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SPECIAL:NEW ENTRY

2019.12.04
『星界の戦旗』ドラマCDボックス(2005年)収録
ジント×ラフィール×アトスリュア鼎談を再掲載!

鼎談 ジント&ラフィール&アトスリュア

 三つ子岩での会食シーンになぞらえて、今井由香さん、川澄綾子さん、山田美穂(現:山田みほ)さんに、語りあっていただきました。

 

まずは乾杯

山田

 では、コーセ・テユーク。

川澄

 リンメイじゃないけど(笑)。

山田

 あれ、飲みたいね。色々、出てくるじゃない、お酒。

川澄

 テイル・ノムは飲んだことありますよ。

 おいしいよね。

今井

 うん。

山田

 呼んでよ(笑)。

川澄

 私、一時期テイル・ノムに相当凝っちゃって。

今井

 私も。

川澄

 森岡先生がよく行くっていうお店で、テイル・ノムを出してくれて。

 そこで作り方を教えてもらったの。

 テイル・ノムって、桃果汁にレモンを浮かべてって奴じゃないですか。

 それをカクテルにするために、桃のネクターを温めて、レモンの果実酒を入れて。

 すっごいおいしい。

今井

 檸檬酒(にんもんちゅう)かな。

 

川澄

 そうそう。

今井

 家で作るときは、温かいときも冷たいときも、ネクターに檸檬酒をまぜて。

川澄

 おいしいよ。

山田

 甘くておいしそう。

 

最初はキャラクターを作ってました

山田

 アトスリュアは、最初はおねえさんな感じを作ろう!って意気込んでた。

今井

 え、ほんと?

山田

 うん。でもいつのまにか、自然体になりました(笑)。

 で、アトスリュアには一言いいたいね。話が長いよと(笑)。

川澄

 話好き、理屈っぽい。それが、お兄ちゃんにちょっと似てるのかなと思った。

山田

 ああ、そのへんはね(笑)。

川澄

 ちょっと回りくどいでしょ。

山田

 くどいくどい(笑)。

川澄

 アトスリュアは、砂袋の話とか、いい意味でちょっとまわりくどい。

 お兄さんは、悪い意味でまわりくどい(笑)。

山田

 Ⅲで、飲む前の挨拶は短めにって言いながら、まるまる一ページちょいくらいセリフ

 があって、ちょっと笑った。

 まぁ、話は巧みなんですけど。

 初めてアトスリュアを演ったときは、どこか緊張があったんだけど、今回久しぶりに

 アトスリュアを演って、すんなりとすぐ入っていけたんで、もう自分の中にちゃんと

 アトスリュアという人がいるんだなというのが驚きだったな。

 アトスリュアについて色々感想とか聞かれるとね、けっこう困るんだよね。自分は

 自然体でやるようになってるので、あんまり違和感を感じないから。

 アトスリュアの目で見て、ソバーシュさんや、二人のことを面白おかしく変化を

 楽しんでいるっていうかね。キャラクターに対してすごく自然体になれてる自分が

 いる。それはなかなか、他の作品ではなかったりするので、ちょっと面白いなと、

 思いましたね。

 

撃て!

今井

 美穂ちゃんの『撃て!』は、かっこいいよね。

川澄

 私、アトスリュアの『撃て!』を真似しました。

山田

 まぁ、光栄ですわ(笑)。

川澄

 由香さんに、「あの『撃て』かっこいいから真似する」って。

今井

 そうそう。隣でねコソコソ(笑)。

 でも、ほんとにあの『撃て!』は新鮮だった。

山田

 へぇ。

 そんなこと、はじめて言われたな(笑)。自分のことだとよくわからないね。

川澄

 あんな上官いいなと思える人ですよアトスリュアは。

山田

 そうだな。私から見ても、こんな上司だったらいいなぁって思う。

川澄

 土壇場でも、余裕を忘れずに。部下を信頼してて。

山田

 そうねぇ。

川澄

 ウィットがあって。凄く能力もある人だし。

山田

 うん。

 でも意外と「はやく隠居したい」みたいなことを言うじゃない。そのアンバランスが

 面白い。

今井

 ネチネチしたところもあるんだけど、すっきりしさっぱりしたところもあって。

山田

 野心があまりないからかな。

川澄

 だから、ラフィールともうまくやっていけてるんじゃないかなぁ。

 ラフィールはいい意味で我が道を行く人だけど、アトスリュアが上官でよかった。

 スポールがもしも上官だったらなんて考えたくもないでしょ(笑)。

 まぁ、砂袋でうっぷんを晴らしてくれたおかげで、ラフィールにあんだけ優しかった

 のかも(笑)。

山田

 逸らし方がうまいんだよね。いろいろと。

 部下のコントロールの上手さが、上官としていいなぁと。

川澄

 ラフィールが下にいて、性格はおいといて、あの立場が下にいたら、そりゃ嫌だと

 思いますよ。

山田

 うん。むずかしいねぇ。

川澄

 ラフィールも大人の余裕を見せる日がくるのかな。

山田

 Ⅲで、二人のやりとりが、いつの間にか大人のそれになってるので、すごいびっくり

 した。

川澄

 ジントがラフィールの腰を抱き寄せたのに驚きましたよ。

今井

 あの絵をみたときにね。

川澄

 踵が、こうあがってて、口とかみえなくて。

 もうジントってば(笑)。

山田

 おまえ、いつの間にって感じだよね。

 

ジントはアメリカ人?

川澄

 ジントって、自分の命が危ないってときでも、ギャグっていうか、なんだろう…

今井

 死ぬかもしれないっていうときに言うセリフじゃないだろうなっていう感じのこと

 言うよね。

川澄

 そうそう。そこがアメリカ人っぽくて好き。

山田

 アメリカ人っぽい?(笑)

川澄

 私の中の勝手なイメージなんだけど、アメリカ人って、狭い崖とかに挟まれて

 助けないと死んじゃうってときに「おーいボブ大丈夫かぁ?」とか言われたら、

 「これ以上スリムになったらワイフに怒られちまうよ」とか言うじゃない。

山田

 ボブ(笑)。

 私のアメリカ映画のイメージだと、「ノー!」って絶叫するほうだね。

川澄

 違うかな(笑)。でも、ピンチなときに、あんまり焦らない感じ。

今井

 いつ死ぬかわからないって自覚してるからかな。

 

山田

 無常観があるよね。

今井

 ちょっと達観してるのかな。 

山田

 小さい頃にショッキングな出来事があったから、どこかで諦めないと自分を

 保てなかったんだろうな、とは思う。

今井

 戦旗Ⅲの最後の方だって、ほんとの気持ちとしては故郷に残りたいってのはあった

 だろうし、よく二十歳そこそこでああいう決断ができたなって思っちゃう。

 でも、自分もああいう状況下で生きてたら、そうするかもしれない。

川澄

 ふわぁんって育ってきたおぼっちゃまに見えますよね。

山田

 うん、見た目はね。

 

すばらしい現場

山田

 二人とも星界が初共演ではなかったんだよね。

 由香ちゃんは養成所で実は同期で。

今井

 うん。

山田

 川澄ちゃんとも他の番組でちょっと会ったことがあったし。

 でね、星界やるっていうので、どんな話なんだろうって思って紋章の1話を

 見てみたの。そしたら、昔から知ってる今井由香ちゃんが、すごいいい芝居を

 してたんで、まずいなと思って。

今井

 なぁに(笑)。

山田

 なんで、こう繊細な芝居をできるようになっちゃったんだろうって。

今井

 私、誉められると凄い嬉しいわ。

 最近誉められないから(笑)。

山田

 もう、びっくりしたもん。

 なんかね、昔からがんばり屋さんなのは知ってたけど、そんな繊細な、巧みな感じは

 なかったから。あ、養成所のときだよ。

今井

 そうだね(笑)。

山田

 由香ちゃん、のんびりして見えるけど、どこか熱血で、当たって砕けちゃったり

 して。なんか損なクジを引いちゃうみたいな。

川澄

 うわぁ、ジントっぽい(笑)。

今井

 私は久しぶりに美穂ちゃんと共演できるっていうのが、うれしかった。

 現場に同期がいるって、なんだか心強い(笑)。なかなかレギュラー一緒ってことが

 なかったしね。

山田

 星界が初めてだよね。

今井

 うん。

山田

 最初で最後?

