あらすじ
OUTLINE
「星界の戦旗」の続編。 熾烈をきわめた“アプティック”での戦いで、艦を失ったラフィールは、軍から再び突撃艦を与えられ新たな任務につく。それは、敵国“人類統合体”の犯罪者を集めた流刑の星、占領惑星“ロブナスII”の臨時統治であった。
しかし、“領主副代行”という役割で地上に降りたジントは犯罪者たちの反乱に巻き込まれ、捕らわれの身となってしまう。
銃を突きつけられるジントの姿を目の当たりに見せられたラフィールは激しく動揺する。しかし、敵軍の迫る中、断腸の思いでジントと別れ、ロブナスIIからの避難船を連れて所属艦隊へ戻る。
「ジントは生きているのか?」惑星退避から三週間後、再びロブナスIIへと戻ったラフィールの前には荒れ果てた大地と大量の死体が転がっていた。
そんな中でジントは生きていた。やせ細り、虫の息ながらに生きていたジントの横で涙の止まらないラフィール。二度と離れたくない。強くお互いの存在を確認し合うのだった。