20年
「ビックリだね。成人式ですよ! 20年経ってもこうやってたくさんの人が来てくれるじゃないですか。心が熱くなるというか、嬉しいですね。」と松本梨香さん。
実はキャストの皆さんが初めてキャラクターを演じたのはエンディングテーマ「地球防衛組応援歌」の収録だったそうで、演技が固まる前にアドリブを要求されたそうですが、日向仁は自分そのままと言い切る松本さんは「仁は私の小さい時を思いだして演じていただけで、役作りをしていなかった」といい、「元気、元気、元気印!」という仁を象徴するセリフもその時にアドリブで出てきたそうです。
まるたまりさんは吼児についての情報が少なく役がつかめないままの収録だったので、本編とはかけ離れたセリフとなってしまったことが20年来の後悔と苦笑気味に語ってくれました。
各キャラクターの配役についての印象をたずねられた園田英樹さんが「運命的な出会い」と表現すると、松本さんが「それが運命ではなく必然に変わるくらいのね!」と受け、更に園田さんが「腐れ縁です」と返すなど、繰り広げられる息の合ったトークに会場は終始爆笑の渦に巻き込まれました。
──キャラクターについて
吼児は天然パーマっぽい髪型と小学生なのに半ズボンではないことから「オッサンくさい子だな(笑)」と思ったというまるたさん。
仁は「(子供の頃の自分の)似顔絵かと思った」という松本さんは、「オレは、オレになる!」というセリフもすごく納得できたそうです。
園田さんは「仁は僕なんです」と衝撃の告白。仁、飛鳥、吼児の3人それぞれに自分の様々な要素を詰め込んだそうで、仁の酒屋の息子という設定は自分そのままとのことでした。
5年3組の18人の子供たちを主人公にしたことについて「黒澤明が『七人の侍』で7人を描き分けたように、全員が輝くような作品を作ってみたかった。主人公18人というのは記録じゃないかな?」と答えた園田さん。周辺の大人達も含め、個性的なキャラクターを創り上げるのは大変だったのでは?という質問には、園田さんが答える前に松本さんが「大変じゃないんですよ、身内を登場させているんですから!」と、体育の先生をしている弟さんなど園田さんの身近な人たちがモデルとなっていたことを暴露。これには園田さんも「何で俺の心の声を」と苦笑していました。
──学校を舞台にしたロボットアニメ
内田健二プロデューサー(当時、現サンライズ社長)から剣王、鳳王、獣王の3体のデザインを見せられて企画を求められた園田さんは、今までにないものをと考え学校からロボットが出撃するアイデアを思いついたとのこと。
放映当時、5年3組をまねて学校の机にライジンメダルの模様を彫ることが流行ったことについて「迷惑(アークダーマ調で)」と言われたという松本さん。会場に尋ねるとやはり机を彫った人がたくさんいました。そんな当時小学生だったファンと時を越えて会えたこと、そして今だに新たなファン(会場にはライジンオーと同い年の20歳の参加者も!)を生み出していることに感動した3人でした。
松本さん、まるたさん、園田さんの楽しいトークは尽きることなく、20年前のイベントでは前日に園田さんからコントのシナリオがFAXで届いたことや、卒業式という設定で進行したライジンオーのファイナルイベント(1993年開催)では司会の園田さんが号泣した話など、当時のエピソードの数々が披露されました。
その他、新紀元社より『絶対無敵ライジンオー』のメモリアルブック制作決定の発表後、松本さん、まるたさん、園田さんのサイン入りポスターとキャラクターデザインの武内啓さんとメカニックデザインのやまだたかひろさんのサイン色紙争奪ジャンケン大会、更に3人と会場が一体となって主題歌「ドリーム・シフト」と「地球防衛組応援歌」の大合唱と、予定時刻を大幅に超えて盛り上がったトークショー。最後は3人からライジンオーファンへ向けたメッセージで締めくくられました。
園田英樹さん「心から皆さんに感謝しています。ありがとうございます!」
まるたまりさん「いつまでも愛してくれてありがとうございます。『絶対無敵ライジンオー』は不滅です!」
松本梨香さん「これからも命の炎を熱く熱く燃やして日向仁のように頑張っていきたいと思います!」
さらに!最後の休憩時間にオセッカイザーが再登場!!
「みんなそろそろ疲れただろうから、一緒に体を動かそう!」と、客席のみんなを強引に立たせて体操をはじめ、さらに客席を左右に分けて、右の人は左へ、左の人は右へと狭い客席内で入れ替わり、端まで行ったらもとの自分の席に戻るときには“ハイタッチ“までさせて「オールナイトでこんなことをしたのはきっと初めてだろう。ハ〜ッハッハッハ!」と満足げに退場。最後まできっちりオセッカイザーっぷりを発揮していました。
ライジンオーのキービジュアルをみながら当時を振り返っるゲストの3人
プレゼントのじゃんけん大会。左から松本さんまるたさん、園田さん、武内さん、やまださん
『サンライズフェスティバル2011夏嵐』では今年20周年を迎えた『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』がオールナイトイベント「サイバーフォーミュラナイト!」が今週末8月27日(土)に行われます。トークショーのゲストで、上映セレクションもご担当いただきました福田己津央監督にコメントをいただきました。
20年前の思い出深いエピソードなどございましたら教えてください。
初監督作品ですから、全てが新しい経験で、少し欲張りすぎていた気がします。また自分の思い描くことと、実際の完成品のギャップに戸惑いも大きかったです。結果、玩具の売り上げは決して良くはなく、事実上打ち切りとなってしまいました。そうなって初めて見えたものが有るような気がしました。誰のため?何の為?何故作る?きちんとかみ合ってきたのが2クールも終わるころでした。
今回は上映作品のセレクトもしていただきましたが、上映作品にまつわる思い出などございましたら教えてください。
比較的ファンの皆さんの支持の大きかった話数を中心に選んだつもりですが、今見ると、レースの話数が少なかったような気もします。この頃はレースの見せ方、面白さがまだまだ出来ていなかったんだなぁ、と感じます。それでも人物を中心にしたお話しはそれなりに評価も頂け、レースも人間の描きが基本にないものは、決して面白くはならないと学ぶことも出来ました。それらの集大成がラスト2本に凝縮したように感じます。
サイバーフォーミュラのキャラクターで一番好きなキャラクターもしくはご自分に一番近いと思うキャラクターは誰ですか。
それぞれのキャラに自分自身の思いや考えが投影されていると思います。当初は新条くんが自分に一番近いのではないかと思っていましたが、ハヤト的な我が儘さも、シャーマッハのような変な説教臭さもありそうです。加賀のような大雑把さも、ランドルのような訳の判らなさも、もしかしたら有るのかも知れません。
作品を観に来た方たちにここを見てほしいというポイントがございましたら、お願いいたします。
流石に20年も前の作品だと見劣りしますし、描くテーマも昭和のテイストです。しかし、今は殆ど見なくなった、オリジナル作品に試行錯誤し、挑んできたスタッフの熱気が見える画面です。それは20年経っても褪せていない唯一のもののように感じます。視聴者の皆さんも、当時の様子、当時の感覚を思い出して、自分に重ねて見てください。新しい発見がきっと有るのではないでしょうか?
「サイバーフォーミュラナイト!」が8月27日(土)21:00
開場、21:30開演です。
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