今井

 そうだねぇ(笑)、いまのところ。

山田

 この番組は現場の空気も作品自体もすごく印象深くて。

川澄

 みんなが、ほんとに合ってた。

山田

 そうだね。

川澄

 姿形の話もよくするんだけど、みんなが並んだ感じ、身長比もみんなそっくりなの。

今井

 ああ、たしかにそうだね。

川澄

 私と由香さんだと由香さんがちょっと高くて、香里ちゃんがちょっと低くて、

 みつきさんがちょっと高くて、で、明夫さんが大きくて。

山田

 あ、ほんとだ。

川澄

 みんなキャラクターにも似てて。

山田

 そうだね。

 性格的なところもちょっとあるかも。

川澄

 美穂さんも、外見からアトスリュアだし。

山田

 まぁ、エクリュアじゃないよね、私(笑)。

 星界は同世代と仲良くなれて楽しかったのもそうなんだけど、素敵な先輩がすごく

 多かったので。そういう意味でもいい現場だったね。

今井

 そうだね。

山田

 贅沢な現場にいたなぁって。

 でも、二人がマイク前に立ってなんかやってると面白いよね。

今井

 あ、そう(笑)。

 やりやすかったけどね。先輩だ!って見られすぎちゃって、なんか困っちゃうなっ

 ていう部分がなかったから。

川澄

 そんな、紋章の頃はありましたよ(笑)。

今井

 (笑)

川澄

 ラフィール役は、ものすごく大変だったけど、面白くてたまんなかったから。

 あんだけセリフが多くても、どうしよう恐いよぉとは思わなかったかな。

 今見ると、全然できてないんだけどね。

今井

 わたしも(笑)。

川澄

 ほんとに好きな役で、自分のプロフィールの一番最初に載せたいくらいなんだけど

 (笑)。

今井

 何年経っても、想い出を話せる、そういう現場とか役だね。

山田

 ちょっと間が開いて再会するとさ、みんなの成長の度合いがわかるじゃない。

今井

 うん。

山田

 特にさ、清水香里ちゃんなんかさ。

今井

 そうだねぇ。

山田

 はじめ会ったときとか考えると、ほんとに人間って成長するなぁって。

 だから、自分もがんばらなくっちゃなって。

今井

 私も言われたもん。私が22とか3のころを知ってる音響監督さんに、「バッチリ

 化粧するようになったのか」って。

山田

 そういうとこか(笑)。

川澄

 私も、明夫さんに言われる。今、別の番組で一緒なんだけど、「綾子は昔と比べて

 化粧のしかたが大人っぽくなったな」って。

山田

 芝居じゃないのか、化粧かって(笑)。

 でも、みんな切磋琢磨してるよね。

 いい言葉だね、切磋琢磨。

 みんなにこやかにワイワイやってるけど、ひとの芝居よくみてるし、冷静にそれを

 評価してるじゃない。結構褒めあうことが多かったよね。

今井

 ああ、そうだねぇ。

山田

 「あなたのあのセリフ、今日よかったよね」って。

今井

 うん。

山田

 っていうことは、逆に悪かったとこもちゃんと見てるってことじゃない。

 そういう意味で、いい刺激があった。

川澄

 セリフでね、「これ言いたい!」っていうのがあって、ほんとにリズムも気持ち

 いい、セリフとしてとてもハマってるし、「このセリフ言いたい!」って毎週絶対に

 あった。

 ラフィールとしてこのセリフ言えるの! なんて幸せなんだろうって。

 みんなに『決め!』みたいなのがあったでしょ。だから、このセリフを言える喜び

 みたいなのがあって、そのときはみんなが後ろにいて、仲間に、「演るよ!」

 みたいな気持ちだった。色々、背中で感じたりとか、明夫さんは、演るだけでみんな

 に教えてくれてた、みたいな感じはあるなぁ。

今井

 うんうん。そうそうそう。

 言いにくいセリフ、テストで間違えてたんだけど、本番でちゃんとできると、

 明夫さんが親指たてて拳突き出してくれたりとか。

山田

 いいね。チームワークのいい現場は楽しいね。

 

 

川澄

 私、オーディションのとき自分の名前も言えなかったんですよね。

山田

 名前むずかしいですよね。

川澄

 最初にジントに呼びかけるシーン、「リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵公子ジント

 殿下か」とかも言えてなくて。

今井

 原作読んで、驚いたよね。なんだこのルビの量は!って(笑)。

川澄

 でも、なんだかんだいって私、やりたかったですよアーヴ語。

 全部アーヴ語話して、日本語の字幕つきバージョンやりたいって。

今井

 言ってたね(笑)。

山田

 一回挑戦したかったな、アーヴ語。

川澄

 私、今でも言えるんですよ。戦旗Ⅱのアーヴ語セリフ。

山田

 すごいねぇ。

 

 

〆ましょう

今井

 私、いままでの中でラストが一番好きなのが、戦旗なの。最終回のエスカレーターで

 ラフィールとアトスリュアのシーンが特に。

川澄

 ああ、あれはかっこいい。「リンメイの壜を空に…」ってとこでしょ

今井

 そうそう。

山田

 ああ、いいね、あそこ。

今井

 毎回、最終回の最後の方にはナレーションがあるんだけど、あのときの

 ナレーションが、一番気持ちが入ってた、私。

 こういうアニメこそ、子供さんに見てもらいたいな。

 子供さんにも、かな。あんまりちっちゃいとわかんないかもしれないけど。

 こういう恋愛の形だったり、こういう人生だったりとか。

 こんな世の中だから、特にね。

2019.12.03
第58回日本SF大会『アニメ「星界の紋章」放送20周年記念上映会』
2019年7月27日 @大宮ソニックシティ

まずは自己紹介をお願いします。

 

森岡

森岡浩之でございます。

アニメの放送から20年と言われて、そうか20年も経ったのかと驚いています。

BD用にキレイになった映像をご覧いただけるようなので、長らく星界におつきあいいただいている方も、今日はじめて星界に接するという方も、楽しんでいただければと思います。

 

米村

漫画家の米村孝一郎と申します。

今、コミックメテオというwebマガジンで星界の紋章のコミカライズを担当させていただいてます。ずいぶん長い間かかっていますが、もう少しで完結します。

今日はアニメの上映ですが、僕は個人的に長岡監督とも親交がありまして、アニメはコミカライズの参考にさせてもらっています。

 

 

 

米村さんにお尋ねします。そもそも、どういう経緯でコミカライズのオファーがあったのでしょうか?

