#Sere 02「よけいなこと」
ゲドゥルトの海へと、更に降下して行くリーベ・デルタ。圧潰までの残り時間が14時間あまりであることを算出し、驚愕するツヴァイたち。一方、救助に失敗し、人命が失われたことにイクミは過剰なまでに反応する。涙を流すイクミに、昴治は、今を考えろと現状を促す。そんな中、2名の工作員は学長を殺害し、着々と己らの計画を遂行していた。
ツヴァイの主席でもあるユイリィ・バハナは、残された人々が生き残るには、教習艦リベールで脱出するしかないと提案する。生命維持装置が最優先となった艦内。訓練生たちはパニック状態に陥りながら、リベールへと向かう。その中をただ1人逆流する少女、ファイナ・S・篠崎は、群集に押され気を失ってしまう。
次々と封鎖されていく通路。昴治はそこで初めて、謎の存在ネーヤと遭遇する。
一瞬で消えてしまったネーヤに唖然としながらも、開かれた扉と倒れているファイナの姿に、目を奪われる昴治。 ツヴァイたちから状況を聞かされた教官たちは、限界深度到達までの時間を稼ぐため、ステーション外へ出て、居住地区のパージを敢行しようとする。止めるツヴァイたちに、キャンベル教官は毅然たる態度でその場を立ち去る。そして教官たちの命をかけたの作業により、パージは成功し、リベール発進までの時間に猶予が保たれた。
そして、ファイナを運ぶ昴治とイクミは、無重力コンテナを使い、間一髪でリベールへと滑り込む。そんな彼らの姿に、まだ行く手を知らない訓練生たちは、歓声を挙げるのであった。
脚本:黒田洋介 キャラクター作画監督:門 智昭 メカニック作画監督:古田 徹 演出・画コンテ:西山明樹彦
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