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アミノテツロー監督インタビューへオールナイト上映イベントレポート
横井孝二氏 インタビュー
今回、DVD−BOXとして『SDガンダム』が発売されますが、当時の思い出をいろいろとお聞かせください。
最初の作品は、『逆襲のシャア』の併映作品として公開されましたが、そのイベントなどにも参加させていただきました。当時、このイベント用にディフォルメのνガンダムとサザビーの着ぐるみがあったのですが、その着ぐるみにも入れさせてもらいました。しかし、中では下半身を支えるサスペンダーを付け間違えていて、首が圧迫されて苦しかったんですけどね(笑)。

「SD戦国伝」「嵐を呼ぶ学園祭」劇場パンフレット
映画館にも足を運ばれたりしましたか?
『SDガンダムの逆襲』の時は、『パトレイバー』の併映ということでおまけという感じでしたが、舞台挨拶に出演させていただきました。『SDガンダムまつり』の時は、会社のメンバーと渋谷の映画館にみんなで観に行って盛り上がりましたね。
アニメ化されたことで声が入りましたが、どのようにお聞きになりましたか?
基本は本家『ガンダム』の声優さんばかりですし、本当に豪華ですよね。当時は特に実感がなかったのですが、こうして改めてみると「人気作品だったんだなぁ」という感じがしますね。それに隠密頑駄無を池田秀一さんが声を当てられていたりと、オリジナル部分も新鮮で魅力的でした。外伝シリーズ等は、本家と異なる新規キャラクターなので、声優さんの中には当時は若手だった方も多かったと思いますが、みなさんすばらしかったです。

池田秀一さんが声を当てた隠密頑駄無
アニメへの関わりというのは、どうような形でしたか?

「SDガンダム緊急出撃」「SDガンダムまつり」
劇場パンフレット
最初は『SDガンダムの逆襲』で『SD戦国伝』をやるということで声が掛かりました。その後は、その流れでアイデア会議に参加するようになりましたが、外伝の場合はアニメ用設定画のチェックのみでしたね。『SDガンダムまつり』の頃には、『SD戦国伝』『SDガンダム外伝』『SDコマンド戦記』とそれぞれの作品の担当者がチェックしたものを最後に見るというスタンスで関わっていました。すでにそれぞれの世界観も確立されていましたし、監督も『SDガンダム』を充分に理解してくださっている方ですから、特に意見を言う必要もないですよね。とにかく『まつり』は、絵の方のクオリティも凄かったですし、何も言うことはなかったですね。
打ち合わせでの思い出などはありますか?
『夢のマロン社』の頃の打ち合わせはよく覚えています。もちろん、それまでの『ガンダム』のパロディー作品としてのノーマルシリーズというのはあったのですが、改めてビデオオリジナルとして仕切り直そうという気運がありました。人物キャラが出てこないモビルスーツのみのギャグものをやろうという打ち合わせをしました。作画監督も大島さんになり、ちょっとやわらかめの雰囲気のキャラクターになりましたが、さらにガンダム自体の人相を変えてみたいという話も出て、νガンダムはすごく目つきが悪いキャラになりましたね。

「夢のマロン社・宇宙の旅」
初めて見た『ガンダム』が『SDガンダム』だったという人も多いと思いますが……
一時はTVシリーズの『ガンダム』がなく、おもちゃ屋さんなどで並んでいる商品は『SDガンダム』の方が多いというような時期もありましたからね。それにトゲトゲが多かったり、金ピカだったりとヒーロー丸出しなガンダムが多かったですから、子供には入り込みやすかったんじゃないでしょうか。そんな子供も大人になるに連れ、リアルな『ガンダム』に興味を持っていく訳ですから、『ガンダム』の間口を広げる要因の一つにはなったのではないでしょうか。
本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。
2007年8月 バンダイビジュアルにて
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