 

米村

そうですね。

コミックメテオは資本関係が何度か変わっているんですけど、星界を始める当時の社長が個人的にファンで、是非コミカライズをやりたいと言ったらしいです。

それで僕に話が回ってきたようです。編集部としてはキャラクターが描けてメカも描けて米村がいいんじゃないかということのようでした。

僕も、前の作品が完結して、次はどうしよう?と考えてた時期で、タイミングが良かったんですね。結果、前作と同じ編集部同じ担当でスタートすることになりました。

 

森岡さん、コミカライズの話が出たときはどうでしたか?

 

森岡

紋章のコミカライズは2回目で、最初のは小説のコミカライズというよりアニメのコミカライズという側面が強くて、1巻だけで完結しました。今回はじっくりとやってくださるということでした。

最初に話を聞いたときは…どうだったかな、えーと、当時webマガジンっていうのは、まだハシリですよね? いまはスマホをメインターゲットにした漫画アプリがたくさんあるけど。だから、「webだけというのはどうなんだろう?」とはちょっと思いましたけれども、ともかく絵にしてしていただけるなら是非ということで返事をしたと思います。しかも描いていただけるのが米村さんだというので、一も二もなくお願いしますと言ったんじゃないかな。

 

米村さん、ここであらためてプロフィールを教えていただけますか?

 

米村

創作同人マンガをコミケで描いて出していたんですけど、大学卒業間近になって、このままプロになれないかなと考えたんです。出版社に持ち込むのが筋なんでしょうけど、それはしなかった。

同人仲間やその周囲にいわゆるフリーランスの編集者さんがいっぱいいたという時期なんですね。

で、ぼくもそういう人たちと付き合いがありましたので、話をして…。

「どこかで仕事がないかね」という持ち込みをフリーランスの編集に対してしていた。

そういう人たちは出入りの編集プロダクションに話をするので、大手出版よりは編集プロダクションが身近だったのでそっちに。

その中の編プロに「ドラゴンマガジン」の編集をしているところがあって、とある連載の原稿が落ちて、代原がないかという話がきて、それがデビューです。

当時は、同人作家をコミケでスカウトする青田買いが始まったころで、90年前後ですか、コミケで同人作家をピックアップして商業誌デビューをさせようという第一陣だったですかね。

正確にはその半年前くらいからホビージャパンさんでイラストの仕事をしてたのですが、漫画家としては「ドラゴンマガジン」がデビューですね。

それからしばらく富士見書房さんとホビージャパンさんで漫画の仕事をしていました。

 

90年代の同人誌の世界というのはけっこう横のつながりが広くて、当時はアニメ会社やゲーム会社で仕事をする友達がいっぱいいたんですね。その縁で、ああいう企画があるとかこういう仕事があるとかという声がかかって。「あぁ!それやってみたい」っていろいろ手を出しました。4-5年続くものも、1回限りのものもありましたけど、それの最初期のものがゲームアーツさんの『シルフィード』で、これのメカデザインとか下請けで「企画デザイン工房戦船」さんというところがありまして、当時アニメーション作品の「爆裂ハンター」とか「機動戦艦ナデシコ」とかのデザインも担当してまして、そこのデザインのお手伝いをちょこちょこやりながら、マンガを描いてました。そのまま現在に至る感じです。だいぶ端折りました(笑)

 

 

 

森岡さん、先日、BDボックス用に、『紋章』第2話にコメンタリーをお願いしましたがいかがでしたか?

 

森岡

監督と、川澄さんと三人でしゃべりましたね。

『紋章』の1話には川澄さんが出てこないので『紋章』に限っては第2話にコメンタリーを入れるということになりまして。『戦旗』『戦旗Ⅱ』『戦旗Ⅲ』は同じメンバーで第1話にいれました。

その収録で久しぶりアニメを見ましたけど、わたしは違和感を感じなかったんですけど、川澄さんはだいぶ恥ずかしがってましたね。

 

 

アニメの1話、いきなりアーヴ語のナレーションから始まりますけど、翻訳は森岡さんが担当されてますよね。

 

森岡

ええ、やりました。アーヴ語は、まさか発音されるとは思って作ってなかったので、いろいろ大変でしたが。

 

アニメ化の際、監督からアーヴ語でやりたいって言われたときどう思われましたか?

 

森岡

そうですね「ああ、変わったことをするんだな」と。

まぁ、なかなかない試みだと思いますけど。

最初に話を聞いたときに、ああそうか、翻訳は、まぁわたしがするんだろうなと。

翻訳自体は、けっこう面白かったんですよ。いろいろな文章をアーヴ語で作るのが楽しくてですね。あとは、発音記号かなにかで書いて渡したら終わりだと思ってたら「それじゃわかんないので」って言われて、結局わたしがお手本の録音をすることになって。それがすごく嫌でした(笑)。

 

アーヴ語の翻訳は森岡さん以外にはできない仕事ですが、それでも原作者がアニメの現場にスタッフとして参加するというのは、大変だったのでは?

 

森岡

さっきも言いましたが翻訳自体は面白い試みだなで済んだんですが、その後は毎週アーヴ語のお手本の録音をすることになって、勘弁してほしいなとずっと思ってました。

だけど、もとはと言えば、わたしがアーヴ語を作り出して、小説でルビを振りまくったのが遠因なわけだし、結局因果は巡る?(笑)わりと諦めモードで録音してました。

 

 

アニメ化は、その嫌なことを除けばウエルカムな感じでしたか?

 

森岡

もちろん、喜んでました。

最近は、なろう系とか、わりとアニメになりますけど20年前は小説原作のアニメって、そんなになかったんですよね。だからすごくうれしかったです。

 

コミカライズに際してアーヴ語の苦労はありますか?

 

米村

アーヴ語はですね、セリフの中に入ってる分には原作からそのままもってくるので、ぼくの苦労はその部分ではありませんでした。歴代担当編集さんが、どこまでアーヴ語のルビを振るのか、都度都度に考えてやってくれてました。

問題は、フォントの方で、背景にアーヴ語の看板とか描くときにどうするのかいうのは、今も悩むんです。

たとえば、うしろに「なんとか商店」というのがあってその看板を描こうとすると、アーヴ語に訳さないと描けない。そうすると、森岡さんに翻訳してもらう以外に手がないんですが、その手間暇をかけて、そこに「なんとか商店」って描くメリットはあるのか?と考えてしまうわけです。あまり意味のない背景のために翻訳をお願いしていいものかどうかとか。

 

森岡

それくらいやりますから言ってください。

漫画でしたら翻訳するだけで、わたしがスタジオに入って録音する必要がまったくないから大丈夫です(笑)

ただ、アーヴ文字というのは小説の設定というよりむしろアニメの設定なので、忘れちゃうんですよ。音の翻訳はできるので、それをラテン文字に書くことはできるんですけど、そこから先、アーヴ文字にするのがちょっと自信がないかも(笑)

 

米村

今、幻想園のところを描いているんですけど、その看板をアーヴ語で描こうと思ったら、まず翻訳とスペルを森岡さんにお願いして、いただいたスペルで看板のデザインをしてという段取りになっちゃうので煩雑かなと。

 

森岡

グゾーニュ幻想園ってのはたしか、原作で「幻想園の馬」という章タイトルで使ってて、章タイトルはアーヴ語のルビを振ることにしてるんで幻想園というアーヴ語は作ってるはず(笑)

ただカタカナなんで、スペルをアーヴ文字でって言われると、たしかにひと手間かかります。

でももう原稿できちゃってますもんね。次の機会があれば遠慮なく言ってください。

 

米村

ありがとうございます。

まだ幻想園は終わってなくて、今、お土産のマグカップにカワウソのキャラクターを描いたりしてるんですが、カワウソっていうのはアーヴ語でなんていうんだろう?というところから始まって、いや、種族名じゃなくてキャラクター名があるのか?ということを考えだすと、もうどうにもならないんで(笑)。

象徴的なひとつふたつだけをアーヴ語で背景に描くくらいにしたいんですけど、毎度毎度それをお願いするもの気が引けるのと、やりだすといつまでかかっても原稿が終わらなくなるので(笑)。

 

ぼく、今回のコミカライズでは極力原作のセリフをカットしないという方針で進めているんで、背景のアーヴ語のマンガ的表現に関しては、次にコミカライズをやられる誰かに任せたいと(笑)

 

 

アニメにない家紋のデザインなど新たに起こしていただいてますよね。

 

米村

アニメは手描きの頃の設定なので、デザインとか簡略化して線を少な目にしてる気がするんです。いまマンガはデジタル作画でやってるので多少凝ったデザインでもなんとかなるのでいろいろ挑戦してみてはいます。

作画の合間にデザイン起こしをするのでそんなに多くはできないんですが、今回はスポールの家紋とフトゥーネの艦隊旗を作ってみました。作るのは楽しいんですが、ちょっと失念しちゃってたのは、赤井さんのデザインはアーヴの出自を受けて、和装を中心にアレンジされてるんですよね。スポールの家紋、ヨーロッパの紋章学を参考に作っちゃったんですけど、日本の家紋をベースに作った方がより作品世界に沿うのかなと。

こんど作り直そうかと思ってます。素材があればいろいろ展開できるかもという邪な考えも持ちつつ。

 

 

森岡さんはコメンタリーのときにご覧いただきましたが、米村さんは今、BD用のHDリマスター版をはじめてご覧になったと思いますが、いかがですか?

 

米村

大画面映えしますね。

参考にDVDを見ながらマンガを描いてるんですけど、長岡監督は大作指向ですよね。

劇場並みの絵を見せようというコンテになってますから、TVとかPCのモニターで見ているよりアップコンバートされた高画質を大画面で見ると、監督の意図がより伝わる感じですね。見ていて気持ちいいし、印象が変わりますね。アップコンバートがうまくいってるおかげでもあるでしょうけど、これだけ大きくしても見劣りがしないです。

 

 

アニメの続編も期待されるところですが、戦旗の今後の展開、お話いただける範囲で構想など聞かせていただけますか?

 

森岡

今、アーヴ帝国はふたつに分かれているわけですけれど、アーヴというのは宿命遺伝子というのをもっていて、それで内部分裂を防いでいるということにしているんです。それでアーヴという集団が今、よんどころない事情で分裂しちゃっているんで、この宿命遺伝子の働きがちょっとおかしくなっているんですよね。

それが、どうなるかなというのが今後の話ですね。

最初の構想ではアブリアル=天照、なのでお姉さんと弟が争う話になるといいなぁと(笑)アマテラスとスサノオの対立ですね。

最初の構想ではそうだったんですけど、でも書いてみたら弟の方が非常に弱々しくなってしまったので、これはどうしようかと(笑)

なのでそのようになるのかどうかは、ちょっと今、考えているんですけれど。決して姉弟の対立構造という可能性が消えたわけではないのですが、まだどうなるかわかりません。

 

 

紋章アニメ化の際に川澄さん今井さんが森岡さんから聞いてたラストの構想と、長岡監督が聞いてた構想って2パターンあるようなんですが。

 

森岡

そうですね。

不幸な終わり方と、凄く不幸な終わり方。いや、違うな、凄いバッドエンドと普通のバッドエンドをそれぞれにお話したのかな。

今は、どちらかというと普通のバッドエンドに向かって話は進んでいます。

 

 

戦旗は全10巻構想だそうですが、残り4巻はどんなペースを想定されてますか?

 

森岡

なるべく早く(笑)

 

 

米村さん、スケジュールが押すのは、いろいろこだわられているのだと、完成した原稿を拝見するとわかるんですが、実際に一番こだわられているところを教えていただけますか?

 

米村

こだわりはいろいろありますが、一番の原因は加齢ですね(笑)

なにより描くスピードが昔にくらべてはるかに遅くなってる。

それと、これは完全にぼくのミスなんですが、アニメの設定を使うのでトーンを貼ることにしたんですね。ぼくはもともとトーンをあまり使う作風じゃないんですけど、アニメ準拠の表現をトーンですることにしたら、ありとあらゆる細かいところにトーンを使うことになって、作業が増えてる。

あとは画面密度が、ふだん描いてるマンガの3倍くらい濃くなってるので絶対的な作業量が多い。

小説とマンガの時間の流れ方が違うので、それのコンバートが大変。いろいろありますが、もう少しなのでがんばります。

 

 

では、最後に営業トークをお願いできますか?(笑)

 

森岡

BDボックスには、50枚の短編を書きおろしていますので、よろしくお願いします(笑)

価格的に、是非買ってください!は言いにくいので、余裕がある方は、お願いしますということで。

 

米村

ぼくもBDボックスのブックレットにカラーイラストを1枚描いてます。アニメ版とコミック版のラフィールを描きわけてみましたので、是非見てください(笑)

2019.12.02
『星界の紋章』ドラマCDボックス(2005年)収録
ラフィール×ジント対談を再掲載!

対談 ジント&ラフィール

 ジント役の今井由香さんとラフィール役の川澄綾子さんに

 ラジオドラマ『星界の紋章』収録当時の想い出を語り合っていただきました。

 

今井

 あの当時、初共演の方が結構いらしたんですよ。

 川澄ちゃんとも初めてだったんで、すごい緊張して。

 第一印象は、かわいい人だなって感じかな。

 でも自分は、この人とやっていけるんだろうかという不安がありましたね。

 やっていくうちに、全然そんなこと考える必要なかったなと思いましたけど。

 

川澄

 私はですね、アニメをやって、一年経ってないくらいの時期で。

 正直、受かるわけがないと思いながら、受けましたね。

 オーディションを受けたのは、私が一番最後だったらしいんですけど。

 今井さんは、すごい前に決まってたんですよね、ジント。

 私、受かったっていう時点で、ジント役は今井さんですって聞いてたんですよ。

 

今井

 あぁ、そうだったんだ。

 私は全然、第一話を録るその日まで、知らなくて。

 でも、名前を教えていただいても、知らなかったと思うんですよね。

 

川澄

 うん。だと思います。

 ラフィールみたいに、こんなにしゃべる役をやったのが生まれた初めてですし。

 口数の少ない役しかやったことなかったし。気の強い役もやったことないし。 

 私は、お仕事する前に今井さんの出演しているアニメを見ていたんで、

 今井由香さんかぁ!!って。

 相手がどうとかいうよりも、もちろん今井さんにいっぱい迷惑かけるだろうと思って

 ました。どう考えても現場で、自分が一番出来ない子だって自覚がありましたし。

 

今井

 一番新人だったかもしれないね。

 

川澄

 うん。錚々たるメンバーで、なんで、この中に私が!みたいな。

 だけど、ラフィールは決してオドオドしてていい役じゃないから…。

 

今井

 うん。うん。

 

川澄

 むしろ、ジントがオドオドしてるのを引っ張っていかなきゃいけない。

 

今井

 そうなんだよね。

 立場的には逆の方が楽だったかもしれないね。

 

川澄

 うん。

 

今井

 だけど、性格的には(笑)。

 

川澄

 うん(笑)。

 わたし、こういう役をものすごくやりたくて、だからこれはもう、ものすごく楽しみ

 であり、一生懸命やろうって。

 楽しくてたまらなかったって印象はありましたね。

 私は逆に不安とかなくて、今井由香さんという方が相手でよかったなと。

 

今井

 私も前もって、どういう人なのか知ってればね、もうちょっとねぇ、なんとか。

 前にも共演してれば、そんなに不安じゃなかったと思うんですけど。

 

川澄

 私は、もう、今井さんだから安心だって。ただ、すごく迷惑かけて怒らせたら

 どうしようとは思いましたけど。

 全然優しい方で。

 でも、紋章はあまりにも二人のシーンが多かったですよね。

 特にこのラジオドラマは。

 

今井

 あぁ、うん。うん。

 

川澄

 一日分の放送で、二人しか出てないとか、よくあったんですよね。

 

今井

 そうそう。モノローグだとか、ナレーションだとかもあったし。だからこんなに

 予習していく作品は、そのときはじめてってくらい。

 ここまでしないとちょっとやっぱり本番できないだろうなって、そういう不安とか

 あって。慣れるまではね。

 

川澄

 セリフも難しかったし。

 アニメになってから、特にいろいろ出てきましたしね。

 

今井

 そうだったね。

 

川澄

 ラジオドラマで、ある程度、どういうものかわかってから、アニメに臨めたので、

 それはすっごい良かった。

 

今井

 そうだよね。

 

川澄

 それがなかったら、私なんか、もっといっぱいいっぱいになってた気がします。

 それまでに、ここまで、台本をめくってもめくっても自分のセリフっていう作品は

 やったことなかったので。多くて五行くらい。

 だから、ラジオドラマがあってよかったなって感じ。

 

今井

 たっぷりリハーサルしましたって感じで。

 アニメになってからも、早めにスタジオに入って、予習させてもらったりとか。

 

川澄

 今と違って、リハVというものがない時代だったから。

 

今井

 うん。

 早めに行ってね。

 

川澄

 みなさんより三十分とか、それよりちょっと前とかに行って、リハーサルさせて

 いただいて。むしろ由香さんにつきあってもらう感じで。

 

今井

 いやいや、私も、リハが必要だった。

 アニメもラジオのときと同じセリフを言ってるんですけどね。

 私、主役のオーディション受けて、勝ち取ったのは、これが初めてだったんですよ。

 それまでは別の作品を見てもらってて、この役にって呼ばれたり、主役受けて、

 脇をもらったりとかって感じだったから。

 だからすごくいつも以上にやる気があって。

 今はないってわけじゃないんだけど(笑)。

 雰囲気に慣れるまで、ジントって少年を作り上げるまで、自分に近付けるため、

 すごく必死になってた。

 アニメになったときは特に。

 

川澄

 ちょっと他にないテイストの作品ですよね。

 キャストも外画とかやられてる方が多かったし。

 

今井

 うん。先輩が多くて助かった。

 

川澄

 緊張感というのは、他の作品の比ではなかった気がしますね。

 

今井

 そうだよね。

 でも、私たちも含めて、監督も、みんなが初めてのことだらけで。

 セリフひとつひとつもふくめて、やっぱり音響監督の小林さんもそうだと思うし、

 毎回来られる各話演出の方も、監督も、みんな苦労してましたよね。

 うまいこと、支えあってたかなぁっていうのはあったかな。

 普通、なかなかスタッフの気持ちは、役者にはわからないで終わってしまうとか、

 その逆もあったりするのだけど、こうやって、各シリーズは短いんだけど

 長いスタンスでやっていけるってのは、ほんとうに嬉しい。

 

 この前、いままでの作品が、DVDボックスになって、オーディオコメンタリーを

 やって、結構、私を中心に、監督なんかも結構、恋愛話、言ってたけど。

 

川澄

 いやぁ、由香さんが一番言ってたよ。

 

今井

 あぁぁん。私、なんであんなこと言っちゃったんだろう。

 

川澄

 由香さんが「わたしはこのとき、つきあってた人がいてね」とか突然言い出して。

 

今井

 ああ、そうそう。

 

川澄

 びっくりしちゃった。

 いや、たしかにいましたよね。

 

今井

 いたいたいた(笑)。

 

川澄

 そんな話をしてたんですよね。その当時の方もそうですし、その…。

 ここから先はあんまり言わない方がいいかも(笑)。

 

今井

 (笑)。

 

川澄

 ジントとラフィールみたいになれたらいいのにね、なんてよく話しましたね。

 

今井

 昔はね、よく、みんなでお茶したり、呑みにいったりしてたもんね。

 私は、信用できるなぁと思った人には、結構プライベートなこと

 ズバズバ言っちゃったりするんですけど。

 でも、なんで、あのとき語っちゃったんだろうなって。

 

川澄

 結構、語りましたね。

 

今井

 ちょっと後悔しつつ。

 

川澄

 いやいやいやいや。

 みんな嬉しかったと思いますよ。

 

今井

 (笑)。

 そういう話をしてこそ、仲が深まるってもので。お互いに。

 ちょっと、私のことはいいんだけど、ジントとラフィールの今後っていうか、

 Ⅲの下巻のオーディオコメンタリーでも森岡先生も長岡監督も言ってたけど、

 二人とももう大人になってると。

 

川澄

 ほんとに。

 

今井

 大人の恋愛っていうのも、ちょっとづつ意識してくるって。

 

川澄

 私、ジントっていう子が、ものすごい過酷な運命で、子供のころマーティンから

 デルクトゥーに行って、ずっとひとりで、星界軍に入るってことになって、

 気が重くって、そこで迎えに来たのがラフィールでよかったなと、

 自分がラフィール役だけど思いましたね。

 

今井

 うん。

 

川澄

 あれで、普通の、なんてことないアーヴが、なんてことないアーヴってのも

 ひどいな(笑)。

 

今井

 (笑)。

 

川澄

 まぁ、普通のアーヴが迎えにいってたら、別になんの事件もおこらず

 「お迎えにまいりました伯爵公子」みたいな。でも、ラフィールが来たことに

 よって、ここまで運命が…

 いあ、運命が変わったかどうかはわかんないんだけど(笑)

 

今井

 いやぁ、うん。

 変わったでしょう。

 

川澄

 ここまでジントくんが前向きになれたとのはラフィールと出会えたからですよね。

 お互いにとって唯一無二の存在、ラフィールにとってもジントはそうだし。

 まぁ、きっかけは、ささいな、自分のことを知らなかったと。名前を尋ねられたのが

 はじめてで「ラフィールと呼ぶがよい」だったかもしれないけど。

 

今井

 それまでは、結構、普通にしゃべってたのがね、知ったとたん、苦笑い作り笑いが

 でるようになっちゃって。

 

川澄

 そこで、怒っちゃうラフィールがすごくかわいくて。

 なんか王女ならではの悩みなんだけど、彼女にとっては切実で。

 全然違う理由なんだけど、お互い疎外感を感じてたってことで親近感を

 持っちゃって。

 

今井

 うん。

 

川澄

 これはアニメの方なんだけど、愛の娘について語りあうシーンで、なんだろう、

 ベッドに横になっているけど…

 

今井

 全然意識してないよね。

 

川澄

 うん。

 なんか、それが清々しいというか。

 たとえばですね、こう上になるんですよラフィールが。

 

今井

 うんうんうん。

 

川澄

 それが、とても清々しく、別に頰を赤らめたりもせず、ジントはどうだったか

 知りませんけど。

 そのシーンが幼くって好きでしたね。

 

今井

 そうなんだよねぇ。

 普通だったら、お互い、そのとき好きじゃなくても、ちょっと意識しちゃうもん

 じゃないですか。年頃の男の子と女の子だし。ふたりっきりだし。ふっと会話が

 なくなっちゃったときとか、あれ? とか意識するんだろうけど、

 それどころじゃないと。

 

川澄

 なんだか、かわいらしい。

 まだ十五歳とかだから。

 ほんとの十五歳はどうだか知りませんけど、いまどきは。

 

今井

 いまどきはねぇ(笑)。

 

川澄

 ねぇ。

 

川澄

 で、なんか、いろんなことをくぐりぬけて、…私、何度も言ってますけど、

 紋章の最後のジントのナレーションにつきると思いますね。

 あれね、最高でした。由香さんの。

 

今井

 あれを言うまでに、川澄ちゃんも含めて、みんながいい雰囲気に

 持ち上げてくださって、言いやすかったし。

 いろんなセリフが、二人だけでもあったし、他の方とのもあったんだけど、

 なんか現実でも使えたらいいのになって思うんですよね。

 でも、現実に好きな人に言えるかっていったら、恥ずかしくて(笑)。

 

川澄

 「そなたの遺伝子が欲しい」について、二人でかなり熱く語りあったことが

 ありましたね。

 

今井

 あったね(笑)。

 

川澄

 どうよ?って。そこまで思えるのって、どうよ? みたいなね。

 

今井

 羨ましい(笑)。

 

川澄

 あ、違う。「ぼくの遺伝子にかけて」だ。

 

今井

 それそれ。

 それもねぇ、はぁ? って思われちゃうでしょ。現実だったら。

 「いい病院知ってるから」って、つれていかれちゃう。

 

川澄

 とにかくね、紋章のラストのナレーションですよ。

 「それがぼくの意志だ。自分の意志で選択した未来だって」言うんだよジント。

 なんて決意だ、この男! って思いましたもん。あれはもう、ジントのことを

 好きになるよ。ラフィールは聞いてないんだけれども(笑)。

 

今井

 ああいう人、なんか見かけはすごく地味だけど、中身をちゃんと見抜けるそれなりの

 女性だったら、すごく合う。

 

川澄

 ラフィールも純粋なんでしょうね。

 

 

今井

 そうね。

 二人は、幸せになってくれればいいと思うなぁ。

 

川澄

 そうだね。

2019.11.15
『星界の戦旗Ⅱ』ドラマCDボックス(2006年)収録
ラフィール×ジント×エクリュア鼎談を再掲載!

ジント:今井由香

ラフィール:川澄綾子

エクリュア:清水香里

 

戦旗Ⅱボックスの新録の断章が『童友』書き下ろしの断章が『童戯』とエクリュアづくしになりましたので今回はこのメンバーでお願いしました。

 

学校の制服で現場に来てました

 

今井

じゃ、まず、出会った当初のことから。

香里ちゃんとは『戦旗』で初めましてだったけど、私からすると、美穂ちゃんもそうだし、みつきちゃんもそうなんだけど、女性陣が年下ばかりで一番下が、川澄ちゃん。

若いなぁと思っていたら、もっと若い香里ちゃんがやってきた。

「…なに?制服かぁ?」みたいな(笑)

 

清水

あははは。そうですよね。

 

今井

戦旗も、紋章と一緒でラジオドラマからのスタートだったけど、エクリュアの設定とか性格とかだいぶ難しそう、どういう風にこのコは演じるんだろって。

なんだか、お姉さんとしては、自分のことを棚にあげてでも、見守ってた感じがだった。

 

清水

うふふふふ。

 

今井

まぁ、いまとなってはピッタリって感じなんじゃないかなと。

 

清水

よかった。

 

川澄

大塚明夫さんが『撃つ』がお気に入りだったねぇ(笑)

 

清水

明夫さんはもう、会うたんびに『撃つ』って言われてて。

一番最初にやったときは、すごい難しい話だなと思ったし、まだ高校生だったので、あんまり深く考えないで、ハキハキ会話するよりは、ボソボソ言ってくタイプなのかなぁ、ぐらいで、演じてて。自分が歳をとってやっていくごとに、ドンドン苦労していくっていうか。

 

川澄

うふふふふ。

 

清水

高校生のときは、もうなんとなく、出たまんまの声でやってて、ハタチも過ぎて、二十二になっちゃったので…

 

今井

うーん。

 

川澄

うふふふふ。

 

清水

あのころは、学校があるから帰りなさいとか言ってもらって、先に出してもらってたりしてたんですよね。

 

 

今井

ああ、そうでした。

 

川澄

わたしはね、香里ちゃんが来たのにビックリした。

知ってたじゃない、香里ちゃんのこと。

 

清水

はい。

 

川澄

香里ちゃんの前の作品で知ってて、しかも、お姉ちゃん役だったもんね。

 

清水

はい。

 

川澄

あのときは、ほんとに、初アニメだったよね?

 

清水

初アニメでした。

 

川澄

まさに、清水香里のそのまんまでって感じの役で、で、その香里ちゃんがエクリュアだっていうので、あれとは違うし、こっちはもう、世界観も、物凄い…なんだろう、あちらは現実っぽいような話だったけど、こっちがわはガチガチのSFで、セリフも難しいし。由香さんじゃないけど、お姉ちゃんな感じで見守るみたいな(笑)

 

清水

うん。

 

川澄

あのとき十四歳だったもんね。

 

清水

そうですね。

 

川澄

だけど、エクリュアのキャラとか、設定とか見て、ああピッタリだなと思って。

 

清水

『星界の戦旗』に入ったときが、SFっていうものをやるのが初めてだったんです。

 

今井

そうかぁ~。

 

清水

子役をやってるときも、ドラマとかでも、そういうSFモノをやったことがなかったし、アニメでも、ほんとに『星界の戦旗』は3~4本目?くらいだったんで。

うわー! どうしよう、台本が読めない!ってまず思って(笑)。

 

今井

ああ、そうだよねぇ。

 

清水

漢字がわからないし。でも、みんなすごい、ハキハキ!ってしてて、すごいかっこいいし、どうしよう! って、結構最初のうちは正直、泣きそうでした。(笑)

 

今井

おおおお。

 

清水

いま思い返すと(笑)

 

今井

でも、わたしが高校生のときなら、無理かもしれない。

 

川澄

堂々としてたよ。

 

清水

でも、ずぅっとビクビク、ビクビクしてた(笑)。

間違えられない、どうしよう、あう、あああみたいな。

 

今井、川澄

(笑)。

 

清水

いっぱいいっぱいでしたね。

 

今井

いやーでも、お互いに若いパワーを、いや、まああのときはまだ私も若かったけど。

 

一同

(笑)

 

今井

パワーをもらったり、上には上が、明夫さんとか居たので、すごくいろんな意味で成長できた現場だったなと。

 

川澄、清水。

うーん(深く同意)

 

川澄

『戦旗』で初めてレギュラー陣って感じになったから。

『紋章』のときは、レギュラーが、由香さんと私だけみたいな状態だったから。『戦旗』になってこのみんなで《バースロイル》を操って戦っていくんだ、って感じで。明夫さんが加わって、みつきさんが加わって、そこに、ポツーンと、私ここに居ていいの?みたいに思ってた。

 

今井、清水

(笑)

 

川澄

エクリュアっていうか、香里ちゃんがいて…。

 

清水

(笑)。はい。

 

川澄

すごいバランスはとれてたなぁと思うし。

みんなピッタリだったなあって。

 

今井

そうだねぇ。

 

川澄

『戦旗』は、新たなスタートって感じがしたので、この仲間とやっていくんだって感じがして、みんなに助けてもらってる感じはしましたね。新米艦長としては。

 

今井

むふむふむふ。(笑)

 

清水

(笑)。

 

 

ジントとラフィールとエクリュアは三角関係?

 

川澄

『戦旗Ⅱ』でもそうだけど、『戦旗』のラストの方でもあったよね、ジントの心配してるエクリュアってシーン。

 

今井

周りだけが、騒いでて。とうの二人は、そんなに気にしてない。

 

清水

(笑)

 

川澄

気にしてないです。

 

清水

うん。

 

今井

ジント的には、もうどうしていいのやら。

すごい、「なんなんだよ!」みたいな。

 

川澄

でもさ、エクリュアはさ「~と言ったらうれしい」みたいな、思わせぶりなこと言うし。

 

清水

そう。

 

川澄

ああ、でもジントじゃなくても、言うんだああいうことって、『童友』を読んで思いましたね。

 

今井、清水

(笑)

 

清水

ここまで長くエクリュアをやってきて、ジントのことがやっぱり気になるけど、でも好きとかとは違う、なんだか気になるくらいの感情なのかなって思ってたら、『童友』を読んだら、あ、違うんだ! こーゆーコなんだっていうのがわかりましたね(笑)

 

川澄

ジントに対する感情は、もちろん恋愛ではないと私は思うのね。全然。ただ、最初は、この人、髪の毛、青くないし、変な顔なのに、偉そうっていうか、そういう感じなのかなって。

 

今井

…変な顔(笑いながら)。

 

川澄

ああ、なんて言ったららいいんだろう、目も違うし、地上人だし。

 

今井

正直な気持ちだね、いまのがジントに対する。変な顔(笑)。

 

一同

(笑)

 

川澄

まぁ、アーヴと違う珍しい生き物だから、子供が、「なんだなんだこれ、えい!」

 

清水

「つっついちゃえ!」みたいな(笑)。

 

今井

ディアーホと同じような接し方なんだよね。

 

清水

そうそうそう(笑)。

 

川澄

それそれ。

それだったんだけどね、まぁ、あんな大変なことになれば、情も湧くっていうか。

 

今井

でも、今でも、エクリュアと絡むのは、絡みヅライ!

 

一同

爆笑

 

今井

なんだか、ひとつ間に置いてる感じする。

 

清水

ああ、うん。

 

川澄

ジントって、人の感情とかに敏感というか、ちょっと臆病というか、気遣いがあるというか、人の一挙手一投足が気になって、ああ、ちょっと言い過ぎちゃったかなというのがある人だから、余計ね。

 

今井

ああ、そうかもしれない。

 

川澄

あたし、全然気になんないのね。エクリュアなんて全然絡みづらくない。

 

清水

あははははは。

 

川澄

『撃つがよい』

 

清水

『撃つ』

 

一同

(笑)

 

川澄

(笑)。ある意味似たもの同士なんだよね。

 

清水

ああ、そうかも。

 

川澄

わが道を行くって感じの二人?

 

今井

うーん(納得)。

 

 

エクリュアってどんなコ?

 

清水

それは、昔はそんなに考えなくて、エクリュアはこういうコなんだって考えて決めてて、芝居してて。でもやっぱり、歳とって…

 

今井

歳とって?

 

清水

あはははは。

いろいろ役のこととか考えるようになってきたときに、

ジントの扱いを考えると、なんだか申し訳なくなってくる。

 

一同

(笑)

 

清水

「だぁいじょうぶなのかな? これ会話として」みたいな心配が。

 

今井

ああ、なんだろうねぇ。

 

川澄

わざとやってるのかね?

 

今井

難しい役だよね。

 

清水

ジントの上官になったからますます。

 

今井

(笑)

ジントも対応に困ってる感じなんだけど、本番でドモリすぎちゃった。

 

一同

爆笑

 

今井

やばい、ここまでじゃないって思って、やり直して。

もう、関係としては。上官と部下。

 

清水

一応、ジントたちより年上ですし。

意外にね。

 

川澄

ラフィールよりも上だもんね。

 

今井

酷い目にも合わされてるし。

 

清水

うふふふ。

 

今井

一緒に、カリークに乗ったとき。

 

川澄

あれは、絶対にほんとに、わが道を行くコだよねぇ。

 

清水

色々と、みなさまにはご迷惑をおかけして(笑)

 

今井

いいよねぇ、あぁんなに、素直に、なんでも言いたいこと言って。

 

川澄

どんな育ち方をしたんだろうね(笑)。

 

清水

ほんとに。

 

今井

お父さんと猫と一緒に船で。

 

川澄

そうすると、ああいう風になるのかな(笑)。

 

清水

今回は「わたし、上官」だし。

 

今井

あ、そう(笑)。

 

清水

すごいなぁ(笑)。

 

川澄

子供みたい(笑)。

 

清水

「わたし、上官」

 

一同

(笑)。

 

川澄

「なんか偉そう」とか、ね。

 

清水

(笑)。

いまだに、でも、ナゾだな。

 

今井

そうだね。

 

川澄

断章で、やっと、見えてきたけど。

 

清水

うーん(そうそう)。

 

川澄

でも一番、ナゾのキャラだよ。

 

清水

ナゾですね。

 

川澄

ラフィールの方がまだね

 

清水

うん。まだね。

エクリュアは、ほんとに、自分の気持ちをだすセリフがなくて。他の人に比べてセリフが少ないし。一行の半分もない。単語、単語、単語、みたいな感じで終わるから。

「ああ、これどういう気持ち!? ああ! ああああああ!? 困ったぁ」みたいな。

 

川澄

とっても嬉しいとか、とっても悔しいとか、わかんないね。

あのときだけだよね、Ⅲのアニメの方で

 

清水

あああ。あの、歌を(笑)。

 

今井

びっくりしたあぁ。完成したアニメを見たら。

 

清水

別録りだったから(笑)。

 

今井

なんか、すっげぇ怖かった。

 

清水

(爆笑)

 

川澄

あのときくらいだよね、感情出してるのって。

 

今井

より一層近づけない。

更に絡みずらくなるかも(笑)。

 

清水

活き活きとしてた(笑)

 

今井

ねぇ~。

 

清水

ほんとに、あの時くらいかなぁ~。

 

川澄

ちょっとおっきめの声みたいなね。

 

清水

はははははは。おっきめ。

まず、張った声を出したのが初めてだったかもしれない。

 

川澄

爆散寸前とかでもね、おっきい声だしたことないもんね。

 

清水。

全然出さない。

マイペースに。

『撃つ』

 

川澄

『もうダメ!』とか言わないもんね。

 

清水

淡々と『もうだめ』

 

川澄

ダメじゃないんじゃない。

 

清水

(笑)

だんだん、ほんとに、今日もフリーコヴの艦橋でみんながわぁーって声だしてると、一緒に「離れる!」とか叫びたくなるんだけど。………がまん。

 

今井

そうだよねぇ。

私には無理だな。エクリュアみたいな役。

 

清水

(笑)。

 

今井

すっごい苦手かも。やれそうもない。

 

清水

昔の方が、純粋にエクリュアを演じられて気がする(笑)。

 

今井

ああ、それはねぇ、私もそういうところあるかもしれない。

なんとなく、続けば続くほど、いままでと同じでいなきゃいけない部分と、やっぱりレベルアップしなきゃいけない部分と、それがうまくいくときはいいんだけど、すっとすれ違っちゃったりとかすると、その分、緊張に走ってしまう。いまだにね。まぁ、緊張しなくなったらおしまいだけど。

 

清水

この現場は、普通の現場とは違うプレッシャーが、昔からある。

まずセリフ自体が難しいし、普段使わないし、みんな、緊迫してるシーンが多かったりとか、CDドラマだと特に、一人の人が長~くしゃべってるから、そこでひとことの私がつまづいてはいけない!とか。

 

今井

あああ、うふふふふ。

 

清水

少ない分、余計に…

 

今井

プレッシャーになるね。

 

清水

うん。

前衛翔士だったころは、わりと、楽だったんですけどね。ソバーシュさんがいたし。『戦旗Ⅲ』になってソバーシュさんのポジションだったカウントダウンが入ってきたりとか。

 

川澄

そうだよねぇ。

 

清水

今まで、自分が昔、見てきたことを、やんなきゃいけないんで。

もう副長ですし。

 

今井

ジント以外はみんな成長している…。

 

清水

うふふふふ。

 

川澄

でもジントもちゃんと、階級あがってるし。

 

今井

うん、まあねぇ~。

でも、やっぱり着いて行く方じゃないですかね、どっちかっていうとね。

『戦旗Ⅳ』になって、星界っぽくなったっていうか、『戦旗Ⅲ』はやっぱりちょと、番外編みたいな感じだったし。

 

 

離れ離れになったジントとラフィール

 

川澄

『戦旗Ⅱ』のことも話しておかないと(笑)。

このお話は、きつかったですね。特にCDドラマのとき。

 

今井

きつかったですねぇ。役的に。気持ちが。

 

川澄

CDドラマの方は、アニメではカットされたアンガスンとか、ドクフーたちひとりひとりの事情とか、そのまんまやってたし。

原作を読んだとき思ったけど、地上での話なのに、おっきいというか、よく考えたなぁと。

みんなが求めてるものが違ってとか。

捕まっちゃうジントがジントっぽいなぁとか(笑)。

 

今井

ほぉんとにマヌケだよねぇ。

 

川澄

マヌケじゃないですよ(笑)。

 

清水

あははははは。

 

今井

第三者的立場から見るとね、こーゆーの向いてないだろう君ってね。思うときがあるんですよ。

でも、なんか、すごく、命にかかわるようなことでしょ。

 

川澄

このお話が一番、命の危機っぽかったかな。

 

今井

彼には他に合う部署があるんじゃないか!って思っちゃうくらいの、感じがあって。

でも、やっぱり、自分の立場とか、大切にしようっていう、そういうところは男らしいかなと思うんですけどね。

 

川澄

感情的には一番つらかった話かな。

 

今井

そうだねぇ。

 

川澄

お芝居も難しかったかなぁ。

 

 

ずっと作品が続いていくといいな

 

今井

この先もじっくりと、作れる限り、作り続けていただければ。

もう、がんばります!から。

どんどん歳とってくけど(笑)。

 

川澄

アニメは膨大な仕事量ですものね。

 

今井

そうだよねぇ。

あんまり無理しないようにしてもらいたけど。

 

川澄

CDが続いてることもすごいことだと思うけど。

 

今井

この先どうなるんでしょう。

 

川澄

CDは毎回、いっぱいいっぱいで。

 

今井

紋章のボックスから、こうやって話をさせてもらってるけど、そのために聞きなおしてると、もうほっとに大変。なにこいつぅ、今井由香かよ!みたいなそんな感じで。はっちゃけちゃって。

 

川澄

はっちゃけてた?

 

今井

うん。

少年っぽいの、もっと普通の。

 

川澄

紋章はほんとに少年と少女の冒険ばなしって感じだったから。そんなこと言ったらラフィールなんか、めちゃくちゃ少女ですよ。

 

今井

でも、私なんかよりも、全然落ち着いてるから。すっごいなんか、あおーん!って思って。

かえって私も落ち着かなきゃって思った。

あまり、こういう感じの性格の人ってあんまりいなかったから新鮮でしたけど。

 

川澄

こんな思慮深いヒーローはなかなかいませんね。

 

一同

 

川澄

でもいっつも助けにくるのはお姫さまの方だからね(笑)。

 

今井

そうそうそうそう。

運がいいんだか悪いんだか。

 

川澄

でも紋章のときは助けてもらたったでしょ。

 

今井

うん。

 

川澄

香里ちゃんの成長を見守りたいね。

 

清水

ああ、中学、高校と、そして、成人して

 

川澄

次はお母さんにでも

 

清水

お母さんに(笑)。

えーと、三十歳くらいまでは結婚するつもりがない。

 

川澄

ほんとぉ?

 

清水

はい。

じゃあ、三十歳ぐらいまで続いて

 

川澄

あのね、三十歳になると出てくるよきっと結婚願望が。

 

清水

あ、ほんとですか?(笑)

 

今井

そうだねぇ(笑)

 

清水

じゃあ、嫁に行くまで星界を続けたいですね。

 

川澄

見守りましょう。

長くやってると、作品にも役にも深くかかわれるし。

 

清水

うーん(大きくうなずき)

 

川澄

なんか役者もね、たまには会うのがいいよね。

 

清水

うん。

 

川澄

みんなが会って「かわってないねとか、老けたね」とか言う、話をしながらはじまるのがいいななんて。

 

清水

うん。

 

川澄

「なんか大人っぽくなったんじゃなぁい」とか、「女っぽくなったんじゃなぁい」なんて。

 

今井

そうだよねぇ。

 

川澄

たいていそんなとこからはじまって。「香里ちゃん、いくつになったの?」とか

 

清水

うふふふふ。

 

川澄

そんなことを、言いながら。

 

今井

「白髪が増えてきた」とかね。

 

一同

爆笑

 

川澄

そーゆーのはやめましょう。

なんか、そーゆーのもいいなと思うので、この先も続けられたらいいなぁと。

 

今井

そうなると、ほんとに、ジントたちはそんなに歳とってないから、とりあえずね、こっちばっかり歳とっちゃうから、そのへんの体力づくりというか

 

川澄、清水

あはははははははは。

 

川澄

由香さん、言うことが(笑)

 

今井

老けすぎたかなとか心配しながらも、ずっとずっと続けていきたいと思います。

 

2019.10.11
星界 COMPLETE BLU-RAY BOX 発売記念特番公開!

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【公式】星界の戦旗 第1話/全話配信!